本と映画と政治の批評
by thessalonike5
以前の記事
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
more...
最新のトラックバック
多層式夢幻能
from NY多層金魚 = Conce..
「新しい翼」Neue F..
from NY多層金魚 = Conce..
「新しい翼」Neue F..
from NY多層金魚 = Conce..
ストロベリー・リポート ..
from NY多層金魚 = Conce..
ストロベリー・リポート ..
from NY多層金魚 = Conce..
秘密保護法 マスコミ(特..
from 聴く 見る 読む 考える
タネたちは故郷をめざす ..
from NY多層金魚 = Conce..
安重根
from 聴く 見る 読む 考える
走って逃げよう! 原発か..
from NY多層金魚 = Conce..
走って逃げよう! 原発か..
from NY多層金魚 = Conce..
空間絵画としてのル・コル..
from NY多層金魚 = Conce..
そして12年目の9月11..
from NY多層金魚 = Conce..
わたしもベルリンオリンピ..
from 御言葉をください2
イスラエル化してゆく日本
from 聴く 見る 読む 考える
花はどこヘ行った + ..
from NY多層金魚 = Conce..
「ナチス改憲」失言、麻生..
from 酒井徹日記―平和・人権・民主..
洪水からの目醒め(5)ド..
from NY金魚
密猟者が 発電所跡で秘宝..
from NY金魚
アンドロイドは遺伝子組み..
from NY多層金魚 = Conce..
アンドロイドは遺伝子組み..
from NY多層金魚 = Conce..
アクセス数とメール


since 2004.9.1

ご意見・ご感想





access countベキコ
since 2004.9.1


















<   2011年 07月 ( 19 )   > この月の画像一覧
保安院のやらせと菅直人の老獪 - 現実化する脱原発
b0090336_16453658.jpg政府が新エネルギー政策の中間整理を発表し、菅直人が記者会見した同じ日に、保安院のやらせ事件が発覚したことは、決して偶然のタイミングではない。これは政治として一つの動きであり、菅直人の巻き返しである。昨日(7/29)、中部電力四国電力の2社が、政府主催のプルサーマルのシンポジウムで保安院からやらせ指示を受けた事実を明らかにしたが、2社ともマスコミを呼んで記者会見を開いている。国民の関心を惹く重大問題で、翌日の新聞の1面記事になる事件だから、当然、大勢の記者とカメラマンが押しかける。中電の法務部長の会見の様子などを見ると、間違いなく情報が事前にマスコミに伝わっている気配が察知され、このやらせ事件の報告と報道が、準備された政治のプロセスであることが推測される。これは政治であり、経産官僚側が一敗地に塗れた場面に他ならない。マスコミは解説しないが、菅直人と官僚との権力闘争には「来年度予算の概算要求」というヤマ場があり、8月末の決着(提出)を睨んだ土壇場の攻防がある。バジェットのフィックスとは、エクスペンスだけでなくオーガニゼーションが付随して中身を成す。昨日の政局の一幕で、保安院の分離解体がほぼ確実な情勢となった。保安院は実権を失い、これから半年間、原発政策に積極関与する立場を失う。耐性テストを始め、彼らの思惑どおりに原発政策を動かせない。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-30 23:30 | 東日本大震災
三浦俊章の杜撰な米国政治論 - 共和党と茶会と極右
