本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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<   2013年 01月 ( 17 )   > この月の画像一覧
政策表象の偽計 - ケインズモデルの錯覚と再生産構造
b0090336_17404979.jpg昨日(1/30)の朝日のオピニオン面(19面)に、春闘についての山田久の論評が載っている。一昨日(1/29)、経団連と連合の間で春期交渉のスタートを告げるトップ会談があり、夜のニュースと翌朝の新聞記事で大きく扱われ、賃金上昇が果たせるかどうかに関心と期待が集まるマスコミ報道がされていた。アベノミクスを翼賛宣伝する大越健介と古舘伊知郎は、今年は賃金も上がりそうだと言わんばかりに、このニュースを朗報として伝える口調が際立っていた。景気を上向かせて7月の参院選に勝ち、2Qの名目GDPを押し上げて消費税増税の根拠を得ようと目論む安倍政権は、景気対策に無我夢中で、春闘にも労働側の立場で口先介入する態度を示している。石破茂や麻生太郞が「200兆円の内部留保」を言い出し、労賃に回したらどうだと企業経営に注文する段となった。共産党がずっと要求していた経済政策だ。腹の座った生粋の新自由主義者たちが、選挙(改憲シフト)と消費税のために心にもないことを口走っている。実際の結果がどうなるかは分からないが、この動きが政治圧力の演出として受け止められ、アベノミクスへの期待感を大衆の間に醸成し、政権の支持率を高める材料の一つになることは間違いない。一方、米倉弘昌の方は、年齢に応じて賃金が上がる定期昇給の廃止を目指し、この春闘で踏み込む強硬姿勢を見せている。


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by thessalonike5 | 2013-01-31 17:42
人質10名死亡の責任はアルジェ政府と安倍晋三の無策
b0090336_17222044.jpg昨日(1/28)、菅義偉は政府としてアルジェリア人質事件を検証すると言い、検証委員会が本日(1/19)より立ち上げられることとなった。海外で邦人が巻き込まれたテロ事件に自衛隊を派遣するための法改正を目的としたもので、その旨を明確に新聞記事にも書かせている。安倍晋三は、昨日の所信表明演説の冒頭でアルジェリアの事件に触れ、政府はテロと闘い続ける決意だと宣言、邦人被害者をテロの犠牲者と位置づけた。安倍晋三の情報工作が着々と成果を上げ、事件の捏造と政治利用が思惑どおり功を奏し、世論の洗脳と誘導に成功している。共同の世論調査では、「アルジェリア人質事件への政府対応を63.3%が評価」、「海外での非常事態時に邦人を救出するための自衛隊法改正には71.3%が賛成した」とある。国会初日にこの世論調査の発表が出たタイミングそのものが、安倍晋三と共同幹部が裏で連携した巧妙な政治を示している。アルジェリア事件の真相を書いて売りたい記者の前に、現地日揮のアルジェリア従業員が現れず、帰国した生存邦人7名が顔を出さないのは、日揮が安倍晋三の厳命を受けて、彼らを隠しているからである。アルジェ政府と安倍晋三が結託し、どちらの政府にも責任はないと結論づける「検証」結果を出すためだ。政府が検証委員会で事件の公式報告を出し、自衛隊法改定の根拠を整えるまで、雑音が入らないようにするため、生き証人の言葉をジャーナリズムが拾ってはいけないのである。


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by thessalonike5 | 2013-01-29 23:30
疑惑のリアド証言 - アルジェリア人質事件の情報工作
b0090336_1741282.jpg今日(1/28)の朝日の国際面にアルジェ人質事件の記事があり、現地(首都アルジェ)から記者はこう書いている。「アルジェリア軍が具体的にどのような攻撃をして武装勢力を制圧したのか、人質はどういう状況で死亡したのかなど、新たな情報は全くといっていいほどない」「街の声も軍の強行作戦を支持する声が圧倒的だ」「政府や軍を礼讃するこうした声の背景には、厳しい取材規制がある。関係者によると、地元紙の記者でさえ現場に近づくことは許されていない」(6面)。この朝日の記者の見方は、事件の真実を見極めようとするもので、アルジェ政府と当局の報道から発信される事件説明について、少なからず疑いを持った目で見ている姿勢が看取される。私と同じだ。こうした感覚で事件に相対している報道が、国内のマスコミにはきわめて少ない。今回、死亡が確認された外国人人質33名の中で、日本人は最も多い10名の犠牲者を出したが、政府とマスコミは、事件を起こしたイスラム武装勢力にのみ全責任を押し被せ、彼らをテロリストと呼んで一方的にその卑劣で残忍な行為を非難している。しかし、その認識や判断は客観的に正しいものなのだろうか。もっと具体的に言えば、日本人10人を殺害した加害者は武装勢力なのだろうか。アルジェ政府軍には加害責任はないのだろうか。10人の遺体は病院で検死解剖されているはずだが、銃創は武装勢力の銃弾によるものなのか。


