本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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<   2008年 12月 ( 22 )   > この月の画像一覧
ハマスの殲滅 - 鍵を握るのは米国の指導者とエジプトの政治
b0090336_12563189.jpg大晦日ながら、イスラエルによるガザ空爆について若干。まず第一に、マスコミが報道している「暴力の応酬」という言葉に対して強い違和感を感じる。今年の3月にイスラエルによるガザ侵攻が起き、イスラエル兵の銃撃によって多くの子供が残虐に殺されたとき、私は記事で次のように書いた。「イスラエルとパレスチナの間で起きている現実を、『暴力の応酬』とか『暴力の連鎖』という言葉で定義するのは間違っている。これらの言葉は、『テロとの戦争』や『悪の枢軸』と同じかそれ以上に作為的で欺瞞的で詐術的な政治言語であり、イスラエルの暴力と非道を隠蔽し、国際世論の中でそれを正当化するイデオロギーである」。今は年末で、日本の民放テレビは報道を止めていて、NHKのニュースでしかこの事件を見知ることができないが、NHKは放送の中で、「暴力の応酬が止まらない」という説明を続けている。「暴力の応酬」という言葉で説明するには、目の前の現実はあまりに非対称であり、この言葉にはリアリティがない。

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by thessalonike5 | 2008-12-31 23:30 | 米国大統領選・グルジア情勢
2008年の10大ニュース
b0090336_18153828.jpg今年も大きな事件が多かった。私の第1位は、4月1日に起きた八戸の小4男児殺害事件である。当時9歳の男の子が母親に首を締められて殺された事件。記事にも書いた。この子は抜群の詩才があり、2年前の小学校2年生のときに書いた「おかあさん」という作品で晩翠わかば賞の佳作を受賞、今年2月には「ぼくはガーデニング王子」という作文で全国小中学校作文コンクールの文部科学大臣奨励賞を受賞していた。心がやさしく、感受性が豊かで、写生が上手で、イマジネーションする精神の弾力が素晴らしく、そして文学的表現の何たるかを知っている子だった。二つの作品を読んだだけで文学的才能に感嘆させられる子だった。優秀な国語の教師が百点をつける詩とか作文とは、まさにこういう創造性である。この殺人事件について続報はなく、背景や真相を追い求めようもない。裁判はどうなっているのだろう。母親はどのような動機の供述をしているのだろう。記事の上に掲げた写真は、この子の小学校の図書室で、おそらく彼はここで多くの本を読んでいた。

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by thessalonike5 | 2008-12-30 23:30 | その他
新聞の経営危機と有料ブログ - マスコミは経済難民に義援金運動を
b0090336_1817081.jpg12/26の報道で、毎日新聞と産経新聞が半期決算で大幅な営業赤字を計上している事実が明らかとなった。11月には朝日新聞が赤字転落した報があり、新聞大手の経営が苦境に立たされている。その原因は広告料の減収と購読者の減少にあり、毎日新聞の報告書の中では、特に若年層の購読離れが深刻化している現状が指摘されている。これは毎日だけでなく他の新聞も同じだろう。若年層の新聞購読者が減っている理由は、活字離れとか、社会的関心の低さとか、様々な要因が挙げられるだろうが、それ以上に、基本的にこの層の所得が低く、新聞を定期購読する余裕がないという経済的理由があるだろう。非正規労働者の年齢分布を見ても、中年層よりも若年層の部分が厚い構成になっている。年収200万円の生活者が月額3500円の新聞を購読するのは負担が重い。テレビとネットをニュースの情報源に選ぶ生活になるのが当然で、いわゆる「働く貧困層」にとって新聞を宅配で読む情報生活は贅沢なものに違いない。

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by thessalonike5 | 2008-12-29 23:30 | その他
詩聖杜甫
b0090336_1762857.jpg       細 草 微 風 岸     細草 微風の岸
       危 檣 獨 夜 舟     危檣 独夜の舟
       星 垂 平 野 闊     星垂れて平野は闊く
       月 湧 大 江 流     月湧いて大江は流る   
       名 豈 文 章 著     名は豈に文章もて著わさんや
       官 応 老 病 休     官は応に老病にて休むべし
       飄 飄 何 処 似     飄飄 何の似る処ぞ
       天 地 一 沙 鴎     天地の一沙鴎

