本と映画と政治の批評
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<   2012年 10月 ( 14 )   > この月の画像一覧
左派は都知事選に統一候補を立てよ - 知識人は動け
b0090336_19162518.jpg週明けに石原新党についての世論調査が出るかと予想したが、大きな報道になっていない。マスコミ各社でバラつきが大きく、傾向が一つに纏まらないからだろう。昨夜(10/29)のNW9を見ていたら、石原慎太郎に対する「街の声」の映像が流れていて、高齢者の女性が、「ハッキリものを言う人がいないといけない」とか、「周りの国に気を使う人ばかりの中で頼もしい」などと言っていた。「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババアなんだそうだ」と侮辱を受けている当の者たちが、石原慎太郎にエールを送っている。テレビの前で脱力させられたが、大越健介がわざわざこんな絵を撮らせて放送したのは、前日(10/28)のTBSのサンデーモーニングに河野洋平が出演し、石原慎太郎へのス批判を直言したからで、巻き返しを図ろうとしたためと思われる。大越健介や保守系マスコミは、石原慎太郎について、「都民に圧倒的な人気を持つ」存在という表現を使い、その評価を一般像として前提して報道をする。この評価は、果たして適正と言えるのだろうか。テレビは、石原慎太郎がディーゼル車の排ガス規制でペットボトルを振り回す映像を何度も使うが、あれは10年以上前の1期目の話で、当時は確かに石原慎太郎の人気は高かった。2選時の得票率は70%を超えている。しかし、それ以後、相次ぐ弱者への暴言や新銀行東京の破綻があり、明らかに知事としての人気は低迷を続けていた。
 

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by thessalonike5 | 2012-10-30 23:30
ワシントンポストの石原新党批判 - 「右傾化をさらに加速させる」
b0090336_17435430.jpg昨日(10/25)の奇妙な騒動は、どう考えても、石原慎太郎の都知事辞任が事件であるのに、マスコミはそれを石原新党結成のニュースとして派手に報道で扱った。知事を突然放り出した緊急会見なのに、新党立ち上げの祝祭イベントのように演出して大きくテレビで放送した。マスコミはこの問題の意味をスリカエて伝えている。そして、石原新党の宣伝のために公共の電波を使っている。大越健介のNW9は、冒頭から30分近くをこの話題で埋め、新党結成を視聴者に積極的に印象づける姿勢を際立たせていた。まるで、石原新党の政見放送とそのヨイショ解説の特別番組だ。今週末の世論調査が意識されていて、そこでなるべく高い支持率を与えようと画策していることが窺える。少し落ち着いて考えれば分かるが、昨日の記者会見は新党結成がテーマではない。石原新党のお披露目式ではない。党名も決まっていないし、党の理念や同志も明確になっていない。活動計画も未定で、全ては決定事項の発表ではなく、石原慎太郎個人のその場の思いつきの応答である。この程度の「石原新党」の輪郭情報なら、これまで何度も本人が言い、マスコミも繰り返し報じてきた範囲で、何も目新しさはない。新しいニュースは何かと言うと、都知事を辞職したという一点だ。これまで石原慎太郎は、新党立ち上げは吠えていたが、都知事を辞めるとは言わなかった。


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by thessalonike5 | 2012-10-26 23:30
橋下徹による「部落」の政治利用 - タブーと人権の混同
b0090336_1441922.jpg週刊朝日の最新号(11/2号)の冒頭に、編集長の川畠大四による「おわびします」と題した2頁の謝罪文が載っている。予想に反してきわめて短い。形式的な告知以上のものではなく、事務的な言葉が並んでいる。誠実さが感じられず、大企業のジャーナリズムの限界と病弊が滲み出た作文だ。山口一臣は、私が10/17に「『ハシシタ』のタイトリングは、渾身の怒りの表現と選択だ」と擁護したのに対して、「ご理解いただき恐縮です」とRTしていたが、昨日(10/23)のツイートでは、「私の見解もこの文章(謝罪文)のとおりです」と一転している。見苦しく、お粗末と言うほかない。一方、昨日の東京新聞に、東京都部落解放研究所の浦本誉至史とノンフィクション作家の上原善広の発言が載っていて、今回の事件についての見方が示されている。ネットで情報を拾うしかないが、二人とも週刊朝日の連載打ち切りの対応を強く批判している。上原善広は、「各メディアは今回の問題に懲りず、どんどん部落問題を取り上げるべきだ。部落問題を書けば傷つく人はいるが、それを気にしていると前に進まない。橋下氏のような権力者の人物研究をする際は、ルーツを辿ることは欠かせない。そこに部落問題があれば書けばいい」と言っている。同感だ。私の認識と全く同じだ。上原善広は被差別部落出身を公言している作家で、佐野眞一に先んじて橋下徹の出自を暴くルポを書いている。


