本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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<   2013年 02月 ( 14 )   > この月の画像一覧
韓国憲法前文、三・一独立宣言書、1995年の村山談話
b0090336_18453792.jpg大統領就任式があった2/25、朴槿惠と麻生太郞の会談が持たれたが、そのときの内容について、朴槿惠から「歴史を直視し、過去の傷が癒やされるよう努力し、被害者の苦痛に対する心からの理解が必要だ」との発言があったと韓国大統領府が説明している。日本のマスコミは、麻生太郞の会見にフォーカスし、「竹島問題や従軍慰安婦問題には直接言及しなかった」と報じ、「未来志向での協力関係」を朴槿惠が強調したという説明に終始した。かなり都合よく解釈していて、すなわち歪曲と逸脱があり、事実が正しく伝えられていない。あとで気づいたが、この「歴史を直視し、過去の傷が癒やされるよう努力し、被害者の苦痛に対する心からの理解が必要だ」の文言は、どうやら意味が深くて、単に従軍慰安婦の問題を示唆しているだけでなく、村山談話の誓言をトレースした含意があることが分かる。村山談話には、「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と書いている。つまり、韓国政府は、1995年の村山談話が日韓関係の基本なのだと言い、この認識を忘れないようにと日本に要求を発したのだ。
 

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by thessalonike5 | 2013-02-28 23:30
竹島問題の解決 - 歴史ではなく地理、国際法ではなく心
b0090336_15151450.jpg前回の記事で、竹島問題の解決策として、二つある島を日本と韓国で分け合い、竹島の真上を通る斜め45度の線を日韓のEEZ境界線にして日本海を二等分すればよいという提案を述べた。これは、最初にゴールを示した方が解決策として説得的なものになるからであり、両国の国民が最終的に合意して納得できる「引き分け」の構想だからだ。竹島で注目するべきは、過去の歴史の重箱の隅ではなく、むしろシンプルにその地理的位置である。竹島問題のソリューションのキーは、歴史ではなく地理にある。そう私は直観し確信する。竹島(独島)は、見たとおり、日本と韓国の本土から約200キロ離れた洋上に孤島としてあり、どちらの国からもほぼ等距離の地点にある。この偶然の自然的事実こそ、まさに問題を解決する天佑の条件であり、神が与えてくれた幸運と考えるべきなのだ。しかも、島が二つくっついて仲良く並んでいる。二者間のトラブルをイーブンな解決に到達させる絶好の条件が天賦されている。竹島の位置と地形は神が決めたものであり、人の手で動かすことができない。なぜ、この点にわれわれは着目しないのか。神の叡慮と恩恵の前に謙虚になろうとしないのか。神が裁き、二国の平和と幸福のために下した判決を、素直に受け入れて妥協しようとしないのか。二つの島を挟む水道を国境とする形態は、ベーリング海峡の大ダミオード島と小ダミオード島を米露(米ソ)で線引きした先例がある。倣ってよい。


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by thessalonike5 | 2013-02-27 23:30
「竹島の日」を考える - 1990年代のナショナリズム台頭
b0090336_15595325.jpg先週(2/22)、松江で開催された「竹島の日」の式典がネット動画で中継されていて、それをずっと見入っていた。夜のテレビの報道では、島尻安伊子の挨拶がクローズアップされ、他には溝口善兵衛の式辞が少し放送されただけで、一見したところオフィシャルでパブリックなイメージが演出されていたが、生中継で見た式典の実相はそれとは全く違っていて、恐るべき右翼の集会そのものだった。来賓の議員で挨拶したのは、自民の山谷えり子、維新の西村真悟、民主の渡辺周、みんなの三谷英弘。地元議員として竹下亘、亀井亜紀子、細田博之も演壇に立った。山谷えり子の話もおぞましい内容だったが、戦慄させられたのは西村真悟の過激な右翼アジテーションで、あのような狂暴無比な右翼の扇動演説が、島根県主催の公式行事の空間で堂々と放たれ、何の咎めも逡巡もなく式典が進むことに、身も心も凍りついて恐怖に震える思いをさせられた。まさに公共社会の政治常識のバリアーが破られている。会場の2階客席から演台を撮影するネット動画のマイクには、周辺にいる出席者の音声が拾われる。西村真吾のアジテーションのとき、最も大きな拍手と歓声が上がり、来賓の挨拶が右翼的に過激な調子を帯びたほど、会場も熱く歓呼して同調の声を上げていた。島根県の草の根右翼が結集している。まさしく右翼が叫喚する祭典だ。それを、こともなげに県知事と県職員が県行事として遂行している。