b0090336_1546749.jpg昨夜(7/27)の報ステで、三浦俊章が米国政治について意味不明なコメントを発していた。①それまではリベラルも保守も同じように党内に混在して、共通項の多かった民主党と共和党が、1970年代から原理的な分裂が甚だしくなり、現在は共和党は右に極端に寄り、民主党は左にシフトしている。②茶会の原理主義に牽引される共和党と、黒人を大統領に選出した民主党、この二つの事実が二党の左右分裂を象徴している。③その背景には格差と移民の問題があり、欧州の極右政党台頭の状況と重なる問題が看取される。以上、要約すれば、こういう趣旨と結論だろうか。このコメントをテレビの前で聞いた藤原帰一は、果たしてどのような感想を抱いたことだろう。国際政治解説として論理が支離滅裂で、事実誤認が含まれ、視聴者をミスリードさせる粗雑な内容だと顔を顰めたのではないか。前段の議論、共和党と民主党の性格が1970年代から二極に分裂を始めたという指摘は、どう考えても正確な認識ではないだろう。二党の支持層の違いや政策理念の違いは、むしろ歴史を遡るほどにくっきりと際立って浮かび上がるはずで、リパブリカンとデモクラッツの古典的類型がフュージョンを起こしている議論がされるようになったのは、つい最近の出来事である。それから、黒人を大統領にしたから民主党が左だと性格づけするのは、床屋政談としてもあまりに程度の低い話と言える。米国史上初めて黒人を国務長官に抜擢したのは、右翼色が強烈だった共和党のブッシュ政権だ。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-28 23:30 | その他
ノルウェイの事件を右翼テロと規定・表現しない朝日新聞
b0090336_145144100.jpgノルウェイのテロ事件について、昨日(7/26)の記事で朝日の社説を引き合いに出し、それを批判しながら私の考えを述べた。事件を論じた朝日の社説が、表面を撫でただけのペーパー処理的な一般論で、政治認識としてイージーだと感じたのには理由がある。24年前、同じ右翼テロによって、朝日新聞は支局の記者を惨殺されている。至近距離から散弾銃を発砲され、入社6年目の小尻知博が若い命を失った。1987年の赤報隊事件である。生きていれば53歳になる。同期入社の者たちは、年功で出世を遂げ、今は論説委員や編集委員の幹部の立場で気楽に記事を書いているはずだ。凄惨な右翼テロで記者を殺された朝日が、ノルウェイの酸鼻をきわめる右翼テロに直面して、何も思い出さず、何も感じない無神経が、私には苛立たしく思われたのである。ウトヤ島で殺戮されたのは、小尻知博と同じ年頃の若者たちだ。同じ理由で、同じ方法で酷く殺された。散弾銃の弾丸を浴びた苦痛がどれほどのものか、現役の朝日の論説幹部たちは、24年前は、自分の問題としてリアルに想像できたはずだ。銃口から飛び散る無数の鉛の弾が、顔や胸や腹に突き刺さり、全身に激痛が走り、訳も分からずに不条理に死ななければならない瞬間を、こみ上げる憤怒と慟哭と共にイマジネーションしたはずだ。何故、今の彼らにはそれができないのだろう。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-27 23:30 | その他
ノルウェイの狂気と惨劇 - 日本でも起こり得る右翼テロ
b0090336_14464046.jpgノルウェイのテロ事件について、マスコミ各社の論評に腑に落ちるものがない。私の感想は大きく二つあり、どちらも新聞の論説やテレビで聞くコメントとは異なるものだ。それを率直に述べる前に、まず犯人と犯行について思うのは、このテロ容疑者は、死刑制度のないノルウェイで、最高刑である禁固21年を最初から念頭に置き、満期釈放までを睨んだ計画の上で凶行に及んだに違いないということだ。私がここで指摘したいのは、死刑制度の是非ではなく、この残忍なテロリストの政治計画が、ノルウェイの軽い刑罰制度を前提し利用して成立しているという事実である。容疑者は今回の犯行に際して、世間が自分をヒトラーに次ぐナチズムの第二の英雄と評価するようになるだろうと嘯いている。それが彼の目的である。この男の狙いを失敗させ、挫折させるためには、ノルウェイと欧州は相当な努力が必要なことだろう。21年は短い。32歳のこの男が刑期を終えて放免されるとき、53歳の壮年になっているが、それを迎えるノルウェイの政治と社会はどのような環境になっているだろう。この男は、出所のとき、勢力を拡大した右翼の指導者として凱旋する将来を夢見ている。明らかに、容疑者は、チャップリンが映画『独裁者』の中でヒトラーに言わせた言葉を意識している。「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄だ」。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-26 23:30 | その他