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by thessalonike5 | 2012-10-24 23:30
橋下徹の暴力団性 - 佐野眞一による人格批判の急所
b0090336_171279.jpg週刊朝日の橋下徹批判の問題に関して、読者の方から次のようなメールを頂戴した。「佐野眞一さんの作品に心から敬意を表する者として、このブログに非常に励まされました。今回のハシシタ連載、ここまでタブーに果敢に挑戦して橋下徹を批判できるジャーナリストは、おっしゃる通り今の日本では佐野さんしか思いつきません。彼の作品が、本となって世に出ることを心から願います。偉大なる俗物、独裁者、大衆迎合の大変危険な男が、日本を動かす政治家になり、さらに今後も増長しようとしています。自分を批判するものにはヒステリックに攻撃を加え、論点をすり替えて大衆を扇動する様は、まさにハシズムです。昨今のワイドショーや報道番組での佐野批判を見ていると、このハシズムに犯されていく社会に非常に恐ろしくなります。私は某新聞社に勤める一記者です。同業者の中にも、残念ながら橋下を支持する者が少なからずいます。既存の政党への嫌悪感から橋下に期待を抱く人たちの気持ちは分からないでもありません。しかし、この男の仮面の裏に隠されたものを見抜かなければ、日本はまた暗黒の時代に逆戻りする気がします」。朝日が白旗を揚げて早々に屈服して以降、佐野眞一叩きはさらに激しさを増し、今回の一件は、週刊朝日と佐野眞一による悪質な部落差別であり、世俗の偏見につけこんだ悪意の暴論だったとする認識と評価が固まった。


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by thessalonike5 | 2012-10-22 23:30
佐野眞一叩きに付和雷同する人権左派の盲目と観念論
b0090336_1722221.jpg週刊朝日の記事を読み、ネットのTLを見たときに、これは大丈夫かなという一抹の不安はあった。不安というのは、今回のように朝日が日和り、週刊朝日が白旗を上げる事態である。私は週刊朝日を信用していないから、バッシングに折れて最悪の顛末になる可能性も予想していた。週刊朝日を擁護しようという気は毛頭ない。廃刊でも何でもすればいい。だが、掲載された佐野眞一の文章への評価は変わらない。表現も、方法も、気迫も、橋下徹批判として正鵠を射ている。佐野眞一は、これを週刊誌への連載ではなく、書き下ろしの単行本で発表するべきだったのだろう。結局、後ろから鉄砲を撃たれてしまった。記事中には、被差別部落の所在地を特定している記述があり、この点を論難されて槍玉に上げられるのはコード上やむを得ない。しかし、その瑕疵については訴訟の場で争う等の対処法があったはずで、それを選ばず、早々に橋下徹に対して謝罪するという対応は肯けない。佐野眞一がその方針を承伏したとも思えない。週刊朝日が呆気なく降参したことで、この問題は政治として決着がついた。連載は中止になるだろうし、最早、続けても意味と価値がない。今回の問題は、言論の自由と言葉狩りの問題でもある。今後のことを考えると、朝日の責任はきわめて重い。これは、戦前に擬えば、美濃部達吉の天皇機関説と類似の問題で、ファシズムの暗黒の扉を開く入口の事件だ。