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by thessalonike5 | 2013-02-25 23:30
安倍晋三の御用新聞となった朝日 - 紙面も大きく右旋回
b0090336_16495158.jpg気温は低いが、陽射しに春の温もりがある。季節が春に近づいていることを感じさせる。しかし、気分は凍てつき暗く閉ざされていく一方だ。希望が見えない。今日(1/21)の朝日の1面は安倍晋三の単独インタビューがトップに出て、「TPP交渉参加に意欲」と見出しが踊っている。安倍晋三が、朝日を使ってTPP参加の方針を国民にメッセージした。読売や日経ではなく。最近、若宮啓文を退任させた後、朝日の社長が安倍晋三と会食するなど不穏な動きがあったが、それを裏付けるように朝日の紙面がガラッと変わり、安倍晋三を翼賛する話題と論調が目立つ。若宮啓文が主筆になった2011年以降、朝日が少し品質の安定を取り戻しつつある気配が感じられたが、このところめっきり右傾化の度を強め、記事の内容も粗雑で軽薄になっている。安倍晋三に媚びへつらい、安倍晋三の政策をヨイショする記事ばかりが満載だ。経済政策だけでなく、安保外交政策についても批判的な記事は全くない。TPPについても、TPP推進の旗を振ってきたのは朝日ですと言わんばかりの得意顔が透けて見える。中国叩きの過激さについてはNHKと同じだ。とうとう安倍晋三のマスコット・ペーパー、御用新聞になってしまった。インタビューは4面に要旨を載せ、1面にその要旨の要約を短く書いているだけで、朝日の視点からの解説はない。4面の要旨の中身は、録音を朝日が纏めたというよりも、安倍晋三サイドから文章が丸ごと提供されている。


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by thessalonike5 | 2013-02-21 23:30
「三本目の矢」の欺瞞 - 古舘伊知郎のネオリベ礼讃
b0090336_1722847.jpg安倍晋三が日米首脳会談でTPP参加表明をするかどうかが焦点になっている。一部に、その場で参加表明という情報も出ているが、会談後の3月に正式表明という見方が多い。12月の政権発足当時には、7月の参院選後とする予想が支配的だったことを考えると、かなり米国から圧力がかかり、日程が前倒しになったことが窺える。当初1月訪米だったのが2月に延期されたのは、このTPP参加問題を調整できなかったことが響いている。仕切り直しをして、3月の参加表明を前提にした会談で決着させたのだろう。自民党の中はTPP反対組が多く、議員は割れていて、民主党政権時代と似た様相を呈している。安倍晋三自身はTPP参加に賛成であり、側近やブレーンもTPP推進派で固めている。コメ、小麦、牛肉、乳製品、砂糖の5品目を聖域として例外品目にするという具体的な案も出始めた。自民党内の反対派議員の数は233人、一方、賛成派の議員は35人。数の上では反対派が多いのだが、マスコミはこの勢力比を報道で強調することなく、参加表明へ急ぐ政権やその背中を押す財界の動きばかり捉え、それを積極的にフォロ-している。議員は無視に近い。特に朝日とテレ朝がそうだ。また、民主党時代のように党内対立をクローズアップした報道もせず、TPP賛成は議論不要の定まった国論であるかのごとき態度で、全マスコミが一致して安倍晋三にTPP参加の決断を迫っている。


