本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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<   2012年 09月 ( 14 )   > この月の画像一覧
日中友好の原点に戻せ - 破綻が露呈した戦略的互恵
b0090336_17155864.jpg昨夜(9/27)の報ステの放送で、三浦俊章が看過できない発言をしていた。40年前の日中国交正常化の映像を見せながら、当時の日中の関係者は戦争を体験した人たちであり、だから、このような内容の日中関係が組まれたのであり、今では時代が変わったのだから見直していいと、そう軽く言うのである。とんでもない暴論だ。この論法に従えば、65年前に施行された日本国憲法は、戦争を体験した人々の反省の念から制定されたもので、最早そういう時代ではないから、さっさと変えてしまえという結論になる。右翼の改憲論の主張と同じだ。1972年の日中共同声明には次のように書かれている。「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」。田中角栄と周恩来が署名、日中の戦争状態に終止符が打たれ、ここから日中友好の関係が始まった。日本国憲法の9条には次のような文言がある。「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」。三浦俊章に訊きたい。65年経ったから、戦争経験者はいなくなったから、この条文は変えてもよいのか。


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by thessalonike5 | 2012-09-28 23:30
安倍晋三の登場と韓国の衝撃 - 「右傾化」と「反日」の間
b0090336_1905052.jpg自民党の総裁に再び就任した安倍晋三の政策を並べると、次のようなものになる。①憲法を改定する、②集団的自衛権の行使を容認する、③海兵隊を新設する、④河野談話を破棄する、⑤村山談話も踏襲せず否定する、⑥靖国神社に参拝する。総裁選のタイミングで尖閣問題が紛糾する事態となり、中国で反日暴動が吹き荒れ、マスコミが政策論議を日中関係に集中させてナショナリズムを煽る報道に徹したため、最もタカ派の安倍晋三に風が吹く情勢となった。先月までは総裁候補として名前も上がってない大穴だったが、ナショナリズムの受け皿になって野党第一党の総裁となった。瓢箪から駒の最悪の結果だ。われわれの懸念は、日本のマスコミではなく韓国の報道が代弁してくれている。まさに、「国境を越えた市民社会」の感がする。日本のマスコミは、昨夜(9/26)のNW9(大越)も報ステ(古館)も、安倍晋三をスタジオに生出演させて歓迎ムード一色だった。テレビ好きの安倍晋三が、またテレビに出まくってカメラ目線に精を出す憂鬱な日々が始まる。韓国の聯合ニュースは、昨日の速報で安倍晋三を「極右」と断定、「首相になる場合、日本の軍国主義傾向が露骨になり、韓国、中国など周辺国との摩擦が強まる」と論じた。「安倍氏が最大野党の総裁になったことにより、日本政治の右傾化の流れは加速する」とも。全く同感だ。誇張のない指摘だ。


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by thessalonike5 | 2012-09-27 23:30
東アジア放送局の番組企画 - 歴史ドキュメンタリー試案
b0090336_18124189.jpg中国と韓国が共同で運営し、日本人の研究者や文化人が参加する日本向けのインターネット放送局。これを仮に「東アジア放送局」と名付けよう。きわめて空想的な作業ながら、総合プロデューサーになった気分で、その番組コンテンツを企画している。傍から見れば滑稽な一人相撲であり、甲斐なき努力の何とかだが、こういうプランニングをするのは楽しい。嫌いではない。青写真を示せば、イメージが浮かんで賛同し共感してくれる者が増えると信じる。本来、これはNHKが制作して週末の夜のNHKスペシャルで提供すべき歴史ドキュメンタリー作品である。今から17年前の1995年、NHKは『映像の世紀』という感動的な11集のシリーズを世に出した。山根基世のナレーションが素晴らしく、加古隆の音楽が印象的なNHKの歴史ドキュメンタリーの傑作。何度も再放送され、DVDが学校の歴史教材として活用されている。あの頃のNHKはよかった。受信料に見合う充実した番組を作り、公共放送の名に相応しい報道をしていた。あの頃の、1990年代前半の、資金力もあり、豊かな想像力があり、確かな知性があり、政治のバイアスがなかったNHKのスタッフだったら、どういう秀逸な番組を作れるだろうかと、そういう気分で構想を練ってみた。タイトルだけ並べると以下のようになる。右翼が見ると卒倒するキーワード群が並ぶ。


