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カテゴリ:東日本大震災( 72 )
脱原発の国民運動に求めること - 政策綱領と国際戦略
b0090336_1435517.jpg6万人が集まった9.19の脱原発集会の挨拶で、呼びかけ人の鎌田慧が今後の運動の予定を語っている。1000万人の署名を集め、来年の3.24に集約集会を開くのだと言う。その間に、講演会や音楽会も開くともある。半年間で1000万人の署名を集めることが運動の目標らしい。来年の3月を運動の区切りにするのであれば、残りの期間は半年である。9.19の明治公園の集会は、言わば運動のラウンチのイベントだが、スタート(6.15)からラウンチ(9.19)まで3か月かけ、ファイナル(3.24)までの実質的な運動期間が6か月というのは、運動のロードマップとして些かバランスが悪い設計のように思えてならない。通常は、準備からラウンチまで1か月で、そこで景気をつけ、ゴールまでに1回か2回大きな集会を打つ計画を組むものだろう。6万人を集めたことは画期的だが、これから半年間、この運動がマスコミの表面に登場しなければ、結局、9.19の一発だけで終わったという意味に止まらないか。だとすると、あまりに思考が自己完結的(自己満足的)なのである。前回の記事にも不満を述べたが、これは脱原発の唯一の国民運動なのだから、不断に現実政治に働きかけ、福島の事故処理とエネルギー政策の決定過程に関与し、具体的な政策に影響を及ぼす政治主体にならないといけない。政権や政府との間で常に火花を散らし、くんずほぐれつの格闘を演じないといけない。


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by thessalonike5 | 2011-09-22 23:30 | 東日本大震災
9.19の脱原発6万人集会 - マスコミ報道が小さい理由
b0090336_16381670.jpg昨日(9/19)の6万人が集まった脱原発デモについて、マスコミ報道の扱いが小さすぎるという不満の声がネットで上がっている。たしかに、マスコミが今回のデモを過小評価している点は間違いない。無論、それは意図的なものだ。NHKも民放もテレビのニュース番組で話題として取り上げたが、東京だけでなく全国各地でデモが挙行された事実を伝えず、各地の人数や映像を紹介しなかった。今日(9/20)の朝日紙面を見ても、東京のデモの写真は載せながら、全国で同じ行動があった事実は記事にしていない。3.11の事故の後、これは最大の脱原発の示威行動であり、他の政治的な集会やデモと較べても、6万人(警察発表2万7千人)という動員は最近では空前の規模と言える。画期的で大成功だし、取り組みを準備した関係者の労をねぎらいたいし、この快挙を心強く感じるが、問題は、マスコミ報道の扱いが小さい点をどう捉えるかである。思い出すべきは、3か月前の6.11の新宿デモだ。このときは、今回よりも参加者はずっと少なかったが、マスコミは重大な関心をもって取材し報道した。TBSの「報道特集」は、アルタ前にカメラとレポーターを置いて現場を生中継し、若者中心のデモの意義を積極的な論調で評価していた。マスコミの扱いが大きく、内在的で、今回のように冷淡ではなかった。問題はそこだ。


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by thessalonike5 | 2011-09-20 23:30 | 東日本大震災
「震災から半年」のマスコミ報道の欺瞞と大越健介の厚顔
b0090336_1713487.jpgこのところ、「震災から半年」という節目の企画特集が新聞やテレビの報道を埋めている。そこで指摘されているのは、被災地の失業者の増大と人口流出の現実だ。9/6の朝日の1面には、岩手・宮城・福島3県のハローワークに登録した被災求職者のうち、7月末までに就職できた者が2割にとどまると報じた記事が載っていた。そうした人々への失業手当が来月中旬から切れ始めることへの懸念が触れられている。これは厚労省が書かせた記事で、3次補正に関わる一種の布石情報だろう。NHKは9/7のニュースで、震災以降の岩手・宮城2県の人口流出が1万8791人に及んでいると伝えた。岩手県の大槌町では、全人口の1割近い1345人が減っている。朝日の記者は、「政府は、第3次補正予算で復興事業を拡大するなどして被災地の雇用増を目指す」などと書いているが、第3次補正が国会に出るのは10月中旬だ。盛り込まれた事業内容が発効するのは来年だろう。私は、ずっとブログの記事で、政府は被災3県から労働力を首都圏に追い出す思惑で、原発事故で脱出した中国人労働者の穴埋めをさせる狙いだろうと言ってきた。政府官僚は、三陸の被災地を復興する気など最初からないのだ。人が住まない廃墟にしてしまえば、道路や鉄道の復旧も不要だし、病院も学校も要らないし、地方交付金(税金)を削ることができる。被災地から人を減らし、町を潰したいのである。
 

