本と映画と政治の批評
by thessalonike5
以前の記事
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
more...
最新のトラックバック
多層式夢幻能
from NY多層金魚 = Conce..
「新しい翼」Neue F..
from NY多層金魚 = Conce..
「新しい翼」Neue F..
from NY多層金魚 = Conce..
ストロベリー・リポート ..
from NY多層金魚 = Conce..
ストロベリー・リポート ..
from NY多層金魚 = Conce..
秘密保護法 マスコミ(特..
from 聴く 見る 読む 考える
タネたちは故郷をめざす ..
from NY多層金魚 = Conce..
安重根
from 聴く 見る 読む 考える
走って逃げよう! 原発か..
from NY多層金魚 = Conce..
走って逃げよう! 原発か..
from NY多層金魚 = Conce..
空間絵画としてのル・コル..
from NY多層金魚 = Conce..
そして12年目の9月11..
from NY多層金魚 = Conce..
わたしもベルリンオリンピ..
from 御言葉をください2
イスラエル化してゆく日本
from 聴く 見る 読む 考える
花はどこヘ行った + ..
from NY多層金魚 = Conce..
「ナチス改憲」失言、麻生..
from 酒井徹日記―平和・人権・民主..
洪水からの目醒め(5)ド..
from NY金魚
密猟者が 発電所跡で秘宝..
from NY金魚
アンドロイドは遺伝子組み..
from NY多層金魚 = Conce..
アンドロイドは遺伝子組み..
from NY多層金魚 = Conce..
アクセス数とメール


since 2004.9.1

ご意見・ご感想





access countベキコ
since 2004.9.1


















<   2011年 08月 ( 15 )   > この月の画像一覧
3党合意とは何か - 批准の見込みのない条約の締結
b0090336_14425785.jpg民主党代表選で重要な争点となり、現下の政局でも焦点となっている3党合意について考察をしよう。代表選では、小沢派の支持を受けた海江田万里だけが、3党合意の白紙化に言及し、他の4候補と異なる立場を際立たせていた。また、マスコミがそれを捉え、海江田万里の政策姿勢を論外な異端として演出し、非難攻撃を集中させる報道工作に徹していた。他候補とマスコミの言い分は、公党間で取り決めた合意は、政権が変わっても順守されなければならないという「正論」であり、一般常識からすれば然りで、海江田万里の主張は不当な逸脱として映る。マスコミは、増税問題に注目が集まると野田佳彦が突出して不利な状況になるため、投票前日の討論番組と翌日の新聞紙面で、3党合意の対立面をクローズアップし、人々の関心を喚起させる作戦に出ていた。ディベートの場での一対多の数的不利があり、レフェリー(テレビ)もジャッジ(新聞)も中立でなく敵であり、短期決戦の短い論戦期間の制約があり、海江田万里はこの問題の論争で劣勢に立ち、論点を深められず、説得的な切り返しを国民と党議員に示すことができなかった。果たして、3党合意は本当に順守されなくてはならないのだろうか。その正統性(Legitimacy)を検証したいが、それ以前に、3党合意とはそもそも何なのか、どれだけの国民が中身を正しく理解しているのだろうか。
 

More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-31 23:30 | その他
野田佳彦の勝利の意味 - 票差、演説、政策、被災地
b0090336_1284694.jpg野田佳彦の「ノーサイドにしましょう、もう」の言葉は、決して一般の者が常識で受け取る意味ではない。政治の表現らしいダブル・ミーニングが込められている。この「ノーサイド」は、「敗北を認めて無条件降伏しろ」という意味だ。敵味方なく互いに尊重して和睦という意味ではない。「もう」の一言にも意味がある。昨年の代表選に続いて二度目だぞというリマインダの含意がある。つまり、小沢派に対して、主流派に対する政策上の対立軸を放棄しろと迫っているのであり、白旗を掲げる時機だと宣告しているのだ。1年前に菅直人が言った「ノーサイド」と同じであり、「もう」は菅直人に続いて二度目という意味に他ならない。小沢派に対してマニフェストへの執着は断念しろと言い、増税路線を受け入れろと詰めている。