本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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「のりこえ」と上野千鶴子 - 「右傾化」の語がない設立宣言
b0090336_1536171.jpg昨日(9/25)、「のりこえねっと」が発足し、都内で記者会見したが、マスコミの扱いはきわめて小さい。夜のニュース番組ではどこの局も報道がなかった。新聞を開いても、社会面に記事を確認できない。昨日、朝日は社説でこの問題を取り上げ、反ヘイトスピーチの動きを支持すると言っておきながら、本格的な市民運動の団体が立ち上がった事実を大きく報じてない。奇妙な感じがする。9/25の社説の趣旨は、ほとんど9/22のNHKの論調と同じだ。こう言うと、また誹謗中毒のネット雀から「陰謀論」の誹りが飛んできそうだが、これはどう考えても一つの政治であり、韓国に向けた戦略的メッセージの発信である。マスコミ外交。NHKと朝日新聞、この2社は、堕落し粗悪化する日々刻々の変容と付き合っているわれわれと違い、韓国社会では未だ若干のブランド力をキープしている。往年の信用の財産がある。朝日は社説の中で安倍昭恵の親韓パフォーマンスを賞賛し、NHKと同じように「東京大行進」と「日韓おまつり交流」をバインドして論評を構成した。二つをパッケージにしてポジティブに紹介し、何か急に、官民挙げて日韓友好の方向に日本社会が動き始めたようなイメージを作り上げている。この社説を読んだ韓国の官民は、好印象を受けて気分を緩ませたことだろう。この2社が、官邸と外務官僚の下請となって雪解けムードを演出し、韓国を誑し込んでいるのだ。狙いは日韓首脳会談である。


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by thessalonike5 | 2013-09-26 23:30
ヘイトスピーチ、ヘイトクライム、レイシズム - 在特会って何
b0090336_1733646.jpg岩波から「哲学・思想事典」という大きな分厚いが出ている。定価14.700円。我ながら、こんな高価な本をよく平気で購入したものだと思う。ブログの読者の皆様と同じく、昔は生活に多少の余裕があった。出版されたのは1998年。編集者は、廣松渉、子安宣邦、三島憲一ら碩学の重鎮が7人。刊行から15年間、改訂されずに今でも販売している。買おうかどうか悩んでいる人は、今回の記事が参考になるかもしれない。先に意地悪を言うと、Wikipediaが繁盛する理由と事情がよく頷ける。料金の負担とか、重くて嵩張る本を部屋に置くスペースの問題もあるが、ネット検索の方が新しい情報に素早くリーチできるのである。私自身も、最近はこの事典を捲る機会が少ない。久しぶりに頁を開いたのは、次の単語が記載されているかどうか確認したかったからである。レイシズム、ヘイトスピーチ、ヘイトクライム。結果を言うと、案の定、一つも登録されてなかった。だから、9/22の「東京大行進」や9/25の「のりこえネット」の政治と思想について考察を加え、意味を検討しようとするとき、14.700円で入手した岩波の「哲学・思想事典」は役に立たない。使えない。これら諸語の定義や概念に接近するには、リスクを覚悟してネットを使う作業に挑まねばならないことになる。ネット情報の海からこれら諸語の正しい意味を探り当てるということは、一人の人間にとって知的精神的に容易ならざる難業と思われる。類似したものとして、理解に煩瑣と労苦と混迷を伴う語のカテゴリーに、ジェンダーとかマイノリティがある。