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by thessalonike5 | 2011-09-08 23:30 | 東日本大震災
泊再開の政治 - 巧妙な奇襲作戦、道新と札幌市長の不作為
b0090336_13464051.jpg泊原発の営業運転が再開された。経産官僚と道知事による一瞬の早業で、お盆休みを狙った不意打ちを受け、反撃する間もなく押し切られてしまった。原発維持推進派による巧妙で周到な電撃作戦の成功と言える。5月の浜岡の陣、7月の玄海の陣と、連戦連勝してきた脱原発の陣営は、この狡猾な奇襲で初めて敗北を喫し、再稼働側の巻き返しを許してしまった。今回の政治の意味は小さくない。調整運転が続いている原発は、もう1基、大飯にあり、次は福井が攻防の戦場になる。脱原発の多くの者が、高橋はるみによるこの時期のこの謀略を予測していなかったはずで、油断していたところを寝首をかかれた。私自身、再稼働をめぐる戦いの舞台が、次は「冬場の電力」を口実にした北方面だとは思いつつも、決戦は秋以降だろうと想定していたのである。菅直人の退陣が確定し、実権を完全に失った真空の時機を官僚側は衝いてきた。新代表(新首相)がこれを認める判断をするのは、世論の評価の手前、そう簡単には踏み切れない。政権移行期という、謀略を仕掛ける側にとって絶妙の機会を見逃すことなく、彼らは奇襲作戦を強行した。しかも、この時期、マスコミは被災地のお盆報道にシフトし、国民の関心を泊に向けさせず、論議させる隙を与えなかった。経産官僚が海江田万里の辞任を止め、菅直人との我慢くらべに持ち込ませたのは、この作戦計画があったからだ。


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by thessalonike5 | 2011-08-18 23:30 | 東日本大震災
脱原発はエネルギー政策の問題ではない - 権利の問題だ
b0090336_15115588.jpgアダムが耕し、イブが紡いだとき、誰が領主だったのか。14世紀の英国の農民反乱であるワット・タイラーの乱の指導者であり、乱後に捕縛され処刑された神学者のジョン・ポールの言葉で、高校の世界史の教科書に登場する。この人類史の遺産のアジテーションを不意に思い出した。脱原発とは何か。それは、春に一人一人がデモ行進し、東電本店前で気勢を上げたとき、手に持ったプラカードに書かれていた言葉なのだ。そのとき、われわれが掲げ、声に出し、要求し請願した「脱原発」こそが、正規な意味として確認しなければならない脱原発なのである。5/7の以前は、浜岡は未だ停止されていなかった。4月は東京も余震が続いていた。そんな中で、脱原発の市民デモは参加者を集め、世論のトレンドとモメンタムを作り、永田町の政治を動かして行った。そのときの「脱原発」に、段階的で漸次的な廃止という意味が入っていただろうか。自然エネがいいとか、火力はCO2だから駄目だとか、そういう判断と合意が定義されていただろうか。半世紀前の60年安保のデモが、再び戦争に巻き込まれることの恐怖と拒絶を動機にして盛り上がったのと同じように、この春の脱原発のデモも、地震と津波による原発事故の再来を恐れ、放射能汚染の被害を防ぐため、市民は原発の停止と廃絶を求めたのである。休日の時間を割き、集会で立ちんぼし、警官隊に囲まれる中、街頭を歩く一人になったのだ。