政策を転換して全員が転向するか、小沢派を解散するか、党を出て行くか、三つに一つを選択しろというポツダム宣言である。おそらく、年末の税調と閣議で、来年4月からの消費税5%引き上げが決定されるだろう。「税と社会保障の一体改革」の方ではなく、「復興財源」の方の増税案目として、基幹税に消費税が選ばれる展開になると予想される。それを2012年から2015年まで4年間続け、2016年から社会保障財源に名目を切り替える魂胆だ。3党合意の延長で、秋の間に議論を固め、年末の税調で決めてくるに違いない。TPPの方も、野田佳彦の訪米時に日米合意のペーパーに入れると思われる。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-30 23:30 | その他
テレビ出演しなかった小沢一郎の失策 - 戦略不在の内奥
b0090336_1775593.jpg懸念されていた独ソ不可侵条約の締結、すなわち小沢一郎と前原誠司の野合の悪夢はどうやら回避に至った。小沢一郎の側が幹事長ポストを求めて交渉していた件について、平野貞夫は昨夜(8/25)のテレビ番組の中で否定し、ネットの小沢信者も信じてないが、私はこれは事実であり、マスコミ報道の方が正しいと推断する。候補者選びの基準である「マニフェスト遵守」についての小沢一郎の表現が、8/23から8/24にかけて微妙に揺らいでいた。そもそも、前原誠司を支持しないのなら、最初から独自候補を擁立して代表選に臨むべきで、仙谷由人と極秘会談を持つこと自体、傍から見れば条件交渉に及んでいると勘ぐられても仕方ない行動だろう。独自候補者を立てないということは、勝ち馬に乗るという意味である。結局、前原誠司が強硬に妥協を拒否し、小沢一郎の勝ち馬戦略は頓挫する羽目になった。平野貞夫の話では、出馬した者の中から小沢派として支持候補を絞り込むのだと言う。私から見れば、これは最悪の負けパターンで、作戦として下の下の選択である。鹿野道彦も、海江田万里も、前原誠司の新体制に入って要職を得る思惑のはずで、反主流派の冷や飯の境遇は御免だろう。二人とも軸足は主流派の内側にあり、小沢一郎と前原誠司の断裂と抗争の間に入って融和を図れる力量もない。本当に、小沢派は対立候補を一本に纏められるのかどうか、私は現時点でその可能性も疑わしいと思っている。
 

More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-26 23:30 | その他
勝ち馬に乗る小沢一郎 - 72年後の独ソ不可侵条約か
b0090336_1774671.jpg昨日(8/23)の午前と午後、前原誠司と小沢一郎が2人が相次いで稲盛和夫を訪ねている。前原誠司が代表選に立候補表明する日の出来事であり、マスコミは、俄然この政治パフォーマンスに注目して報道している。2人とも、訪問予定をマスコミに伝えていて、京セラの社屋から出て来る場面を撮らせていた。稲盛和夫が仲介役として動いているというメッセージの発信と演出だ。また、昨夜は仙谷由人と小沢一郎が直接会談、仙谷由人が小沢一郎に支援を要請する一幕があった。どうやら、小沢一郎は勝ち馬に乗る構えの様子で、対立候補は出さず、前原誠司の「挙党一致」に協力する選択に傾いているようだ。細野豪志も前原支持を表明した。これで代表選は無風になった。小沢一郎の支持を得られないと了解しつつ、海江田万里と鹿野道彦が降りないのは、前原体制の「挙党一致」の中に潜り込む思惑からだろう。代表選の開票直後に、勝者を中心に候補者たちが手を重ねて撮る絵の中に入り、「挙党体制」の大物として重要ポストを得る狙いだ。立候補表明後の記者会見で、前原誠司は「小沢史観からの脱却」を唱え、小沢一郎の議員資格停止処分についても、「執行部の決定を尊重すべき」の立場を崩していない。マスコミは、前原誠司の「挙党一致」の言葉に「脱・反小沢」の意味を被せて報道しているが、これは巧妙な情報操作であり、前原陣営の策謀に従った狡猾な宣伝工作である。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-24 23:30 | その他
民主党代表選の政治 - 細野豪志と「党内融和」で勝つ一計