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by thessalonike5 | 2012-09-26 23:30
中国と韓国は共同で日本向けのインターネット放送局を
b0090336_17352011.jpg具体策として、今後どうすればよいか。一つの試論的提案だが、中国は、韓国と協力して、ネット版の日本語放送局を開設したらどうだろうか。本拠は大連。単にCCTVのニュースの音声を日本語で流すだけでなく、歴史認識の問題にフォーカスした本格的な特集番組を制作し、日本語で流すのである。中国の日本語での情報発信のサイトとしては、中国網(チャイナネット)があり、人民網(人民日報)がある。動画情報としてCS放送を流している大冨(CCTV)がある。だが、ネットでの活動に注力してはおらず、世間で注目もされていない。アクセスも少ないはずだ。ネットに特化して、ネットのユーザーだけを対象にした放送局を作り番組提供をすることである。これは、中国が国家プロジェクトとして本気で取り組んでいい政策で、今こそ立ち上げるべき事業だと思われる。日本のマスコミとネットでは、最早、正確な日中・日韓の歴史事実が国内に伝えられることはないし、情報は右翼的に捏造され歪曲されたものしか出回らない。出版世界も同様であり、正常なものは異端とされて排撃され、無視され、市場の商品にならない。右翼的偏向が夥しいものほど店頭でよく売れる。今後の日本の政治動向を考えたとき、学校での近現代史教育の中身は、ますます安倍晋三的、橋下徹的、「つくる会」的な方向にシフトするはずで、学校は右翼ロボットの生産工場の任務を帯びることになるだろう。


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by thessalonike5 | 2012-09-25 23:30
習近平に交渉破談の濡れ衣を着せる矢板明夫の陰謀論
b0090336_16234793.jpg前回の記事で、中国指導部の覚悟と決断について書いた。逆に照らしてみると、日本の側には全く覚悟と決断の契機がない。尖閣有事とは中国との戦争の勃発である。多くの国民の生命が奪われ、国家が破滅するかもしれない。そういう重大な危機に直面し、政治家の一挙一動には重い責任があるのに、野田佳彦や玄葉光一郎や前原誠司の言動や態度には寸毫の真剣さもない。本来なら、民主党代表選など延期して当然の局面だ。彼らは覚悟も決断もしていない。覚悟も決断もせず、ズルズルと成り行きに任せて尖閣有事のハプンを待っている。何も悩んでいない。在留邦人について配慮を巡らせていない。中国に依存している日本経済の破局を想像していない。今回の尖閣問題について、日本の指導部がやっていることは、ただ米国に指示を仰ぎ、米国の指図どおりに動いていることである。だから、野田佳彦も、玄葉光一郎も、前原誠司も、何の動揺も不安も憂慮もなく、頭を使って考えることがなく、心を悩ませることがないのだ。尖閣有事の状態を現出させ、改憲と集団的自衛権と核武装に持って行くことは、米国が決めたロードマップである。また同時に、彼ら右翼政治家の積年の目標でもある。米国に任せていれば、万事うまく成就するシナリオであって、自分たちは何も深く考える必要はないのだ。この為政者の無責任と無自覚と無神経は、71年前の太平洋戦争突入時が同じだった。