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by thessalonike5 | 2012-10-19 23:30
週刊朝日の佐野眞一による橋下徹批判 - 的確で至当
b0090336_17354330.jpg週刊朝日に連載が始まった佐野眞一の「ハシシタ」を読んだ。この週刊誌を買って読むということは滅多にない。立ち読みすることもない。ときどき、新聞の広告に目を落とすくらいで、わざわざ店頭まで買いに行くのは、1年に1回あるかないかだ。ネットで話題になっているのを知り、佐野眞一が書いていると聞いて、直に読んでみようという気になった。他の人間だったら食指が動くことはなかっただろう。佐野眞一の筆によるものだからこそ、橋下徹が真っ赤になって逆上し、朝日新聞に対する取材拒否という報復攻撃に出たのだ。つまり、痛いところを突かれて取り乱したに違いない。記事を一読して、さすがに佐野眞一だと唸らされ、その筆力に感心させられた。まだ連載第1回だが、これまで見てきたどれよりも納得できる橋下徹論に触れた感がする。つまり、代弁されたというカタルシスを得た。香山リカの話も、小熊英二の話も、想田和弘の話も、橋下徹論として的を射ていない。湯浅誠や山口二郎に至っては、逆効果ではないかとすら感じて鼻白む。これまで多くの者が橋下徹論をやり、橋下徹批判を試みてきたが、どれも本質を外していた。課題に対して非力で、有効なものがなかった。唯一、辺見庸の「橋下徹はテレビがひり出した汚物である」という言葉だけがあった。その文学者の一言を、佐野眞一は中身のあるルポルタージュにしている。


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by thessalonike5 | 2012-10-18 23:30
NHKスペシャル『中国文明の謎』 - National Identityとしての夏
b0090336_1955498.jpgNHKが日中国交正常化40周年を記念して制作した特集『中国文明の謎』、その第1回「中華の源流」が一昨日(10/14)放送された。3回シリーズで古代中国文明を追いかけている。久しぶりにNHKが中国史の大型番組を手がけると聞き、その報に接したときから注目していたが、第1回は期待に違わぬ本格的な内容に仕上がっていた。両国の研究者が密接に協力し、そこにNHKが共同して作品を作っていて、1996-97年の傑作『故宮』の頃を彷彿とさせる。中国史を講義させたら、この30年、NHKの右に出る者はいなかった。NHKが中国史の最高のアカ デミーであり、最も優れた教育機関だった。NHKで中国史の特集があるときは、教室でノートを録る気構えでテレビに向き合っていて、私にとってはまさにNHKが中国史の権威である。そのNHKが、『故宮』を最後に中国史の制作と放送を止める。政治が理由だった。本来、『故宮』を超える作品が、新しい研究成果を導入して中国史を再構成する作品が、2002年か2007年に放送されてよかった。政治が右傾化を続け、世論の反中反共の毒素が滾り、親中派の外務官僚がパージされ、NHKでも日中友好系が粛清された。アカデミーは廃墟となってしまった。残念と言うほかない。中井貴一がナビゲートする今回の新シリーズは、佳作には違いないが、『故宮』や『大モンゴル』には迫力と情熱で劣る。


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by thessalonike5 | 2012-10-16 23:30
東京国立博物館の特別展「中国 王朝の至宝」のご案内
b0090336_17205046.jpg芸術の秋。東京国立博物館で開催中の『中国 王朝の至宝』展を見てきた。昨年は震災と原発事故があり、こうした展覧会に足を運ぶ気分になれなかった。久しぶりに上野公園を歩いたら、いつの間にかスターバックスやパークサイドカフェの小洒落た店ができている。公園の風情に合わせた瀟洒な設計で、訪れる客にも便利に違いないが、公園の景観や印象が変わってしまった点は否めない。民活の契機が無造作に差し込まれ、上野公園らしさがなくなってしまった。猪瀬直樹の仕業だろう。パブリックなものに資本主義の論理を突き刺さずにはいられない病気の男。人混みの上野駅から公園に入り、ケヤキやクスノキの木立ちが並ぶ大きな空間に出て、噴水前を通って長い距離を歩くのは、東博に入館する前の大事なアプローチの時間だ。正面奥にある芸術鑑賞に至る前の、日常から非日常に心を置き換える助走路なのである。この空間に民活を持ち込むのは似合わない。上野公園はパブリックそのものであるところに命がある。近代日本が国民のために設えた憩いの公共空間だ。今回、平成館は思ったより人が少なかった。秋に開催する東博の特別展にしては、会場の集客が少ない。そして、来場者の年齢が高く、若い人が少ない。尖閣問題の影響だろうかと案じる。事前の宣伝もしていない。ちなみに、上野の森美術館のツタンカーメン展の方は、入場30分待ちの行列だった。