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by thessalonike5 | 2011-08-02 23:30 | 東日本大震災
西日本の電力不足は真っ赤な嘘だった - 国家戦略室の資料を読む
b0090336_16203393.jpg7/29の官邸会見のタイミングに保安院のやらせの報道を同期させたのは、菅直人の巻き返しかと直感したが、どうやらその見方は楽観論のバイアスの勇み足だったようだ。週末のテレビ報道を確認すると、海江田万里が保安院の分離独立を朗々と言い上げる場面があり、この動きが官僚主導のものだという真実が一目で分かる。今度の「保安院の独立」は、経産官僚の手による焼け太りの工作の一環であり、来年度予算の概算要求の政治でもそれを固めたという意味だろう。おそらく、内閣府から原子力委と原子力安全委を抜き出し、保安院と一体にして、巨大な原子力官庁を創設する魂胆だ。仙谷由人が官僚と画策する「原発の国有化」が具体化して、被害賠償や安全対策を国が全て請け負い、電力会社の経営の負担から切り離す思惑だろう。事件や事故を起こし、国民に損害と苦痛を与える度に、官僚はこうして焼け太りする。実際に、菅直人と民主党の原発政策の姿勢は後退に後退を続けていて、7/13には「脱原発依存」だったものが、7/29には「減原発」にまで押し返された。7/13の時点では、10年後に脱原発だったが、7/29の国家戦略室の発表では、40年後の2050年が「ベストミックス」の目途となり、脱原発の中身は完全に姿を消した。その間に、前原誠司が20年かけて脱原発だと言い、馬淵澄男が50年先の課題を論じても意味がないと言い、政権の中で脱原発の芽を潰す反動のプロセスが進行した。


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by thessalonike5 | 2011-08-01 23:30 | 東日本大震災
保安院のやらせと菅直人の老獪 - 現実化する脱原発
b0090336_16453658.jpg政府が新エネルギー政策の中間整理を発表し、菅直人が記者会見した同じ日に、保安院のやらせ事件が発覚したことは、決して偶然のタイミングではない。これは政治として一つの動きであり、菅直人の巻き返しである。昨日(7/29)、中部電力四国電力の2社が、政府主催のプルサーマルのシンポジウムで保安院からやらせ指示を受けた事実を明らかにしたが、2社ともマスコミを呼んで記者会見を開いている。国民の関心を惹く重大問題で、翌日の新聞の1面記事になる事件だから、当然、大勢の記者とカメラマンが押しかける。中電の法務部長の会見の様子などを見ると、間違いなく情報が事前にマスコミに伝わっている気配が察知され、このやらせ事件の報告と報道が、準備された政治のプロセスであることが推測される。これは政治であり、経産官僚側が一敗地に塗れた場面に他ならない。マスコミは解説しないが、菅直人と官僚との権力闘争には「来年度予算の概算要求」というヤマ場があり、8月末の決着(提出)を睨んだ土壇場の攻防がある。バジェットのフィックスとは、エクスペンスだけでなくオーガニゼーションが付随して中身を成す。昨日の政局の一幕で、保安院の分離解体がほぼ確実な情勢となった。保安院は実権を失い、これから半年間、原発政策に積極関与する立場を失う。耐性テストを始め、彼らの思惑どおりに原発政策を動かせない。


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by thessalonike5 | 2011-07-30 23:30 | 東日本大震災
埋蔵電力の問題点 - 看過されている自家発電の稼働率
b0090336_14592093.jpg先週末、埋蔵電力について菅直人が経産省に文書で情報開示を要請していた問題が報道された。これは、海江田万里が菅叩きの材料としてマスコミに情報提供したもので、埋蔵電力の情報開示を拒む経産官僚の側を正当化する意図で動いた姑息な政治工作の一手である。この事実を公に暴露し、菅直人の手法の「異例さ」を強調して不快感を示すことで、首相指示を無力化し、有名無実にして、官僚側のサボタージュに名分を与える政治の駆け引きだ。現在、放射能汚染の対策と並んで、この埋蔵電力をめぐる攻防がこの国の政治の最大の争点で、原発を全基即時停止させても電力供給は十分なのか、それとも不足するのかが問われており、それが国民の最大の関心事のはずなのだが、週末のテレビ報道はこの問題に対して一顧だにせず、トピックスとして取り上げなかった。この情報戦を概観すると、マスコミのほとんどが官僚と財界の側に与し、「埋蔵電力はない」というプロパガンダで紙面と画面が埋め尽くされ、原発を再稼働しないと電力不足になるという「事実」が世間を蔽っている。しかしながら、国民の多数がそれを信じ、「事実」が固まっているかというと、そうではなくて、明らかに人々はマスコミ報道を疑っている。日経や朝日の記事を信用していない。一般多数の見方を代弁するものもマスコミの一部にあり、例えば古舘伊知郎がそうだ。