旅夜書懐」(旅の夜、懐いを書す)と題されたこの詩は、杜甫が54歳のときの作である。この年、杜甫は5年間暮らした成都の草堂を離れ、家族を携えて岷江を舟で下って行った。漂泊の詩人杜甫の最後の旅であり、この年から5年後の770年に病を重くして59歳の生涯を閉じる。洞庭湖に浮かぶ舟の上で、家族に見とられての死だった。

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by thessalonike5 | 2008-12-28 23:30 | その他
有料配信と要約公開の並列運用 - 競合は白川勝彦『政権崩壊』
b0090336_17244887.jpg有料に移行するご案内をしたところ、読者の皆様から数多くのご意見が寄せられ、それを読みながら感動させられました。こんなに素晴らしい読者の方々に見守っていただいていたのだと思い知り、あらためて襟を正す思いです。いつもはカウンターの数でしか意識できない読者の方々の顔が、有料化への反応の中でくっきり見えてきたような気もして、反対論も含めて皆様の熱さや真剣さに驚き、感じ入った次第です。正直なところ、この反応は意外で、読者と著者の一体感を強く感じさせてくれるもので、こんな人々に読んでもらっていたのかと、感謝の気持ちでいっぱいです。私は、自分の事ばかり考え、有料化の理由や意義などを偉そうにまくしたててしまいましたが、最初に言うべき言葉を忘れていました。「暮れの慌しい折に誠に恐縮ですが」とか、「突然ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが」とか、一言、そうしたお断りを申し上げる姿勢が必要でした。礼儀を失した点を反省します。


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by thessalonike5 | 2008-12-26 23:30 | 有料化のご案内
読者の皆様へのお知らせ - 新年より新しい挑戦に踏み出します
b0090336_1413133.jpg少し迷いはありますが、年を越す前に決断して発表することにしました。新年より『世に倦む日日』の記事の有料配信に踏み切ることにします。先日、3年前にSTKでお世話になった元外交官の天木直人氏がブログを有料化されるという報を聞き、それが直接の契機となって、業者の方と相談した結果、事業化の可能性ありの判断を得ることができ、ただちに意を決して前へ踏み出すことにしました。理由は、この情報発信の営みを持続可能なものにして、さらに充実した作品的内容に高めることがありますが、もう一つ、以前からずっと考え続けてきた問題があります。それは、私が情報発信するものが本当に価値がある議論なのかどうか、公共空間の中で一般的価値を認めてもらえる情報なのかどうかを確認したいということです。このことは、社会的な主張や問題提起を発信し、長期にわたって精力的に更新を続けているBLOGの著者なら、誰もが漠然と、あるいは真剣に考え及ぶ問題ではないかと思います。


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by thessalonike5 | 2008-12-25 23:30 | 有料化のご案内
Let's hope it's a good one without any fear for Japan
b0090336_12253623.jpg75歳になられた天皇陛下が、病をおして皇居長和殿のベランダに立ち、「厳しい経済情勢の中にあって、多くの困難に直面し、厳しい年の瀬を迎えている人も多いのではないかと案じています」と国民を気遣い、「来る年が少しでもよい年となるよう、皆さんも健康を大切にし健やかに新年を迎えられるよう、願っています」と述べた。この言葉が、宮内庁の官僚による形式的な作文ではなく、天皇陛下ご自身の心からの言葉であることは、聞いていてすぐに分かる。国のトップの地位にあって、こういう言葉を発しているのは天皇陛下だけだ。行政の長の総理大臣は、ハローワークに行って、職探し中の若者を捕まえ、仕事がないのはおまえの心がけが悪いせいだと傲慢に説教を垂れている。国権の最高機関の国会の両院議長からは何の発言もない。最高裁判所長官は、これほど憲法25条が蹂躙されているのに、「憲法の番人」の立場にありながら一言もない。国民の窮状を憂えて言葉を発しているのは、政治行為が禁じられている天皇だけである。