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by thessalonike5 | 2013-01-28 23:30
東京国立博物館の特別展「書聖 王羲之」のご案内
b0090336_18531312.jpg東京国立博物館の特別展「書聖 王羲之」を見てきた。日中国交正常化40周年の事業で、1/22に始まって3/3まで開催されている。出展されている作品は全163点で、平成館2階の6つの展示室をすべて使った、予想した以上に大規模で本格的な内容だ。私は、このような王羲之の企画展をずっと心待ちにしていて、ようやく希望が実現し、我が意を得た思いで感無量だ。私は「蘭亭序」の拓本を所有している。28行を見開き5面・10頁に綴じた原寸大の折帖で、西安を旅したときに碑林博物館の売店で手に入れた。私にとって貴重な一品。北京の故宮を歩いたとき、案内されたコースに養心殿西暖閣の三希堂が入っておらず、見逃してしまった痛恨は7年前に書いたが、その無念を晴らすべくと言うか、台北の故宮博物院4階にある三希堂へはしっかりと足を運んだ。台北の故宮博物院には「快雪時晴帖」が所蔵されている。私はそれがどうしても見たくて、せめてレプリカでもないかと現場の当直の職員にせがんだ。日本語の堪能な頗る可憐な研究員がわざわざ応対に出てくれて、何とも台湾的な暖かい癒しのもてなしを受けて感動したが、院内の常設展示には王羲之を始めとする書の至宝がほとんどなく、残念な思いをして帰った。書は傷みやすく、文化財保護の必要上、展示に供するのは無理なのだと言う。台北の故宮博物院は2007年にリニューアルされ、4階の喫茶店の三希堂もすっかり様変わりしたらしい。


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by thessalonike5 | 2013-01-26 23:30
周恩来と鄧小平を呼び捨てにし始めた日本のマスコミ
b0090336_17361762.jpg北京滞在の山口那津男が、自民党と外務官僚の強烈な巻き返しを受けて立ち往生している。「尖閣棚上げ」の原状に戻すべしという主張を周近平との会談で明言するサプライズは、中国側との間で事前に擦り合わせて合意したもので、計画どおりに実行するだけだったに違いないが、出発前日(1/21)に仙台で地均しの観測気球を上げたため、そこへ猛然と右翼側が襲いかかり、この政治を潰そうとして八方手を尽くしている。昨夜(1/23)の報ステで、中国中央テレビが1/22夜のトップニュースで山口那津男の訪中を伝え、1972年の日中国交正常化に果たした公明党の役割を詳しく報じていたことを紹介していた。中国のトップニュース。当然だ。戦争の瀬戸際であり、今、中国の人々が固唾をのんで見守っている問題が尖閣をめぐる日本との関係なのだから。一方、日本のマスコミ報道では、NHKは山口那津男の問題について一言も触れない。7時と9時のニュースで話題に取り上げない。ネット上にはNHKの情報があるが、肝心の「尖閣棚上げ」の提起については隠している。恐るべき情報操作だ。旧社会主義国の国営通信と変わらない。山口那津男が北京に飛んだ日(1/22)の夜、安倍晋三は急遽報ステに生出演で割り込み、公明党と中国との間に楔を打ち込むべく、(「尖閣領空上の中国機に対して)国際法に則って対応する」と強硬姿勢の発言をした。