b0090336_1526065.jpg民主党の代表選がニュースになって、もうかれこれ2週間が経つけれど、政策論争どころか候補者の顔さえ固まらないうちに、6日後には投票という日程になった。国民をバカにした話だ。菅降ろしが決まった後、野田佳彦、馬淵澄夫、小沢鋭仁、樽床伸二、海江田万里、鹿野道彦、平岡秀夫の7人が次々と手を挙げ、浮薄な乱戦模様が極まって行ったが、投票日を1週間後に控えて、今度は手を挙げた者たちが続々と出馬の撤回を始めている。まさに冗談のような代表選で、一国の首相を決める選挙とはほど遠い軽さと国民不在に呆れ返る。名前が挙がった中で、自らの政策構想を国民の前にコミットした者は一人もいない。「私はこれをやりたい」と政見や抱負を語り、国民に支持を求めた者は一人もいない。Webサイトに公約を掲げて世に問うた者も一人もいない。最初に、野田佳彦が増税路線と大連立を言い出し、自公に秋波を送ったが、これを見た他の連中が批判を始め、党内に不評で代表選に不利となると、野田佳彦は途端にトーンダウンして曖昧に逃げた。1週間後には、最大派閥の小沢派の票がカギだという話になり、小沢詣での段となり、マスコミの小沢叩きが始まり、ようやく本命の前原誠司の出馬となった。要するに、執行部(主流派)にとって菅降ろしと野田後継はセットであり、官僚と自公にオーソライズされた計画であり、代表選もそれで難なく通過できると踏んでいたのだ。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-23 23:30 | その他
右翼の嫌韓デモ - 安穏とギャラ稼ぎする「韓流スター」
b0090336_15565832.jpg昨日(8/21)、右翼4千人が大挙してお台場のフジテレビに押し寄せた事件について、一部のスポーツ紙を除いてマスコミの報道はなかった。ネットでも、右翼同士が盛り上がって騒いでいるだけで、政治問題として関心を向けて批判的に考察する者がいない。こうした動きが、確実に日韓関係を変え、そして日本の将来に影響を及ぼしている弊害について、正面から言及し、問題視しないことは嘆かわしいことだと思われる。フジテレビが韓流ブームを捏造した事実があるかどうかとか、公共の電波を使った不当な「韓流押し」で暴利を貪った疑惑とか、そうした点も重要だが、見落としてはいけない本質は、これが右翼による韓国排撃の政治行動であることで、マスコミ批判を標榜しつつ、真の標的は韓国であり、韓国を敵視し挑発する世論を拡大することが狙いであることだ。明らかに、この動きは、自民党の極右3議員が訪韓して騒動を起こした一件と連動しているし、右翼による「韓国プロジェクト」の一環であり、その主要な目的は、ネットで盛り上がっている脱原発から関心を逸らすところにある。現在、ネットの議論でブームとなっている脱原発に、自陣が押さえているマジョリティが流れて行かないように、右翼が別の方向性を作っているのである。そして、昨年の反中運動の勢いを再現させ、日本の対韓世論と対韓外交を変えようとしているのだ。敵対と憎悪の感情を煽って冷戦関係に持ち込むべく。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-22 23:30 | その他
脚光を浴びる梼原町 - 自然エネ事業の成功と隈研吾の建築
b0090336_17422653.jpg一昨日(8/17)、テレ朝の報ステで高知県梼原町が特集され、自然エネルギーによる自給自足をめざす取り組みが紹介されていた。CMを間に挟んで10分以上に及ぶ大型の特集で、番組スタッフが入念に企画し、時間をかけて取材し編集した充実した報道内容だった。また、先進的な町づくりを勇気をもって推進した前町長の情熱と先見性を褒め称え、画期的な町おこしの成功モデルとして伝え、スタジオの全員が嬉々として喝采を送っていた。取材に赴いたスタッフが現地で感動し、その興奮を番組の仲間に伝えている様子がよく窺われた。特集は、牛が草を食む四国カルストの高原で、前町長の中越武義が小川彩佳を出迎え、自慢の風車2基を背景にしながら、この発電で町の電力の30%を賄っていると説明する場面から始まる。そして、風力発電を売電した収益を次々と新しい自然エネ事業に投資し、木質バイオマスのペレット工場を経営し、四万十川の支流に小水力発電を稼働させ、住戸への助成金で太陽光パネルの普及を進め、電力の地産地消を低炭素化で推進する理想的な町の姿を紹介した。さらに、梼原町で暮らす人々が、この町に自信と誇りを持っていること、一つの目標に向かって町全体が歩んでいることを、映像は清々しく描いて視聴者を説得していた。過疎の山奥の村でも、優秀なリーダーと住民が心を一つにすれば、必ず成功できるのだというメッセージが発信されていた。梼原は全国ブランドの町となった。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-19 23:30 | その他
泊再開の政治 - 巧妙な奇襲作戦、道新と札幌市長の不作為
