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本と映画と政治の批評
by thessalonike5


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日本国憲法の生命力 - 改憲論が渦巻く中での存在感
日本国憲法の生命力 - 改憲論が渦巻く中での存在感_b0090336_14445425.jpg土砂降りの雨に見舞われた憲法記念日。悪天候の中、日比谷公会堂で護憲派の「憲法集会」が開かれ、主催者発表で2600人が参加したニュースが報じられた。同じNHKの報道の中で、改憲派による都内の集会の映像も紹介されたが、会場の客席が疎らで空席が目立っていたのが印象に残った。WSJの記事を見ると、主催者発表で450人の参加とある。この傾向は、この2、3年ずっと同じだ。10年前、15年前を思い出すと、集会の盛況ぶりにおいて彼我のコントラストが逆転している。自由主義史観運動が燎原の炎のように全国に広がっていた頃は、明らかに改憲派の集会の方が動員が多くて熱気と迫力があった。今は閑古鳥が啼いている。折角、橋下徹が維新八策を打ち出して「国のかたちを変える」と吠え、自民党が応じて7年ぶりに改憲案を出し、改憲の気運を盛り上げる政治状況を現出しながら、肝心の5月3日の集会がこの閑散ぶりでは、そうした「状況」が単にマスコミを使って演出したハリボテの工作でしかない実態を露呈してしまっている。マスコミ報道では、今回の自民党による改憲案の提示について、保守色を強調して民主党との差異を訴求する政局目的のものだとしていて、国会の憲法審査会で議論する動きがなく、与野党を超えた合意を追求してない点が指摘されている。要するに、近づく総選挙を睨んで、各党が独自憲法案を宣伝材料に使っているにすぎない。




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日本国憲法の生命力 - 改憲論が渦巻く中での存在感_b0090336_14462686.jpg

by thessalonike5 | 2012-05-04 14:54
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