本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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<   2011年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧
なぜ党税調総会は急変して増税容認の落着となったか
b0090336_163364.jpg藤井裕久が会長をしている民主党の税制調査会が、9/27夜の総会で結論を押し切り、11.2兆円の増税案を決めた。この前日(9/26)、3時間に及ぶ会議をやり、反対論が噴出して結論を持ち越している。さらに、先週の9/219/22の夜も、同じように総会を開き、その度に紛糾して結論が出なかった。その様子は、毎回のようにテレビのニュースで映され、早く決めろと大越健介が催促のコメントを連発していた。不審に思うのは、9/27に急転直下で役員案了承となった経緯と背景である。私だけでなく、この問題に注目していた多くの者が、意見集約にはもう少し時間がかかり、場合によっては増税先送りになる可能性もあると薄々思っていたはずだ。これほど早く収斂するとは意外だった。テレビで藤井裕久が言っていたが、最後まで反対を貫いて抵抗した者もいる。京野きみこのTwitterには、怒号と抗議の中、強引に反論を打ち切られたと憤りがある。朝日の9/28の2面にも現場の生々しい様子が記事にあり、休憩後に藤井裕久が住民税増税を1年延ばす提案を出し、そこで議論を打ち切って「拍手で了承を取りつけた」のだが、そのとき、増税反対派の宮崎岳史が「もっと紳士的にやれ」と反発、それに対して藤井裕久が、「お前こそ紳士的にやれ」と怒鳴り返した修羅場が報じられている。テレビ報道の印象ほどには静穏な決着ではなかったようだが、それにしても反対派の攻勢が妙に弱かった。


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by thessalonike5 | 2011-09-29 23:30 | その他
司法官僚による「市民感覚」の謀略 - 小沢有罪への道
b0090336_17394860.jpg若狭勝とマスコミは、今回の判決について「状況証拠を積み上げた結果」だと言っている。だが、この説明を鵜呑みにしていいのだろうか。状況証拠という言葉には法的に厳密な意味があり、単なる状況情報とは違う。証拠という語が熟されている以上、判決を出す上で採用してよい確実な事実でなければならず、証拠として十全で妥当でなくてはならない。今回、裁判官は、この判決の導出に関わった幾つかの状況証拠について、その採用が適正かどうかをどこまで真剣に反芻したことだろう。例えば、東北一帯の公共工事に小沢事務所が差配の権限を持ち、常に「天の声」で受注業者を決め、裏金をゼネコンから献金させていたとする件である。あるいは、水谷建設の5千万円x2を秘書が受領したとする件である。これを裁判官が事実認定し、(秘書の虚偽記載罪を立証する)状況証拠として採用するに当たっては、単なる風聞ではなく、覆らぬ確定的事実として認めなければならないはずだ。そこには、やはり具体性と特定性の要素が不可欠である。裁判官は、曖昧な情報を安易に信用してはならない。若狭勝が「状況証拠」の語で指しているものは、実際には、マスコミが検察リークで撒いてきた「情報」の断片と集積であり、それによって世間で形作られてきた小沢一郎への悪評である。裁判で採用対象となる「状況証拠」と呼ぶに値しないものだ。