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by thessalonike5 | 2012-10-15 23:30
中央日報の若松孝二インタビュー - 「教育が間違った」
b0090336_12231868.jpg自分はどこに住んでいるのだろう、自分の居場所はどこなのだろうと、最近、強くそう思う。地図帳の東アジアの頁を開いて眺め、どうやら済州島の南あたりの東シナ海の海の上が自分の立っている位置ではないかと、そんな見当をつける気分でいる。日本と韓国と中国の真ん中で、どうやら沖縄には近く、日中韓3か国との距離感では、どう考えても日本より韓国に近い。沖縄のマジョリティの人々は、おそらく私と同じで、日本のマスコミよりもネット上の韓国の新聞記事(日本語版)の方が、よっぽど健全で正常な政治報道をしていると感じているのではないか。日本のマスコミの偏向は異常で、国内世論の右翼化も深刻だと憂鬱に思っているはずだ。このところ、中央日報のサイトを頻繁にアクセスする。見ていたら、映画監督の若松孝二のインタビューが載っていて、我が意を得たりと膝を打たされた。見出しは「侵略の歴史を教えない日本、極右の扇動をそのまま信じる」。こう言っている。「侵略の歴史をしっかり教えないため、人々は彼ら(右翼政治家)の主張を信じてしまう。韓国と中国がなぜ反発するのか理解できない。政治も、教育も間違った」。「反原発デモも全部老人ばかりだ。若者たちはゲームだけして、スマートフォンばかりみている。若者たちは世の中の矛盾に抵抗して変えようと努力しなければならない」。直截で痛快だ。


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by thessalonike5 | 2012-10-12 23:30
英エコノミスト誌の石原慎太郎批判 - 「右翼のゴロツキ」
b0090336_189116.jpg英エコノミスト誌は、10/6に東京から発信した記事の中で、石原慎太郎を「右翼のゴロツキ」(rogue of the right)と呼んで斬り捨てている。この表現は、政治家としてまともな評価に耐える人物ではないという意味であり、ジャーナリズムの対象として論外の、リスペクト不要の存在であるという断定だ。われわれは、この指摘と言葉遣いについて考察を及ぼさなくてはいけない。英エコノミスト誌の記者の目から、石原慎太郎や日本の政治がどう見えているかという問題である。おそらく、記者の"rogue of the right"の範疇には、フランスのルペンやドイツのヒトラーが念頭にあるはずだ。それは、「容認できない人類の敵」のニュアンスを含む類型で、先進市民社会の政治感覚では、害悪的で拒絶的な政治対象になるのだろう。この東京都知事は、欧州の市民的な知性や良識の尺度からすれば、受け入れがたい数々の暴言を残していて、東京に赴任して駐在する海外の記者たちを驚かせてきた。曰く、「文明がもたらした最も悪しき有害なものはババアなんだそうだ」。従軍慰安婦に対しては、「自ら身体を売って稼いでいた」「売春は利益の出る商売」。重度障がい者に対しては、「ああいう人ってのは人格あるのかね」「安楽死につながるんじゃないか」。東日本大震災の被災地には、「大震災は天罰」「津波で我欲を洗い落とせ」。弱者を傷つける差別発言のオンパレード。


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by thessalonike5 | 2012-10-10 23:30
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