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本と映画と政治の批評
by thessalonike5


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野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ
野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_13883.jpg確かに、加藤智大による秋葉原通り魔事件が起きて、日本のマスコミは報道は事件一色に塗り潰され、何度も繰り返し同じ映像がテレビの画面を埋め、そのため、後期高齢者医療制度の問題や沖縄県議選結果の話題が霞んで関心の隅に追いやられた形にはなっている。けれども、私はこの状況について特に不具合には感じない。これは、日本人に対して格差問題をもう一度真剣に考えるように迫った天からの啓示であり厳命だ。日本の格差社会の真実を日本人に示して突きつけた必然的な事件であり、われわれは真摯に向き合わなくてはいけない。犠牲になった7人を弔い、無念に報いるためには、この国の格差社会を破壊し殲滅するしかないと決意するべきだ。私は、犯人に対して不思議なほど憎悪の感覚がなく、今は同情を覚える気分の方が強い。これだけ傷んだ格差社会なのに、格差社会というのは、こうやって休日の路上を歩いている無辜の市民が大量殺戮される現実だというのに、日本人はあまりに格差社会の悪疫と病理とに鈍感で、無頓着に怠慢に放置と放免を続けている。



野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_1382276.jpg想像する。もし昨年の参院選挙のあと、民主党が選挙公約を守って国会でラディカルな格差社会是正に動き、御手洗富士夫を偽装請負疑惑で証人喚問し、社民・共産と歩調を合わせて労働者派遣法の抜本改正に動いていれば、公約実現の国会行動に奮戦していれば、加藤智大の今回の凶行は未然に防がれていたかも知れない。何のための選挙なのか。何のための議会制民主主義なのか。報道では、6/5の朝にロッカーの作業服がなくなっていた問題について、派遣先の関東自動車が記者会見して「本人の勘違い」だったと説明、既成事実を固めている。また、本人に6月末で契約解除を示唆した問題についても、マスコミには「契約継続の50人の中に入っていた」とか、「8月までは雇用延長と通告していた」などとして、加藤智大が一人で勝手に「キレた」ことにしている。派遣先の関東自動車はテレビに出たが、派遣元の日研総業の人間は出てこない。これは嘘だ。本人の性格の問題に責任転嫁する嘘だ。

野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_1383590.jpg派遣先に過失がなかったように世論操作する捏造だ。加藤智大は、関東自動車が派遣社員を200人から50人に減らす計画を聞いたときに、一度激高して現場で奇声を発して騒いでいる。欠勤がなく真面目に残業する加藤智大を関東自動車は労働力として評価していたに違いないが、このリストラ計画発表に不満の声を上げた事件は、労務管理サイドとして見過ごせない問題だったのだろう。関東自動車の人間が加藤智大に接触して「6月末で解雇の可能性」を仄めかしている。だからこそ、6/5朝のツナギ事件が起きるのである。どれほどキレやすい性格だからと言って、収入と生活の道が絶たれる職場放棄や無断欠勤を労働者が簡単に選択するはずがない。低所得と不安定な雇用状態にある若年の派遣労働者ならなおさらのことだ。加藤智大に対して嫌がらせがあったのである。リストラ計画に不満の声を上げた加藤智大に解雇で脅す嫌がらせをしたのだ。ツナギの事件も本人の勘違いなのかどうか怪しい。嫌がらせの可能性が高い。

野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_1384647.jpg関東自動車側の「事実」の説明と報道には疑惑がある。真実を明らかにする必要がある。野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会に参考人招致して問題の真相を糾明すべきだ。7人の市民が死んでいるのである。関東自動車の労務管理上の過失が原因で今度の大量殺傷が起きたとすれば、関東自動車の責任は免れない。加藤智大に対する嫌がらせや脅迫の事実がなかったかどうか、労働基準法違反行為がなかったかどうか、野党は派遣労働者の同僚から事情を聴いて事実を確認する(裏をとる)べきで、このような悲劇を二度と起こさないためにも関東自動車の派遣労働実態を検証・追及するべきである。警察の捜査だけに任せてはいけない。「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして無効とする」。かつて基準法に明記されていて、現在は労働契約法の条文が移された解雇権乱用禁止の規定だが、関東自動車にはこの法律違反が日常化していた疑いが強い。