埋蔵電力の問題点 - 看過されている自家発電の稼働率
b0090336_14592093.jpg先週末、埋蔵電力について菅直人が経産省に文書で情報開示を要請していた問題が報道された。これは、海江田万里が菅叩きの材料としてマスコミに情報提供したもので、埋蔵電力の情報開示を拒む経産官僚の側を正当化する意図で動いた姑息な政治工作の一手である。この事実を公に暴露し、菅直人の手法の「異例さ」を強調して不快感を示すことで、首相指示を無力化し、有名無実にして、官僚側のサボタージュに名分を与える政治の駆け引きだ。現在、放射能汚染の対策と並んで、この埋蔵電力をめぐる攻防がこの国の政治の最大の争点で、原発を全基即時停止させても電力供給は十分なのか、それとも不足するのかが問われており、それが国民の最大の関心事のはずなのだが、週末のテレビ報道はこの問題に対して一顧だにせず、トピックスとして取り上げなかった。この情報戦を概観すると、マスコミのほとんどが官僚と財界の側に与し、「埋蔵電力はない」というプロパガンダで紙面と画面が埋め尽くされ、原発を再稼働しないと電力不足になるという「事実」が世間を蔽っている。しかしながら、国民の多数がそれを信じ、「事実」が固まっているかというと、そうではなくて、明らかに人々はマスコミ報道を疑っている。日経や朝日の記事を信用していない。一般多数の見方を代弁するものもマスコミの一部にあり、例えば古舘伊知郎がそうだ。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-25 23:30 | 東日本大震災
前原誠司の「20年かけて脱原発」の虚妄 - 擬態と詐術
b0090336_1575128.jpg昨夜(7/20)の報ステの特集「原発私はこう考える」に前原誠司が登場、「20年かけて原発をなくす」の持論をテレビで講釈した。20年かけて脱原発するということは、現在の原発をそのまま稼働させるということであり、政策として原発の現状維持の意味である。これは正しくは、脱原発するということではなく、脱原発しないということに他ならない。直近の政策イシューである再稼働について見れば、再稼働させるというスタンスであり、海江田万里や官僚や自民党と同じ立場である。ネットの一部に、この前原誠司の姿勢を「脱原発」だと安易に評価する声があるが、それは誤った判断であり、脱原発の意味を取り違えて騙されているか、そうでなければ、前原誠司への過剰期待に幻惑された自己欺瞞のバイアスに拠る妄想だろう。原発をめぐる最近の政治と言論の状況で、一点指摘し、注意を喚起しなくてはならないのは、脱原発の語義のスリカエが起きている問題である。無論、それは原発を維持しようとする側からの意図的な言語工作の所産であり、巧妙な詐術によって脱原発の定義と概念が混乱させられた結果である。政治戦は情報戦であり、情報戦の内実はイデオロギー戦である。言葉で騙された方が政治で負ける。ネットで脱原発派を自認している者が、次第にこの欺瞞に嵌ってスリカエを覚知できなくなっている現在、「20年かけて原発をなくす」ことが本当に脱原発なのかどうか、再度、言葉の意味を吟味し確認する必要がある。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-21 23:30 | 東日本大震災
澤穂希に国民栄誉賞を授与せよ - 個人に、今すぐに
b0090336_1333142.jpg昨日(7/19)、夕方の民放のテレビ報道の中で、帰国して記者会見(キャピトルホテル東急)に臨んだ澤穂希が、「日本で女子W杯の大会を開催して欲しい」と発言する場面が映されていた。残念なことに、この部分はNHKの7時と9時のニュースでは放送されることがなかった。NW9の大越健介は、本人をスタジオに呼びながらその話題に触れることはなく、フジの安藤優子同様に電波私物化と自己顕示欲の動機丸出しのくだらない駄弁で埋め、重要な問題を放送に乗せなかった。これは意図的で作為的なものだ。NHKは政府である。澤穂希の言葉は直訴なのだ。成果を挙げてきたから、どうか願いを叶えて欲しいと政府と国民に直訴しているのであり、凱旋会見でこれを言おうと決意してきた要望なのだ。