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by thessalonike5 | 2013-02-20 23:30
TPP参加とトレードオフの円安容認 - 強いドルへの回帰
b0090336_1493322.jpg一昨日(2/17)に放送されたTBSサンデーモーニングの中で、出演した田中秀征が「安倍首相はよくやっている」と言い、「国会答弁を見ていても、慎重な安全運転に徹している」と評価していた。幸田真音は「民主党政権が終わってよかった」とまで言っていた。支持率が高いので、マスコミに登場するキャスターや論者は、このように安倍晋三を持ち上げて追従を言う。古舘伊知郎が典型だ。その報道が世論に反映し、さらに支持率を上げるスパイラルを作る。支持率が高く出るのは、株高や円安の動きが続き、景気が好転しているような空気が充満しているからだと言えるが、どうやらそれ以上に中国艦のレーダー照射があり、北朝鮮の核実験があったからのように思われる。右翼化した国民意識を刺激する安全保障系のニュースが発生する度に、極右の安倍晋三の支持率が上がる現象が起きる。12月の選挙で自民や維新が勝利した構図と同じだ。それが故に、政権側が意図的に中国を出汁に使って危機を煽り、国民敵としての中国を利用するポピュリズムを増幅する。もう日本の国内ではこの動きを制御できる力は働かなくなっていて、中国と北朝鮮を敵視しながら右翼政権を引き立てる報道しかないし、マスコミもネットも国会もその意見だけしかない。先進国の言論環境とはとても思えない薄っぺらな状況になっている。多様性がなく、批判性がない。


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by thessalonike5 | 2013-02-19 23:30
六カ国協議の真実 - 米国はなぜ外交に敗北したのか
b0090336_17293232.jpg昨夜(2/13)、田中均が報ステに出演し、北朝鮮に対して臨検と金融制裁が行われるだろうという見通しを述べていた。今回の事態は新しいフェーズに入ったもので、米国のみならず日本にとって重大な脅威だから、一段レベルを引き上げた措置である臨検と金融制裁が必須であり、それに中国を協力させることが必要なのだと言う。一昨日も、昨日も、テレビ報道の解説は、この国際政治の動向を客観的に整理、考察するジャーナリズムの提供ではなく、北朝鮮に対する非難と糾弾のアジテーションの散布のみに徹している。登場する論者も、武貞秀士とか、森本敏とか、田中均とか、政府で政策に関与してきた権力的高官ばかりで、上からの説諭に終始し、辺真一のような民間のジャーナリストが顔を出す場面がなく、下から収集分析した情報と見解が紹介されるということがない。番組のスタジオが完全に国家機関と化し、国家による洗脳目的のプロパガンダで塗り潰されている。結論は一つで、日米同盟絶対論の確認と回収だ。戦時中そのものの暗黒報道。おそらく、韓国のマスコミはもう少し中身のある情報を伝え、多角的で立体的な報道を提供しているのだろう。私は、日本のマスコミの論調とは全く異なる見方をし、別の予測を持っている。北朝鮮が何を考えているのか、緊張を孕む中国と北朝鮮との間で事態がどう動くのか、この二日間の報道を見ながら、何となく見えてきたものがある。キーワードは六カ国協議だ。


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by thessalonike5 | 2013-02-14 23:30
北朝鮮の核実験 - 米国の外交敗北と韓国の責任放棄
b0090336_16173531.jpg昨夜(2/12)のテレビ報道は、どの局も北朝鮮の核実験のニュースで時間を埋めていた。他にも大事な問題があるのに、無用にこの問題ばかりで割いていた感がある。北朝鮮と中国への敵意を煽り、確固たる信念になるまで刷り込み、日米同盟への忠誠と信仰を固めるためだ。特にNHKのNW9は、事実について追跡した報道の要素は全くなく、まるでネットの右翼番組のように、大越健介と森本敏が掛け合いのプロパガンダをやっていた。テレ朝の報ステの方は、NHKに較べると中身があり、中国が米国と北朝鮮との間に入り、交渉の仲介役をしていた事実を伝えていた。これは韓国のマスコミが調べて得た情報で、ソウルの特派員が生放送で紹介した。中国が米国の代理人となって北朝鮮を説得し、その交渉が時間切れとなり、春節のタイミングを選んで北朝鮮がドカンと花火を打ち上げた恰好になる。思い出せば、7年前の2006年にも、北朝鮮は米国の独立記念日にミサイル発射で挑発してきた過去があった。北朝鮮的なブラックジョークの政治をしている。金正恩は父親を模範にして、今度は中国の新政権に面当ての肘鉄を食わせたのだろう。習近平も、ケリーも、北朝鮮と外交を手合わせするのは最初の機会だ。挨拶代わりの一発と言うか、甘く見られないように居丈高に出たというのが真相と言える。それは、対する習金平もケリーも同じ立場だったに違いなく、特に習近平の方は容易に妥協しなかったに違いない。