野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_1385640.jpgキレやすい人間は無数にいる。加藤智大は特別ではない。この問題を加藤智大の人格や精神の問題に解消して済ませば、必ず同じ二度目三度目の惨劇が起こる。一般市民が路上で殺される。格差社会で苦しみながら生きているのは誰もが同じだよの言葉で片付けていれば、「同じ」ではない二人目三人目が出現する。誰でもわかるとおり、加藤智大の行為は自殺(死刑に処されて死ぬ)の決行なのであり、同時に社会への復讐なのだ。加藤智大は毎日ずっと塗装の仕事だけをして、頭の中では秋葉原での無差別大量殺傷のイメージができていた。加藤智大のような派遣労働の単純工では、先輩とか友人などはできないのである。コミュニケーションがなくて云々などとマスコミは言っているが、人間と人間のコミュニケーションの場など最初からないのだ。仕事場とワンルームの往復であり、工場は派遣労働者を極限まで拘束して働かせようとする。休まずに仕事を続けるかどうか、不満を口にしないかどうか、管理する側の関心はそれだけで、事業者は事業者の都合で簡単に解雇して路上に放り出す。

野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_139848.jpg思ったことを率直に口にしよう。新自由主義は人を追い詰めて残酷に殺す。弱者は必ず追い詰められて殺される。命を奪われる。助からない。いろいろな惨い死に方を見てきた。いちばん悲惨だったのは足立区梅島の一家無理心中事件だった。いつか必ず自分も犠牲者の一人になる。これは新自由主義が市民に仕掛けてきた戦争で、スターリンの農民に対する戦争で、ヒトラーのユダヤ人に対する戦争で、皆殺しの戦争で、誰も戦争の犠牲者となることから免れることはできない。そう正直に思い、それはどんな犠牲のなり方なのか、あれこれ思っていた。生活保護を拒絶されて餓死する死に方がある。末期癌を病院に行かずに堪えて死ぬ死に方がある。硫化水素ガスという新手の犠牲形態が出てきた。これはいやだなと直感的に思った。加藤智大が新しい新自由主義戦争の犠牲の地平を切り拓いて見せたような気がする。それは背中から突然に急所を一突きされて絶命する犠牲のあり方だ。肉体的苦痛の程度はどれほどだろう。意識はすぐに途切れるのか。刃物ではなく銃だと苦痛はより少ないのだろうかと、そんなことを思った。

絞首刑で足をぴくぴくさせて死ぬ加藤智大を含めた犠牲者8人の仇を討ちたいとは思うが、武士らしく敵将の首筋に噛みついて爪を立てて討ち死にしたいとは思うが、新自由主義の軍隊と戦うパルチザンの部隊もなく、結局は新自由主義軍に虫ケラのように殺される日を待つしかない。どうせこの戦争で死ぬなら、ある日、秋葉原を歩いていて、後ろから銃で一発で絶命というのがいいなと、そんな不謹慎なことを思った。格差社会というのは、絶望の中で人が人を殺して血が流れる凄惨な地獄世界だ。

野党は関東自動車と日研総業の関係者を国会参考人召致せよ_b0090336_1392557.jpg
【世に倦む日日の百曲巡礼】

今日の一曲は1992年に 荻野目洋子 がカバーで歌っていた 『コーヒー・ルンバ』 を。

西田佐知子がオリジナルかと思っていましたが、そうではないようです。曲もいいですが、歌詞がいいんですね。センスがいい曲なので井上陽水もカバーしました。工藤静香も歌っていたようですが、覚えてますか。どんなステージ衣装だったのでしょう。本家の西田佐知子の衣装は?



荻野目洋子は、本当に歌手になるために生まれてきたような天性のエンタテイナーで、これほどの天才は十年に一人いるかいないかだと思いますね。歌がうまく、ダンスがうまい。それより何より表情がいい。ファンでジョイなルックスとパフォーマンスがテレビのフレームにビシッと決まる。日本人でありながら世界の歌手として通用するビジュアルのバリューを持っていました。



名曲『ダンシング・ヒーロー』。曲自体も素晴らしいが、荻野目洋子だから完璧に決まる。日本の歌手でこれほどフィフティーズのフレアのスカートが似合う歌手はいなかった。今、日本にこういうファンでジョイな歌手(エンタテイナー)がいない。もう一度カムバックしてくれないか。荻野目洋子の溌剌とした健康的な50'sのパフォーマンスに較べたら、今のアキバのメイドなんて本当にシットだよね。病んでいる。腐っている。同じ民族だと思えない。

by thessalonike5 | 2008-06-10 23:30 | 秋葉原事件
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