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by thessalonike5 | 2011-09-28 23:30 | その他
小沢一郎の秘書3人に対する有罪判決の不当と異常
b0090336_14124466.jpg昨日(9/26)の、小沢一郎の元秘書3人に対する有罪判決について、ネットの中では轟然と非難の声が上がっている。私も、この判決内容は意外で、刑事裁判の常軌を逸し、司法の基本原則を踏み外しているとしか思えない。昨年、足利事件の再審判決があり、さらに村木厚子の事件があり、検察が一方的に事件のストーリーを描いて無実の者を冤罪に追い込む悪弊が糾弾された。足利事件と村木事件の教訓は、刑事事件の捜査と審判に当たっては、司法当局は何より厳正に証拠を重視し、予断と憶見で事件の構図を推定してはならぬという戒めだった。その教訓と反省は、マスコミを通じて幾度も世間に喧伝されたはずである。ところが、今回の判決は、そうした司法の過誤と信頼失墜への反省と恐懼など全く嘘だったかのような驚くべきもので、裁判官自ら証拠も調書もそっちのけで構図描きに腐心し、推認の山を重ねて被告人を断罪しているものである。裁判所が率先してストーリーを描いている。まさに司法の逆コース。若狭勝は、「供述に頼らなくても状況証拠だけで有罪とすることが可能だと示したことは、特捜部は非常に大きな力を得たと言えると思う」とコメントした。だが、若狭勝やマスコミが言う「状況証拠」は、この場合、果たして本当に状況証拠と呼べるものなのだろうか。この「状況証拠」には言葉のマジックがあるように思えてならない。バイアスがかかった推認に都合のいい「状況情報」でしかないのではないか。


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by thessalonike5 | 2011-09-27 23:30
シオニスト新聞と化した朝日のパレスチナ矮小化報道
b0090336_1333512.jpg昨日(9月25日)は、8年前に白血病で死んだサイードの命日だった。死ぬ1年前の2002年8月、アル・アハラム誌に寄稿して次のように書いている。「長期にわたって患うと、身体的な具合の悪さはもちろんのこととして、精神的にも、自分ではどうすることもできないという無力感でいっぱいになる。けれどもまた、分析が冴えわたる時間が訪れるのも事実であり、それはありがたく思うべきだろう。この3か月というもの、私は入退院を繰り返している。来る日も来る日も、長時間に及ぶ辛い治療を受け、輸血を受け、際限のない検査を繰り返し、ただ天井を見つめて過ごすだけの非生産的なときが何時間も続き、疲労と感染症で体力を消耗し、普段の仕事はできず、考えて、考えて、日常生活を全体的に捉えることを可能にし、普段とは違った角度から物事を見ることができるようになる」(中野真紀子訳 『イスラエル、イラク、アメリカ』 P.34)。サイードの時事の文章というのは、読みやすく、それだけでなく、正義の心が悪と不条理を告発する表現の格闘があり、知識人の勇気があり、精神の力業にいつも感動させられる。あの時局と自身の立場の重苦しさの中で、重病の不自由な身で、サイードはよく『戦争とプロパガンダ』の一文一章を彫り刻んだものだ。私は、サイードの病気と死の真相を疑っている。アラファト(2004年11月1日)もまた白血病死だった。偶然だとは思えない。モサドとCIAの仕業だと確信している。


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by thessalonike5 | 2011-09-26 23:30 | その他
パレスチナ国連加盟の政治戦 - 40年前のドラマを再度
b0090336_16123721.jpg今日(9/23)の朝日毎日の社説は、パレスチナの国連加盟の問題を取り上げている。取り上げてはいるが、いつもながらの意味不明の論説で、何を言っているのか全く要領を得ない。外務官僚が国民に説教して聞かせたいところを、新聞官僚が幼稚な記事にしているわけだが、あまりのお粗末さに気が滅入ってしまう。これを英訳して、欧州や中東の市民に読んでもらったなら、どういう反応や感想が返って来るだろうか。日本の意識水準の低さ、国際情勢に対する感覚の鈍さ、米国に従順なイヌの態様について、ああなるほどと頷き、呆れ、軽蔑を誘う材料になるに違いない。この問題について、新聞は報道しているが、テレビはほとんど情報を流していない。世界中が注目し固唾をのんで見守っている問題で、日本人は全くと言っていいほど置き去りにされている。新聞の社説は陳腐で滑稽だが、実のところ、この問題は相当に複雑で報道が難しいことは間違いない。国連外交で何が起きているか、各国の思惑はどうで、事態はどういう方向に展開するのか、それを分析し理解するのは容易ではないのだ。まず第一に、総会でのパレスチナの「オブザーバー国家」の承認があるのか、あるとすればどのタイミングなのか、誰による、どのような決議案の提出なのかという問題がある。第二に、米国(オバマ)は本当に安保理で拒否権を行使するのか、できるのか、という問題がある。