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by thessalonike5 | 2011-07-25 23:30 | 東日本大震災
前原誠司の「20年かけて脱原発」の虚妄 - 擬態と詐術
b0090336_1575128.jpg昨夜(7/20)の報ステの特集「原発私はこう考える」に前原誠司が登場、「20年かけて原発をなくす」の持論をテレビで講釈した。20年かけて脱原発するということは、現在の原発をそのまま稼働させるということであり、政策として原発の現状維持の意味である。これは正しくは、脱原発するということではなく、脱原発しないということに他ならない。直近の政策イシューである再稼働について見れば、再稼働させるというスタンスであり、海江田万里や官僚や自民党と同じ立場である。ネットの一部に、この前原誠司の姿勢を「脱原発」だと安易に評価する声があるが、それは誤った判断であり、脱原発の意味を取り違えて騙されているか、そうでなければ、前原誠司への過剰期待に幻惑された自己欺瞞のバイアスに拠る妄想だろう。原発をめぐる最近の政治と言論の状況で、一点指摘し、注意を喚起しなくてはならないのは、脱原発の語義のスリカエが起きている問題である。無論、それは原発を維持しようとする側からの意図的な言語工作の所産であり、巧妙な詐術によって脱原発の定義と概念が混乱させられた結果である。政治戦は情報戦であり、情報戦の内実はイデオロギー戦である。言葉で騙された方が政治で負ける。ネットで脱原発派を自認している者が、次第にこの欺瞞に嵌ってスリカエを覚知できなくなっている現在、「20年かけて原発をなくす」ことが本当に脱原発なのかどうか、再度、言葉の意味を吟味し確認する必要がある。


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by thessalonike5 | 2011-07-21 23:30 | 東日本大震災
菅直人の「脱原発依存」会見と国民の危機感の希薄化
b0090336_1454912.jpg昨夕(7/13)、官邸で首相会見があり、菅直人の口から「原発に依存しない社会」の将来的方向性が発表された。社民党や共産党はこの声明を歓迎し、福島瑞穂などは「英断だ」と言って絶賛の態度を示している。しかし、小出裕章は、「パフォーマンスであり、期待できない」とコメントした。私の率直な感想は、菅直人の発言内容にも、またこれを歓迎している者たちにも、大きな違和感と抵抗感を覚えるものだ。なぜなら、今回の発言は脱原発ではなく、むしろ原発の維持を中長期的に保障しているように聞こえるからである。菅直人の発表も、それを歓迎する者たちも、次に来る地震と津波についての恐怖が何も頭の中にない。原発を単にエネルギー政策の範疇でのみ考えていて、国民生活の重大な脅威として認識できていない。原発事故について、福島の一回きりで終わったものだという前提と想定が無意識にある。そして、物理的に正視すれば、原発の再稼働を止めれば、来年4月の時点で全基停止となり、脱原発社会はゴールとなるのである。きわめて短期の課題であり目標なのだ。短期で到達できるものを、なぜ中長期の政策目標のように言わなくていけないのか。脱原発の意味が捻じ曲げられている不快感に憤らざるを得ない。それは、特に社民党や共産党に対してだ。今すぐ脱原発しなくてはならない理由は、事故から国民の生命と財産を守るためでである。危機感が薄れすぎているのではないか。


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by thessalonike5 | 2011-07-14 23:30 | 東日本大震災
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