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by thessalonike5 | 2008-12-24 23:30 | その他
希望 - 関根秀一郎が、本田由紀が、「内部留保」がテレビ゙に出た
b0090336_11514913.jpg「希望という名のあなたをたずねて遠い国へとまた汽車に乗る」。いずみたくが作曲して岸洋子が歌った『希望』は、大阪万博があった1970年にヒットして、その年の暮に日本レコード大賞歌唱賞を受賞している。当時は、アイドル歌手や阿久悠の活躍で歌謡界が盛り上がる直前の時期であり、テレビの歌番組も賑やかだったが、歴史に残る名曲をヒットさせながら、岸洋子がテレビに姿を見せる出番は少なく、この曲はラジオで聴く機会が多かった。部屋で聞き始めたばかりのラジオからこの曲が流れると、自然と曲に神経が集中し、最後まで耳を澄まして歌のストーリーとメッセージを拾っていたのを思い出す。この曲がイメージさせる季節は12月で、雪が降り落ちて来そうな寒い夜に、人気のないローカル線の暗い駅のホームで、黒いコートを着た背の高い女性が一人で夜汽車を待っているような、そういう情景が思い浮かんで来る。もの哀しさはありながら、生きる希望へ向かう力強い響きがあり、聴く者を捉えて離さない感動があった。80年代以降の日本から消えた文化性と思想性。

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by thessalonike5 | 2008-12-22 23:30 | 新自由主義と反貧困
若干の達成 - 『追悼と巡礼』の4年後
b0090336_16202552.jpg悲嘆することばかりが多い1年で、今年も明るい話は何もなかったけれど、先日、ふと気づいたことがあり、4年前にサイトを立ち上げ、そこに公開していた司馬遼太郎の作品に関する批評が、作品名のキーワード検索で悉く上位に上がっていた。『燃えよ剣』も、『竜馬がゆく』も、『花神』も、『世に棲む日日』も、『翔ぶが如く』も、『この国のかたち』も、『土地と日本人』も、『故郷忘じがたく候』も、『台湾紀行』も。これほど全てが漏れなく、しかもこれほど上位に上がっているのを見ると、筆者の立場として正直に驚かされる。4年前、サイトを立ち上げたとき、こうなる現実がまさに目標だった。4年間が長いか短いかは分からないが、今、サイトを立ち上げた目標を達成したと言える。これらのテキストは、おそらく、HPを削除しない限り、10年も20年もネットの検索上位に位置され続け、さらに上位に上がることはあっても下位に下がることはないだろう。司馬遼太郎の作品の読者や読者の予備軍に、最も多く注目される批評集となるに違いない。

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by thessalonike5 | 2008-12-21 23:30 | その他
液状化した政治の果て - 永田町の世代交代とアーネスト・サトウ
b0090336_12425217.jpg今、この国の権力の中心で政治を動かしている人間がいない。政治の実権を握って政策や人事を決め、全体を前へ動かしている権力者がいない。政治権力の中心が空洞になり、その周囲に侍る小者の俗物と官僚が各自の思惑と私益のためにだけ姑息に立ち回って、どうにか全体が前へ進んでいるように見せている。意思と戦略を持って全体を動かしている人間がいない。実権を持っていると看做されている人間が一人もいない。時間だけがだらだらと過ぎている。組織は、時としてこのようなエアポケットの状態に陥ることがある。例えば、自民党の最高実力者のはずの森喜朗は、実は実権を掌握しておらず、事態を収拾できないままオロオロしているだけだ。本当は、森喜朗が青木幹雄と自民党を纏めて動かさなければいけないが、森喜朗はすでに周辺から見くびられ、権力をよく行使できなくなっている。それはなぜかと言うと、森喜朗が政治家として無能で、判断ミスが多すぎて、森喜朗の発言や指令に威光がなくなったからである。

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by thessalonike5 | 2008-12-18 23:30 | 政局
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