b0090336_13464051.jpg泊原発の営業運転が再開された。経産官僚と道知事による一瞬の早業で、お盆休みを狙った不意打ちを受け、反撃する間もなく押し切られてしまった。原発維持推進派による巧妙で周到な電撃作戦の成功と言える。5月の浜岡の陣、7月の玄海の陣と、連戦連勝してきた脱原発の陣営は、この狡猾な奇襲で初めて敗北を喫し、再稼働側の巻き返しを許してしまった。今回の政治の意味は小さくない。調整運転が続いている原発は、もう1基、大飯にあり、次は福井が攻防の戦場になる。脱原発の多くの者が、高橋はるみによるこの時期のこの謀略を予測していなかったはずで、油断していたところを寝首をかかれた。私自身、再稼働をめぐる戦いの舞台が、次は「冬場の電力」を口実にした北方面だとは思いつつも、決戦は秋以降だろうと想定していたのである。菅直人の退陣が確定し、実権を完全に失った真空の時機を官僚側は衝いてきた。新代表(新首相)がこれを認める判断をするのは、世論の評価の手前、そう簡単には踏み切れない。政権移行期という、謀略を仕掛ける側にとって絶妙の機会を見逃すことなく、彼らは奇襲作戦を強行した。しかも、この時期、マスコミは被災地のお盆報道にシフトし、国民の関心を泊に向けさせず、論議させる隙を与えなかった。経産官僚が海江田万里の辞任を止め、菅直人との我慢くらべに持ち込ませたのは、この作戦計画があったからだ。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-18 23:30 | 東日本大震災
村山談話を振り返る
b0090336_16204617.jpg終戦の日に放送されたNHKの「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 戦中編」は、内容が濃く、印象に残る番組だった。キャスターの松平定知が素晴らしい。番組を見ながら、当時の状況を現在の日本と二重写しで捉えた視聴者は多かっただろう。軍部を官僚と置き換えれば、事態は現在と全く同じで、その先に破滅があることに気づく。前に私は、霞ヶ関は更地にして公園にするというグランド・ポリシーの提案を出したことがある。過激に聞こえるかもしれないが、そうなる可能性は十分あるのではないかと思い、私は歴史にひそかな自信を持っている。当時、日本を支配し、戦争政策を遂行していた参謀本部と軍令部、陸軍省と海軍省は、今、その跡地がどこにあるのか知る者すらほとんどいない。ここに戦前日本と戦後日本の断絶の例証がある。われわれが破滅を迎え、その次の時代を築くとき、現在の霞ヶ関と官庁群は、戦前の軍国支配者の本拠と同じ運命になっているだろう。歴史はそう審判し、鉄槌を振り下ろすだろう。破滅に至ったのは人災によるもので、責任者は処罰を受けねばならない。「無責任の体系」に革命のメスが入れられ、国を破滅に至らせた元凶が否定される時が来る。再生のために、彼らが処断され抹殺される時が来る。それは、過去と同じく、無辜の民の大量の流血と犠牲を伴った上でのことだろうし、そうでなければ、歴史的な転換はこの国ではハプンしない。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-17 23:30 | その他
終戦の日の偶感
b0090336_15164396.jpg戦争を省みる慰霊の季節のマスコミ報道は、今年は、震災の犠牲者の鎮魂と眼差しが重なり、また、戦後日本の復興と被災地の復興が重ねられ、二つを合わせて意味を論じる基調になっている。昨日(8/14)のTBSの関口宏の番組がそうだった。これらを見ながら、私が感じ思ったことは三つで、一つは決意の問題、もう一つは責任の問題、三つめに言葉の問題である。番組の中で、ダワーの『敗北を抱きしめて』の紹介があり、日本人の一人一人が下から平和国家の建設を誓い、憲法9条を守る決意をした歴史が語られていた。本当なら、福島の事故でこれだけ深刻な放射能汚染の被害を受け、強制避難や自殺者の犠牲を強いられ、第一次産業と食生活を壊され、健康不安の恐怖に直面させられている日本人は、原発のない国作りを選択し、世界中から原発をなくそうと運動を起こしてよいはずだ。それが、そうはならず、マスコミや論壇では原発維持派が幅を利かし、原発稼働を正当化する言説ばかりが溢れ、世論が原発維持論者を糾弾したり追放したりする場面にならない。そうなるには、被害がまだ小さすぎるのだろうか。福島第一の作業員が急性障害で何人も死ぬとか、子どもの甲状腺異常が大量に見つかる事態になって、ようやく被害のレベルが容認の限界を超え、人の意識が変わるのだろうか。脱原発が国民運動になるのだろうか。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-08-15 23:30 | その他
昔のIndexに戻る