澤穂希にとっては、絶妙の機会を捉えた真剣な請願だったはずだ。もし、この情報がNW9の生放送で茶の間に流れたら、それは国民の正論になり、流れは固まり、誰も阻止も妨害もできず、ほとんど政治的に既成事実のようになってしまう。政府(文科省)にとって、2019年の大会招致が確実に行政上の義務課題となる。財政面の問題はないが、これを受けると、石原慎太郎と森喜朗と麻生太郎が動いている2020年の東京五輪が潰れる可能性が高い。国民は迷わず2019年の女子W杯の方を選ぶ。これは政治なのだ。だから、NHKと大越健介は、この澤穂希の直訴を事前に棄却し、周到に番組台本から排除したのである。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-20 23:30 | その他
祝 なでしこW杯優勝 - 2019年大会開催国に名乗りを
b0090336_1358729.jpgFIFA会長のブラッターは、今回の女子W杯について、「よりグローバルなものになった」と満足の意を表明している。テレビの視聴者数で過去最多を更新した点を含め、大会として画期的な成功を収めた事実は間違いない。特に、日本で女子サッカーの人気は一気に沸騰し、スポーツ・コンテンツとしての地位を圧倒的に固めたと言えるだろう。4年に一度の祭典として五輪があり、その裏年になる2年後に男子のW杯が開催される。冬期五輪も同じ年。女子W杯は五輪の前年、すなわち男子W杯の2年後。このイベント・サイクルのスキームが、特に日本のマスコミのエンタテインメント・ビジネスの世界で確立し、日本代表の出場と活躍をお祭りにして盛り上げるスタイルが定着すると予想される。女子の代表戦は、男子と同程度の関心と注目を集め、国内で開催される試合にスポンサーが付き、ゴールデンタイムにテレビ中継される花形番組になるだろう。女子サッカーの技術レベルは(素人の私の目の評価では)決して低いものではなく、十分な見応えと迫力があるし、男子サッカーにはない魅力と感動の中身がある。価値がある。そのことは、日本代表のなでしこ以上に、米国代表チームの戦いぶりを見て強く印象づけられた。スピードとテクニックが素晴らしい。サッカーもバレーボールやマラソンと同じようになり、男女の価値差のないスポーツになると確信する。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-19 23:30 | その他
THANK YOU !
b0090336_92847100.jpg


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-18 23:30 | その他
菅直人の「脱原発依存」会見と国民の危機感の希薄化
b0090336_1454912.jpg昨夕(7/13)、官邸で首相会見があり、菅直人の口から「原発に依存しない社会」の将来的方向性が発表された。社民党や共産党はこの声明を歓迎し、福島瑞穂などは「英断だ」と言って絶賛の態度を示している。しかし、小出裕章は、「パフォーマンスであり、期待できない」とコメントした。私の率直な感想は、菅直人の発言内容にも、またこれを歓迎している者たちにも、大きな違和感と抵抗感を覚えるものだ。なぜなら、今回の発言は脱原発ではなく、むしろ原発の維持を中長期的に保障しているように聞こえるからである。菅直人の発表も、それを歓迎する者たちも、次に来る地震と津波についての恐怖が何も頭の中にない。原発を単にエネルギー政策の範疇でのみ考えていて、国民生活の重大な脅威として認識できていない。原発事故について、福島の一回きりで終わったものだという前提と想定が無意識にある。そして、物理的に正視すれば、原発の再稼働を止めれば、来年4月の時点で全基停止となり、脱原発社会はゴールとなるのである。きわめて短期の課題であり目標なのだ。短期で到達できるものを、なぜ中長期の政策目標のように言わなくていけないのか。脱原発の意味が捻じ曲げられている不快感に憤らざるを得ない。それは、特に社民党や共産党に対してだ。今すぐ脱原発しなくてはならない理由は、事故から国民の生命と財産を守るためでである。危機感が薄れすぎているのではないか。


More
[PR]
by thessalonike5 | 2011-07-14 23:30 | 東日本大震災
昔のIndexに戻る