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by thessalonike5 | 2012-09-21 23:30
中国指導部の覚悟と決断 - 若者の反日感情の中身
b0090336_1822430.jpg一昨日(9/17)、NHK-NW9に遠藤誉が映像出演して、今回の尖閣問題をめぐる中国の政治を解説する場面があった。非常に短い時間に編集され、断片的な説明に細切れされていたが、示唆に富む内容で、頷きながら聴き入った。遠藤誉は1941年長春生まれ。宮家邦彦とか、国分良生とか、マスコミに登場する「中国専門家」の浮薄で粗悪な中国解説は聞くに耐えない代物で、国民を洗脳する反中プロパガンダでしかない。日本には中国政治の研究者が消滅したと思っていたが、遠藤誉の観察と分析は知的な中身を持っている。最も正鵠を得た指摘と思われたのは、中国指導部が、反日デモの高揚が政権打倒に向かうリスクを覚悟の上で、尖閣問題を国際政治の中に引き出し、外交戦で勝負に出ることを決断したのだと看破した点だ。政治分析の言葉として正しい。そう言わなくてはいけない。胡錦濤が政治決断をしているのである。ここで想起させられるのは、そして政治解説の知識として紹介しなくてはならないのは、香港返還をサッチャーに迫った鄧小平の決意だ。もし英国が平和的返還に応じない場合は、人民解放軍を突入させて武力による奪還も辞さない。鄧小平は会談の場で「鉄の女」に断固として迫り、英国から譲歩を得ることに成功した。改革開放の鄧小平は革命家であり、歴戦の勇猛な将軍だった。サッチャーが拒否すれば、鄧小平は百万の犠牲を賭して采を振っただろう。


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by thessalonike5 | 2012-09-19 23:30
現役復活する「日本軍国主義」のターム - 中国の変容
b0090336_1656961.jpg昨日(9/16)のTBSサンデーモーニングでの中国の反日デモに関する報道はよかった。第一に、河野洋平が「かつての自民党には護憲派もいたのに、今の自民党は改憲派ばかりで、保守の中の『右翼』になり、ずいぶん幅の狭い政党になった」と発言したことだ。ようやくマスコミの議論で「右翼」の言葉が出た。この河野洋平の言葉は、中国や韓国の日本批判に根拠があることを国民に考えさせるもので、タイムリーで当を得た指摘である。そしてまた、「保守」と「右翼」の二つの言葉の違いについて、二つを区分けする概念について、基準となる常識的な線を示したものでもある。河野洋平の説明は正しく、以前の保守の一般像を想起させるものだ。昔の自民党には宇都宮徳馬や鯨岡兵輔がいた。宮沢喜一がいて、保守本流をリベラル・ハト派の意味で縁取っていた。保守の中にリベラルを包含させ、保守の幅を広げ、右翼とはくっきり異なる政治表象を形作っていた。そこに自民党の安定感があった。第二に、浅井信雄による「報道ナショナリズム」への批判である。尖閣問題の報道について、日本のマスコミが反中感情を煽っている点を問題視するコメントだった。第三に、関口宏による、両国首脳は問題を解決するべく早急に話し合いせよという提言である。この言葉には大いに膝を打たされた。そのとおりだ。何で、この関口宏の正論を率直に言う者がマスコミの中にいないのだろう。


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by thessalonike5 | 2012-09-17 23:30
尖閣問題の責任を中国に押しつける内田樹の詐術論法
b0090336_1733878.jpg9/11の朝日のオピニオン面(12面)に内田樹が登場し、尖閣問題で読者をミスリードする論評を書いている。きわめて悪質だ。タイトルは「領土問題の緊迫化」。朝日新聞紙面審議会委員の肩書きになっている。文章を引用しよう。「韓国の李明博大統領は支持率20%台に低迷していたが、竹島上陸で最大5%を稼いだ。政権浮揚のためには理由のある選択だったのだろうが、その代償に大統領は外交交渉カードを放棄した。本当に力のある政治家はこんなことはしない。尖閣についても同様である。中国政府が今強い出方をしているのは内政に不安があるからである」。それに続けて、鄧小平が78年に尖閣棚上げを提案できたのは、鄧小平が強い指導者で、領土問題でどのような譲歩カードを切っても国内の統制が乱れる不安がなかったからだと言っている。つまり、今回の尖閣問題は、李明博の竹島上陸と同じく、内政に不安のある中国政府が人気取りの国内対策で仕掛けたために起きたことだと論じている。とんでもない暴論ではないか。内田樹の論評の中には、「石原慎太郎」の字が一度も出てこない。石原慎太郎が5月に尖閣の買収を画策し、そこから日中関係の問題が広がった経緯について何も説明がない。内田樹は、5月から始まった尖閣問題を8月に起きた竹島問題と一つにして、中国と韓国の政権がポピュリズムの動機で発生させたものであると説明、日本を恰も近隣のナショナリズムの被害者として構図化している。
 