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by thessalonike5 | 2013-09-25 23:30
NHKの「東京大行進」報道の餌で日韓首脳会談を釣る安倍晋三
b0090336_181402.jpg9/22の「東京大行進」の件、翌日の朝日の社会面(38面)にも記事が載っている。「1200人が参加した」とある。ただ、扱いは大きくなく、この種のこの規模のデモならこの程度だろうというサイズになっている。見落とすほど小さくはないが、さほど重要性を高くランクした報道ではない。敢えて言えば、ちょうど適度の扱いという感じだろうか。NHKの7時のニュースを見るまでは、このようなイベントを全く知らなかった人は多いだろう。私もその一人で、NHKがあまりに大きな放送枠を組み、しかも、報道の編集と立場が全面的な支持賛同のスタンスだったので驚かされた。この集会は政治的な主張がくっきりした運動であり、対立する強力な勢力が一方にある。また、ネットの匿名掲示板やTWなどでは、むしろ在特会支持が多数の形勢にあるようにすら見える。通常、こうした政治的にクリティカルな政治集会の場合は、よほど規模が大きくなければ、NHKは7時のニュースで放送しないし、取り上げたとしても、天気予報の直前にベタ扱いで何本か纏めて流して、ほんの数十秒ほどカットを入れるだけだ。この日の「東京大行進」の報道は異例のものだった。この報道には仕掛けがあった。全体で6分間のニュースの後半は、日比谷公園で開かれている「日韓交流おまつり」が紹介され、高円宮久子が参加して場を盛り上げている様子が映し出されていた。つまり、ニュースは二つのイベントをバインドしている。


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by thessalonike5 | 2013-09-24 23:30
朝日は東電破綻処理の賛否を世論調査で国民に問え
b0090336_18175328.jpg安倍晋三は、9/8のブエノスアイレスのIOC総会で、「汚染水は港湾内で完全にブロックされている」と断言した。IOC委員たちは、買収工作が効いていたのか、この騙し戦略に乗って東京を選んだが、この説明が嘘だということは世界中が確信していることだ。IOC総会を前にして、世界は福島の汚染水の恐怖に震撼し、日本がどう対処するか息を詰めて注目した。安倍晋三が壇上でしれっと嘘を吐き、出来レースを感じさせる「質疑応答」の演出の後、東京が五輪招致を掠奪したのを目の当たりにして、欧州の市民たちは歯痒く苛立つ思いだっただろう。世界の耳目が集まったIOC総会の決定は、「コントロールできている」「完全にブロックしている」という安倍晋三の言葉に国際社会が頷き、お墨付きを与えた結果になる。日本政府の説明と対応を是とし、不安の払拭を認め、安全性をオーソライズしたという政治的意味になる。それに不満を覚えた者は多かったはずで、この欺瞞劇によって、福島の汚染水のクライシスがうやむやになる事態を懸念したに違いない。例えば、昨日(9/18)の日刊ゲンダイの記事では、ドイツの公共放送ZDFの東アジア総局が福一を訪れ、「安倍首相は嘘をついている」と批判、現地リポートした件が紹介されている。少なくとも、放射能汚染にナーバスな欧州の反応はこうだ。


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by thessalonike5 | 2013-09-19 23:30
汚染水を海に流すなら、首相辞任と五輪返上で国際責任を
b0090336_17363693.jpg9/15のTBSサンデーモーニングの中で、汚染水の問題でコメントの番が回ってきたとき、金子勝が面白い指摘をしていて、今は、東電の方が必死に情報を出していると言っていた。私も、この説明に同感だ。無論、全て隠さず本当の情報を出しているかどうかは疑問だが、少なくとも、国(経産省・規制庁)よりは、汚染水に関して東電の方が国民に対して前向きな対応をしている気配がする。現在、東電は経営に窮していて、一刻も早く福一を切り離したいのだ。汚染水対策も、廃炉計画も、東電の肩の荷からおろして、国の責任と管理に移して欲しいのである。福一の重苦から解放されたいのだ。そのため、もう我々の手には負えません、ギブアップですと泣いて訴え、国民に納得してもらおうと、汚染水の情報開示に積極的になっているのである。情報面での積もり積もった国民の不信を和らげ、少しでも国民に理解される存在になろうと、言わば「良い子」を演じている。先週(9/13)、フェローの山下和彦が、民主党との郡山の会議の場で、「今の状態はコントロールできていないと考えている」と発言したのは、こうした状況と背景を端的に示すものだろう。なるべく国民の印象を良くし、国民的な憎まれ役の存在から脱皮しようと動き始めている。ところが、金子勝が正しく指摘していたが、政府の方は、ずっと東電を、国民から袋叩きにされる悪役の存在に据え置きたいのである。「悪い子」のままにするのだ。


