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安倍晋三は、9/8のブエノスアイレスのIOC総会で、「汚染水は港湾内で完全にブロックされている」と断言した。IOC委員たちは、買収工作が効いていたのか、この騙し戦略に乗って東京を選んだが、この説明が嘘だということは世界中が確信していることだ。IOC総会を前にして、世界は福島の汚染水の恐怖に震撼し、日本がどう対処するか息を詰めて注目した。安倍晋三が壇上でしれっと嘘を吐き、出来レースを感じさせる「質疑応答」の演出の後、東京が五輪招致を掠奪したのを目の当たりにして、欧州の市民たちは歯痒く苛立つ思いだっただろう。世界の耳目が集まったIOC総会の決定は、「コントロールできている」「完全にブロックしている」という安倍晋三の言葉に国際社会が頷き、お墨付きを与えた結果になる。日本政府の説明と対応を是とし、不安の払拭を認め、安全性をオーソライズしたという政治的意味になる。それに不満を覚えた者は多かったはずで、この欺瞞劇によって、福島の汚染水のクライシスがうやむやになる事態を懸念したに違いない。例えば、昨日(9/18)の日刊ゲンダイの記事では、ドイツの公共放送ZDFの東アジア総局が福一を訪れ、「安倍首相は嘘をついている」と批判、現地リポートした件が紹介されている。少なくとも、放射能汚染にナーバスな欧州の反応はこうだ。
by thessalonike5
| 2013-09-19 23:30
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