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by thessalonike5 | 2011-09-23 23:30 | その他
脱原発の国民運動に求めること - 政策綱領と国際戦略
b0090336_1435517.jpg6万人が集まった9.19の脱原発集会の挨拶で、呼びかけ人の鎌田慧が今後の運動の予定を語っている。1000万人の署名を集め、来年の3.24に集約集会を開くのだと言う。その間に、講演会や音楽会も開くともある。半年間で1000万人の署名を集めることが運動の目標らしい。来年の3月を運動の区切りにするのであれば、残りの期間は半年である。9.19の明治公園の集会は、言わば運動のラウンチのイベントだが、スタート(6.15)からラウンチ(9.19)まで3か月かけ、ファイナル(3.24)までの実質的な運動期間が6か月というのは、運動のロードマップとして些かバランスが悪い設計のように思えてならない。通常は、準備からラウンチまで1か月で、そこで景気をつけ、ゴールまでに1回か2回大きな集会を打つ計画を組むものだろう。6万人を集めたことは画期的だが、これから半年間、この運動がマスコミの表面に登場しなければ、結局、9.19の一発だけで終わったという意味に止まらないか。だとすると、あまりに思考が自己完結的(自己満足的)なのである。前回の記事にも不満を述べたが、これは脱原発の唯一の国民運動なのだから、不断に現実政治に働きかけ、福島の事故処理とエネルギー政策の決定過程に関与し、具体的な政策に影響を及ぼす政治主体にならないといけない。政権や政府との間で常に火花を散らし、くんずほぐれつの格闘を演じないといけない。


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by thessalonike5 | 2011-09-22 23:30 | 東日本大震災
9.19の脱原発6万人集会 - マスコミ報道が小さい理由
b0090336_16381670.jpg昨日(9/19)の6万人が集まった脱原発デモについて、マスコミ報道の扱いが小さすぎるという不満の声がネットで上がっている。たしかに、マスコミが今回のデモを過小評価している点は間違いない。無論、それは意図的なものだ。NHKも民放もテレビのニュース番組で話題として取り上げたが、東京だけでなく全国各地でデモが挙行された事実を伝えず、各地の人数や映像を紹介しなかった。今日(9/20)の朝日紙面を見ても、東京のデモの写真は載せながら、全国で同じ行動があった事実は記事にしていない。3.11の事故の後、これは最大の脱原発の示威行動であり、他の政治的な集会やデモと較べても、6万人(警察発表2万7千人)という動員は最近では空前の規模と言える。画期的で大成功だし、取り組みを準備した関係者の労をねぎらいたいし、この快挙を心強く感じるが、問題は、マスコミ報道の扱いが小さい点をどう捉えるかである。思い出すべきは、3か月前の6.11の新宿デモだ。このときは、今回よりも参加者はずっと少なかったが、マスコミは重大な関心をもって取材し報道した。TBSの「報道特集」は、アルタ前にカメラとレポーターを置いて現場を生中継し、若者中心のデモの意義を積極的な論調で評価していた。マスコミの扱いが大きく、内在的で、今回のように冷淡ではなかった。問題はそこだ。


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by thessalonike5 | 2011-09-20 23:30 | 東日本大震災
NHKの「生活保護」特集 - 「水際作戦」の復活と扇動
b0090336_15463143.jpg9/16の夜、NHKの特集で『生活保護 3兆円の衝撃』の放送があった。現在、日本の生活保護の受給者数は203万人に上り、国の税収の1割近くになる3兆4千億円の支出規模に膨らんでいる。番組では、特に生活保護世帯が多い大阪市に焦点を当て、現状と問題点を報道していた。大阪市では、何と全人口(267万人)のうち18人に1人の15万人が生活保護を受け、市予算の17%が支出されるという惨状になっている。番組は、働く能力がありながら生活保護を受けている者が多い実態を衝くという視角で取材と構成がされ、働いている者たちの税金が無駄に浪費されている実態を告発する主張になっていた。4年前の「ワーキングプア」とは全く逆の論理と立場の報道で、NHKの立場の変貌ぶりに驚かされる。NHKが槍玉に挙げたのは、2009年春の厚労省通達で、ここで国が明確に65歳以下の稼働世代に対しても生活保護の対象から外さないように適用の確認を明記したため、働く能力のある世代が次々と保護を受けられるようになり、フリーライダーを増やして財政を圧迫する結果になったのだと糾弾していた。番組を見ながら、苦笑してしまった。小泉政権以降の、福祉事務所が保護申請を受理しない冷血な「水際作戦」を批判し、憲法と生活保護法の順守を国に求める声を挙げたのは、「ワーキングプア」を制作したNHK自身ではなかったか。