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by thessalonike5 | 2013-09-18 23:30
ロシアはトルコに外交攻勢をかけ、シリア和平を主導せよ
b0090336_1422532.jpgシリアの化学兵器問題について、ジュネーブでの3日間の協議の末、9/14、米国とロシアとの間で合意がされた。画期的な出来事であり、米国の軍事介入が回避されたことを歓迎したい。今回は、プーチンとロシアがよく外交努力した。果敢に国連憲章を守る外交に尽力した。9/15のTBSサンデーモーニングでは、米国の一極主義が後退し、国連主導の協調外交が前面に出たものとして意味づける報道がされていた。同感であり、世界の多くの人たちが、9.11同時テロ以前の世界に戻った感覚を抱いただろう。私は、1985年のゴルバチョフとレーガンのジュネーブ会談を思い出し、翌1986年のレイキャビク会談の感動が甦った。あの当時、20世紀、世界は一極ではなかったから、何かあれば、パリやジュネーブを舞台にして、当事者たちが妥協と解決と合意を求めて卓を囲んだ。真剣な交渉をした。息詰まる外交のドラマが消え、ホワイトハウスが全てを仕切るようになり、それが当然のルールになって、もう10年以上が経つ。今回の米露合意は、過去の世界を知る私のような年寄りには、とても懐かしく、そして新鮮な絵に見えるものだ。「紛争は武力ではなく話し合い(外交)で解決する」。対立する各国代表がこの精神に則って奮闘する姿は、いつ見ても素晴らしく、共感と興奮を覚える。憲法9条の理念が生きる現場は、いつ立ち合っても心躍らされる。そこで救われるのは、多くの貧しい弱者の人間の命だ。


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by thessalonike5 | 2013-09-17 23:30
辺見庸の「個として戦端を開け」 - 刺激的で挑発的な
b0090336_16551931.jpg9/8のブエノスアイレスのIOC総会で、東京がイスタンブールに敗れて五輪招致に失敗していれば、その原因は福島の汚染水問題だということになり、マスコミが厳しく報道攻勢をかけ、国家を挙げた汚染水対策の取り組みに向かっただろう。直ちに国会が召集されて議論され、海外の専門家を交えた本格的な対策本部の設置をという世論が高まり、福島の現地に国のプロジェクト機関が発足して、そこにIAEAからの派遣団も常駐するという図になったかもしれない。雑誌「ネイチャー」の社説で日本の対応を批判した記者が来日し、NHKのインタビューに出たり、国会の参考人招致で問題提起するという場面もあったと思われる。世界の深刻な問題である福島の放射能汚染水漏れは、こうして国際社会の監視の中に入り、世界中の叡智を集めて対策を検討する態勢となっただろう。だから、2020年の五輪は他の都市に決まった方がよかった。東京に決まったため、安倍晋三が汚染水問題の現状と対応を正しく説明し、それがIOC(国際社会)に認められたという意味づけに逆転してしまった。9/8からのマスコミの狂乱の奉祝報道は、安倍晋三と猪瀬直樹を英雄にし、招致団メンバーを凱旋軍団の殊勲者にして賑々しく祭り上げ、結局のところ、汚染水問題の政府対策を正当化している。東京招致は神話化されようとしている。きっと年末から正月にかけて、ずっと神話の刷り込みが続くだろう。


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by thessalonike5 | 2013-09-12 23:30
東京五輪の欺瞞 - 子どもと被災地を出汁にする正統化
b0090336_17571815.jpgマスコミは東京五輪の奉祝報道で一色だ。休刊日の次の今日(9/10)の新聞もひどい。朝日まで、国民的祭典を呼び込んでくれたとして、安倍晋三や猪瀬直樹を絶賛している。「チームジャパン」を賛美して祝賀の記事で紙面を埋めている。汚染水の問題は、隅に押し退けられて小さな扱いだ。NHKと全く同じか、もっと政府寄りの醜悪な報道がびっしり。せめて朝日は良識で小さな抵抗を示しているかと期待したが、今日は記事を読むのをやめた。9/8早朝(日本時間)にIOC総会の決定があった後、マスコミの議論の中では、唯一、大宅映子のコメントだけに共感できた。大宅映子は、開催地がトルコのイスタンブールに選ばれるのが順当だという意味の発言をした。1964年の東京五輪の意味について、「(戦争に負けた日本が)ようやく世界の国々をお迎えすることができるようになった」と感慨を述べていた。イスタンブールの選択を当然視する発想と、この1964年の東京五輪の回顧と意義づけとは、大宅映子の中で一つの認識になっているもので、分かりやすく説得的だ。ここに、狭矮なナショナリズムを超えて、広く世界全体を見渡して自らを考える視角がある。先進国が二度も三度も欲張って五輪開催することよりも、新興国が初めて五輪を開催することの方がはるかに意味が重いのであり、彼らにこそチャンスを与えなければいけない。トルコの国民の到達と歓びを見ることが、世界の市民にとって感動なのである。
 