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by thessalonike5 | 2012-09-14 23:30
「右翼」の語の自粛と消滅 - 右傾化の自己(日本)認識
b0090336_18335647.jpg尖閣国有化を中国側に説明するため、政府はすぐに杉山晋輔(アジア大洋州局長)を北京に飛ばした。この措置は悪くない。もし国有化しなければ、石原慎太郎が購入して港湾等を自在に建設し、それをマスコミに宣伝していたことだろう。石原慎太郎の尖閣の火遊びを阻止するためには、政府が取得して「平穏かつ安定的に維持管理する」しかない。政府の判断と決定は、右翼の尖閣妄動を防ぐためのもので、日中関係の悪化を食い止めるためのものだ。結果的に、日本側の主権強化となり、中国側の望む現状維持からは動いたが、次善の策としてやむを得ない。この点は中国の認識も同じだろう。にもかかわらず、今回、中国側の反応がこれほど強硬なのは、私の推測では、水面下の日中交渉で、中国が要求している「3条件」(①上陸させない②調査をしない③開発しない)を日本が合意してないからで、態度を曖昧にしているからだろう。おそらく、石原慎太郎にも何らかの「説明」をしているわけで、「密約」的なニュアンスを残している可能性がある。とすれば、中国への「説明」は玉虫色の二枚舌になり、「3条件」に明確にコミットすることができない。政府はマスコミへのリークで、9月下旬のNYの国連総会で日中首脳会談を想定と言ってきたが、とてもそのような情勢ではなくなっていて、10日ほどで調整がつくような楽観的環境ではなくなった。日本側が大胆に動くしか問題の解決はない。


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by thessalonike5 | 2012-09-12 23:30
寺島実郎の反中プロパガンダが逆照射する日本の孤立
b0090336_17315612.jpgウラジオのAPEC首脳会合で、野田佳彦と李明博がぎこちなく握手する場面があった。JapanとKoreaだから、丸いテーブルでアルファベット順の席次となると、どうしても隣同士に着座させられるのだろうか。21世紀の世界は、各国の首脳同士が頻繁に会合する国際政治環境となり、いつも大きな国際会議で並んでプレス撮影したり、バイの会談で握手するという図を作らないといけない。G20、APEC、国連総会、他にもASEAN+3、核サミットなどの機会がある。こうして、年に何度も首脳同士が顔を突き合わせる国際政治の枠組みが整備されていることが、まさに戦争の危機を未然に防ぐ平和外交の装置として機能している。互いに常に友好関係でなければ、顔を合わせたときに気まずい。首脳同士は国民と国民を代表して挨拶をする。ウラジオの日韓と日中の映像は、日本が、頻繁に首脳会合して相互友好を確認する最近の世界政治の流れに逆行し、そのシステムとは不具合を起こす北朝鮮型の国になっている事実を浮かび上がらせた。1990年代の頃はそうではなかった。日中と日韓は、「またか」と呆れるほど、くどいほど頻繁に往来して首脳会談をセットし、大きな議題がなくても顔を合わせて「緊密な関係」をアピールしていた。思えば、外務官僚はよく仕事をやっていた。現在の日中・日韓の関係は、EUの仲睦まじい絵とはまさに対照的である。


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by thessalonike5 | 2012-09-10 23:30
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