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本と映画と政治の批評
by thessalonike5


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光市母子殺害事件 - この青年に指導者の地位と役割を
光市母子殺害事件 - この青年に指導者の地位と役割を_b0090336_1652154.jpg光市母子殺害事件の動きがあると、ネットの中はその問題に関心が集中する。各自が事件と向き合い、事件を考える重い時間を送る。最高裁判決が出て、控訴が棄却され、この事件の裁判は終わったが、ドラマにはまだ続きがあり、人々はドラマの行方を見守っている。ドラマは終わっていない。この国で生きている多くの者にとって、事件の主人公の本村洋は、かけがえのない大事な存在だ。彗星のように何年かに一度接近し、命の重さを一人一人に考えさせる、とても貴重な教育の機会であり、人生を共に歩む教師である。われわれは現代の忠臣蔵を見守り、本村洋の会見の言葉を待ちわび、言葉に心を打たれ、言葉を噛み締める時間を持つ。いつもは醜悪で浮薄な情報を撒き散らして商売しているマスコミも、マスコミに頭を漬け込まれ、お笑いの悪ふざけに精神を腐らせて中毒になっている国民も。何年かに一度、本村洋が降臨した瞬間だけ、日本人は正気に戻り、お笑いの毒素で心が冒される前の内面と環境を思い出す。本村洋は日本社会のコスモクリーナーだ。本村洋の言葉の中に本当の日本語がある。テレビに登場する者たちの中で、日本人が日本語を語っているのは本村洋だけであり、そこに忘れられた理念型の姿がある。刑が執行され、事件が終わったとき、そのとき、また本村洋はわれわれの前で言葉を発する。忠臣蔵は最終幕へとさしかかった。




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光市母子殺害事件 - この青年に指導者の地位と役割を_b0090336_1663578.jpg

by thessalonike5 | 2012-02-22 23:30
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