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by thessalonike5 | 2013-09-10 23:30
ファシズムと放射能汚染の中の東京五輪 - IOCの買収
b0090336_14594930.jpg昨日(9/8)のサンデーモーニングで、2020年の東京五輪が決まった件について、寺島実郎が、「これで戦争のできない国になった」と感想を述べていた。7年後に五輪開催を控えた立場になったから、近隣国との軍事衝突は起こさないだろうという、五輪安全ブレーキ論の見方だったが、あまりに発想が楽観的すぎるように思われる。1980年のモスクワ五輪の経験がある。1979年のアフガン侵攻を踏み止まらせる拘束装置として機能しなかった。2020年の東京五輪が、戦争のためにボイコットを受ける事態は十分考えられる。仮に中国と交戦状態に入っていたとき、戦闘が尖閣周辺で限定される状況であれば、ボイコットは中国と北朝鮮の2国に止まり、多くてもそれにアフリカの数か国が加わる程度だろう(台湾と韓国は不確実要素だが)。今から7年後を考えると、日本は改憲の壁を突き破っている蓋然性が高く、今よりももっと極右の全体主義国家になっている。五輪は、寺島実郎的な平和の方向へ誘導するのではなく、むしろ、五輪が日本のファシズム化を推進させる梃子となるのではないか。つまり、私の中の2020年の東京五輪は、かぎりなく1936年のベルリン五輪に近いイメージで、ファシズム国家が国威発揚と戦意鼓吹のために催行する狂気の政治祭典が目に浮かぶ。7年後に開催される東京五輪の看板は、この国の右翼ナショナリズムをエンカレッジさせ、さらに獰猛に増幅させるに違いない。


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by thessalonike5 | 2013-09-09 23:30
宮崎駿の引退会見 - ジブリは子どもに倫理を教えたか
b0090336_166284.jpg昨日(9/6)、午後2時から行われた宮崎駿の引退会見、14か国から600人の報道陣が集結した盛況なものだった。雰囲気はとてもよかった。官僚や政治家の記者会見とまるで違い、宮崎駿の人柄がよく出ていて、中身の吟味は別に、見ながら楽しさを感じるやり取りが進行する映像だった。特に、会場に馳せ参じた外国の記者が、それぞれ日本語が堪能で、同時にかなり熱心な宮崎作品のファンで、自国の国民に向けて宮崎駿から特別なメッセージを取るべく、精力的に質問する姿が印象的だった。台湾、ロシア、イタリア、フランス。どの記者たちも、この重大な現場に立ち合って、宮崎駿と自国のファンとの間を仲介する大役に栄誉を感じ、その使命に興奮している様子だった。外国人記者たちの声は弾んでいて、そこには、質疑以前に、「宮崎先生、大好きです」という、自らの宮崎駿への率直な尊敬と愛着の気持ちが溢れていた。また、その態度は、決して、近寄りがたい哲人から言葉を拝聴するという、緊張や萎縮が漂うものではなく、昔からの親友に接するように、フランクリーに、無邪気に、遠慮なく、対等に接するものだった。カメラは質問する外国人記者を撮らなかったが、彼らが目を輝かせていたことは想像に難くない。記者たちは満足したに違いなく、テレビを見ている私も気分がよかった。外国人記者が日本人の会見の席を囲んで、こんなに楽しい空間ができるのは初めてか、久しぶりの光景だ。


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by thessalonike5 | 2013-09-07 23:30
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