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by thessalonike5 | 2013-01-24 23:30
大任を果たした鳩山由紀夫 - 勇気を正しく讃えるべき
b0090336_172755100.jpg鳩山由紀夫の訪中について、日本国内では揶揄や軽蔑や罵倒の嵐ばかりで、マスコミでもバッシングの報道以外にないが、よく考えれば、これは勇気ある政治家の行動だ。鳩山訪中を伝えた報道をネットで探すと、写真付きの詳しい記事は多くが中国を中心とする外国発のものだったが、それを眺めているうちに一つの記憶が脳裏を過ぎった。加藤紘一の鶴岡の自宅が右翼に放火され全焼した事件である。7年前の2006年8月15日の出来事で、小泉純一郎が靖国を参拝した当日の凶行だ。そこに至る前、マスコミに幾度も登壇し、小泉純一郎を批判して靖国参拝を止めようと論陣を張っていた加藤紘一。ネットでは右翼のテロを礼讃する声が充満し、「罰を受けて当然」だと喚き、テロを正当化して「国士の義挙」を喝采する匿名右翼の咆哮と狂躁が続いていた。あれからの月日を考えると、日本はもっと右翼化を深め、狂気の猛毒が全身に回った状態になっている。理性の抵抗が衰え消えている。鳩山由紀夫が右翼の暴力の禍に遭わなければいいがと案じ、それを考えると、マスコミ報道(特に悪質だったのはTBSの三雲孝江)によってピエロ扱いされ、袋叩きにされて嘲弄された鳩山由紀夫の行動が、実はとても勇気のある、本当は評価を受けるべきものだったということが身に染みて分かる。勇気の要ることだ。今後の情勢を考えると、鳩山由紀夫が引き受けたリスクの大きさに慄然とする。


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by thessalonike5 | 2013-01-23 23:30
鳩山由紀夫と山口那津男の訪中 - 自虐と愛国と性教育
b0090336_16592153.jpg今日(1/22)の朝日の1面に、小さな記事ながら重大なニュースが載っている。山口那津男が尖閣について発言、「将来の世代に解決を委ねることが、当面の不測の事態を避ける方法だ」と言い、棚上げに賛成する意向を示した。本日、北京に飛ぶ予定で、習近平との会談も要請中だとある。安倍晋三の親書も持参するとあり、すなわち、中国への特使は山口那津男に決まったということだ。公明党が尖閣棚上げに舵を切ったことは、きわめて意味が大きい。昨夜(1/21)、テレビ報道はアルジェリアの事件と桜宮高校の問題で時間を埋め、この情報には一言も触れなかった。本当なら、速報でテロップで流してもいいくらいの衝撃の事実であるにもかかわらず。深読みしすぎかもしれないが、昨夜遅く、安倍晋三がバタバタと動いて、邦人7名の死亡確認を政府発表する「儀式」に及んだのは、この公明党の「棚上げ論」と麻生太郞の暴言問題の二つをマスコミが大きく扱うのを阻止する政治だったのではないかと推測する。昨夕の報道では、城内実がイナメナスの病院で邦人の遺体を確認するのは、本格作業は現地時間の本日の朝からという情報が出ていた。一昨日(1/20)にイナメナス入りした城内実による遺体確認が、3日後の1/22になるほど、安倍晋三はあれこれ言い訳をつけて邦人死亡確認の発表を遅らせていたが、今度はもっと具合の悪いニュースが発生したため、それを潰すべく一転したのだ。


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by thessalonike5 | 2013-01-22 23:30
中国との戦争 - 日本の降伏と戦後処理の図を考える
b0090336_17272965.jpgアルジェリアのイスラム過激派による人質事件は、安倍晋三が東南アジア歴訪に出た1/16に発生した。安倍晋三が各国を渡り歩いている間、国内ではアルジェリアの事件報道一色となり、国民は人質の安否情報を固唾をのんで見守るところとなった。一般の関心はこの事件の推移に集中し、情報の少なさや政府の対応の遅れに苛立ちながら、ずっと報道を注視する日々が続いた。先週、1/16-18の3日間の報ステは、放送開始から50分ほど、ずっとこの問題ばかりで埋め、「xxにいるxxさんを呼んでみましょう。そちらは何か新しい情報はありますか」を繰り返していた。その合間に、古舘伊知郎の質問に「分かりません」を繰り返す無内容な「解説」が入り、退屈になったら、「もう一度xxのxxさんを呼んでみましょう」で繋ぐ展開が続いた。中身は空っぽでも視聴率が取れる。番組に視聴者を釘づけにできる。他のニュースに振るとチャンネルを切り換えられる。そのため、安倍晋三がお気に入りの女性記者をぞろぞろ引き連れて東南アジアを大名旅行した話は、報道からは一顧だにされない扱いとなってしまった。安倍晋三にとっては不本意な事態で、アルジェリアの事件を歯噛みして口惜しがったことだろう。この東南アジア歴訪は、対中国包囲網を敷き固める外交で、4-5日の長い時間をかけ、マスコミを動員し、たっぷりと国民を漬け込み工作する洗脳キャンペーンの政治が組まれていた。中国を挑発する「安倍ドクトリン」の発表(1/18)まで、手の込んだプログラムが用意されていた。