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by thessalonike5 | 2013-02-13 23:30
新鮮に感じた華春瑩の日本批判 - 中国と日本の今後
b0090336_1884838.jpg昨日(2/8)行われた中国外交部の華春瑩の発言に対して、私は何を感じたかと言うと、正直なところを言うと、非常に新鮮なインパクトを受けた。新鮮な感動を受けたという言葉にしてもいいかもしれない。無論、彼女の主張を全面的に支持するわけではないし、政治的な意図を分析する必要はあるし、レーダー照射が事実か否かという点については、私は事実だろうと判断する。しかし、華春瑩の言葉は、今回のレーダー照射問題の核心を衝くものであり、まさに日本政治に対する当を得た批判なのだ。もっと言えば、勇気ある真剣な批判なのである。リスクをテイクした上での率直で大胆な批判だ。誤解を恐れずに敢えて告白すれば、日本人である私は、中国人の華春瑩に代弁された気分を感じ、それがテレビで日本中に発信されたことである種のカタルシスを感じる部分がある。「日本側は中国の脅威を誇張して緊張を作り出し、国際世論を間違った方向に導いている」「中国側は対話と協議を通じて問題を解決しようと努力してきたが、日本は多くの船や航空機を出動させる行動をエスカレートさせている」「最近、日本は危機を煽り、緊張を作り出し、中国のイメージの貶めを図ろうとしている。このやり方は日中関係改善の努力に反する」。ストレートにこうした批判が与えられるべきなのだ。華春瑩のこの言葉は、単に日本政府と日本国民に向けて発せられたものではない。米国と韓国の政府と世論が意識されている。


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by thessalonike5 | 2013-02-09 23:30
レーダー照射と対中開戦準備 - 安倍晋三の一石三鳥
b0090336_18164247.jpg昨夜(2/7)、テレビ報道で衆院予算委での質疑の映像が切り取られ、安倍晋三が次のように発言する場面が繰り返し流された。「中国側の今までの外交のやり方は、一点、関係が悪化をすると全てが止まっていく。それは間違っている」。NHKの7時のニュース、BSフジのプライムニュース、NHKのNW9、テレ朝の報ステ、全部で4回見たような記憶がある。午後11時以降の日テレ、TBS、フジの番組でも同じカットが挿入されたに違いない。おそらく、官邸(「領土・主権対策企画調整室」)からテレビ各局幹部に通達があり、この発言の場面を必ず放送するよう指示があったのだろう。今、事実上の「政府大本営」ができていて、テレビ報道はその管理下に組み込まれている。戦時体制が敷かれている。安倍晋三は予算委の答弁で「これは宣伝戦だ」と隠さず言い、積極的に「敵」に攻勢をかける姿勢を示した。ナチスがゲッベルスを使って始めたプロパガンダの手法を、中国との外交戦で駆使し応用するという意味だ。情報工作の正当化である。日本の最高政治指導者の立場で、中国の対日外交をバッサリ斬り捨て、全面否定する発言は、予め周到に準備したもので、中国と国際社会へのメッセージであり、国民に対する教宣の刷り込みに他ならない。「中国=悪」というシンプルな定義を国会で宣言し確立した。マスコミは全社がこの定義を前提にした報道に徹していて、昨夜の古舘伊知郎の過激な非難罵倒がまさにそうだった。


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by thessalonike5 | 2013-02-08 23:30
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