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by thessalonike5 | 2011-09-19 23:30 | その他
09年マニフェストの「政治主導」 - 内閣の理念と挫折
b0090336_16261825.jpg民主党の09年マニフェストには、冒頭の見開きのページに、「鳩山政権の政権構想」と題して次の5策が掲げられている。(第1策)政府に大臣、副大臣、政務官、大臣補佐官などの国会議員約100人を配置し、政務三役を中心に政治主導で政策を立案、調整、決定する。(第2策)各大臣は、各省の長としての役割と同時に、内閣の一員としての役割を重視する。事務次官会議は廃止し、意思決定は政治家が行う。(第3策)官邸機能を強化し、総理直属の「国家戦略局」を設置し、官民の優秀な人材を結集して、新時代の国家ビジョンを創り、政治主導で予算の骨格を策定する。(第4策)事務次官・局長などの幹部人事は、政治主導の下で業績の評価に基づく新たな人事制度を確立する。政府の幹部職員の行動規範を定める。(第5策)天下り、渡りの斡旋を全面的に禁止する。官・民、中央・地方の役割分担の見直し、整理を行う。国家行政組織法を改正し、省庁再編を機動的に行える体制を構築する。以上だが、読みながら苦い溜息をつき、鬱々とした気分に落ち込み、失意の底に沈むのは私だけではないだろう。あの男の甘い言葉を信じてプロポーズに応じた私がバカだったと、20年前の結婚の後悔に苛まれる妻の心境だろうか。しかし、これは2年前の話である。実に、政治とは人を騙すことだ。真面目に考えれば、これほど空前で壮大な詐欺行為はない。


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by thessalonike5 | 2011-09-15 23:30 | その他
野田佳彦による官僚権力の公認 - 官僚主導の極致へ
b0090336_15424596.jpg昨日(9/13)、野田佳彦の所信表明演説があり、全文が今日の新聞紙面に載っている。昨夜のテレビ報道では、野党の党首たちから、官僚の作文に終始していて、持論の政策機軸が打ち出されておらず、具体策が何も盛り込まれていないと辛辣な批判が浴びせられていた。首相の所信表明演説とは、首班指名された直後か臨時国会の冒頭に行われるものを指し、特に前者については、その政治家の積年の政治理念を説き、それを政策化した中身と決意を述べる本懐の機会である。来年9月の代表選を考えたとき、野田佳彦に二度目の所信表明演説の登壇があるかは疑わしい。本人もその点は自覚していたはずだが、理念や哲学の開陳はまるでなく、理論や概念の提示がなく、官僚の平板な作文に体育会系の根性論を塗した空疎な内容になった。野田佳彦の中にそうした契機がなく、意味や必要性を感じていないのだ。一生に一度の、歴史に残る所信表明演説ですら、官僚が書いた作文を読めばよいと、そう思っている。あるいは、体育会系の表現を塗り込むことが、理念や哲学だと思い込んでいるのである。政経塾生らしく。この男の演説には知性の要素がないのが特徴で、それ以上に、現実に対する緊張感や問題意識がない。あるのは、官僚に対する全幅の信頼である。官僚に国政を操縦させておけば安心だという信念だ。


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by thessalonike5 | 2011-09-14 23:30 | その他
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