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by thessalonike5 | 2013-01-21 23:30
「すばる」2月号のインタビュー『一九八九年の丸山真男』
b0090336_17394238.jpg集英社刊の雑誌「すばる」2月号に、『一九八九年の丸山眞男』と題した未発表インタビューが載っている。死の7年前だ。その中で丸山真男が次のようなことを言っている。「アメリカの軍事占領ってのは、いろんな理由がありますけれど、史上まれに見る緩やかな軍事占領です。これはちょっとないんですよ。軍事占領でね。敗けた国に対する外国の軍事的独裁でしょ、そういう意味では。日本に対してぐらい緩かったっていうのは、歴史上ほとんどないんじゃないかな、このくらい緩かったのは。それで、ぼくは九月の中頃、復員して帰ってきたんですけれども、軍隊にいたときには、「お前ら、うち帰ったってだめだ。女房もなにもみんな強姦されてる」と。自分たちが中国でやったことをそのままやると思ってるわけですね。アメリカも。(略)それは二つ理由があると思うんです。一つは、第一次大戦の教訓から、連合軍というのはよほど学んだってことなんです。第一次大戦のヴェルサイユ条約というのは、もう苛酷きわまる条件を課したわけです。ドイツに。常備軍を十万に制限したのはまだしも、天文学的賠償、賠償の数字が天文学的と言われたんです。だけど、これは全くドイツが降伏した条件に反するんですよ。ドイツが降伏した条件は、ウィルソンの無賠償、無併合(略)によるもの(略)。敗けた国から領土を取ったり、賠償を課したりしないってウィルソンは言ってたわけでしょ」(P.127)。


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by thessalonike5 | 2013-01-17 23:30
夜をさまよう「マクド難民」 - 軽減税率は導入されない
b0090336_1737687.jpg朝日の1/13の1面と2面に「夜をさまよう『マクド難民』」と見出しが打たれた記事が載っていた。大阪発の特集記事。難波駅の近くのマクドナルドの店には、午前0時過ぎに30-40代の手提げ袋を持った男たちが入ってきて、テーブルにうつぶせになって過ごすのだと言う。ネットカフェに泊まれば千円かかるが、マックなら1杯100円のコーヒーだけでずっといられる。深夜営業店がセーフティネットになり、そこで体を休めているのだ。彼らは携帯電話を持ち、それを命綱にして街を歩き、日雇いのアルバイトで食いつなぐ。昼はパチンコ店内のソファなどで仮眠をとり、夕方から街を歩いてスーパーで格安の惣菜を買ってビルの片隅で食べ、コンビニをはしごして暇を潰し、最後はマクドナルドに入って休む。つまり、路上テントに「定住」せず、街を放浪して生きているのだ。無理もないと言うか、こんな極寒の中で、路上でダンボール生活をしたらすぐに凍死してしまう。夏だと襲撃の危険がある。今なら、せめて深夜営業の店で暖をとった方が命を失うリスクを避けられる。しかしそれにしても、状況は悪化して、一晩千円のネットカフェにも泊まれなくなっていた。ネットカフェ難民が問題になったのは2007年のことで、確か国会で小池晃が質問し、厚労相だった舛添要一が答弁で調査を約束、政府が対策に動き出した経緯があった。湯浅誠の岩波新書にも登場する。あれから6年、ネットカフェ難民の言葉を聞かなくなったと思っていたら、こんな事態になっていた。


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by thessalonike5 | 2013-01-15 23:30
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