本と映画と政治の批評
by thessalonike5
以前の記事
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
more...
最新のトラックバック
多層式夢幻能
from NY多層金魚 = Conce..
「新しい翼」Neue F..
from NY多層金魚 = Conce..
「新しい翼」Neue F..
from NY多層金魚 = Conce..
ストロベリー・リポート ..
from NY多層金魚 = Conce..
ストロベリー・リポート ..
from NY多層金魚 = Conce..
秘密保護法 マスコミ(特..
from 聴く 見る 読む 考える
タネたちは故郷をめざす ..
from NY多層金魚 = Conce..
安重根
from 聴く 見る 読む 考える
走って逃げよう! 原発か..
from NY多層金魚 = Conce..
走って逃げよう! 原発か..
from NY多層金魚 = Conce..
空間絵画としてのル・コル..
from NY多層金魚 = Conce..
そして12年目の9月11..
from NY多層金魚 = Conce..
わたしもベルリンオリンピ..
from 御言葉をください2
イスラエル化してゆく日本
from 聴く 見る 読む 考える
花はどこヘ行った + ..
from NY多層金魚 = Conce..
「ナチス改憲」失言、麻生..
from 酒井徹日記―平和・人権・民主..
洪水からの目醒め(5)ド..
from NY金魚
密猟者が 発電所跡で秘宝..
from NY金魚
アンドロイドは遺伝子組み..
from NY多層金魚 = Conce..
アンドロイドは遺伝子組み..
from NY多層金魚 = Conce..
アクセス数とメール


since 2004.9.1

ご意見・ご感想





access countベキコ
since 2004.9.1


















<   2008年 10月 ( 24 )   > この月の画像一覧
住宅と車を売るための「追加経済対策」 - 消費税増税で脅迫需要
b0090336_15371243.jpg「追加経済対策」発表の席で3年後の消費税増税を明言したのは意外だったが、これには理由がある。消費税増税は景気刺激策にはならず、むしろ逆効果の景気悪化策でしかない。誰もが唖然とさせられたが、裏を考えれば、その意味は簡単に分かる。高額商品の住宅と車を国民に買わせるためだ。麻生首相の発表した案では、増税は2011年から始まる。マスコミは「3年後」と書いているが、今年は残り2か月しかないので、実際には2年半後、2011年4月に消費税の税率引き上げが実施となる。つまり、2年半後には消費税が上がるから、住宅と車を買うなら今のうちだと消費者を急き立てているのであり、消費税の脅しで購入促進を図っているのである。住宅ローン減税600万円というのも凄まじい。すなわち、昨日(10/30)の「追加経済対策」は、国民の生活にとっての経済対策ではなく、住宅不動産業界と自動車業界にとっての景気対策だったのであり、不動産屋とトヨタから激しい要求があったのだろうし、見返りに応分の献金が自民党に入るに違いない。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-31 23:30 | 政局
定額減税(給付金)の政策的本質と政治言語としての「バラマキ」
b0090336_129583.jpgいわゆる定額減税の問題について。今回は減税ではなく給付金の方式での支給だが、マスコミも野党もブログ左翼も揃って「効果がない」と言い、「無駄なバラマキ政策」だと非難している。定額減税を評価する声は一つもなく、これに反対するのが国民的正論になり、批判しない人間が異常だという常識ができている。民主党は、自分たちの子育て支援策(4.8兆円)がバラマキだと批判されると反論するが、似たような定額減税(2兆円)に対しては「究極の選挙対策のバラマキ」だと批判する。正直に言って、貧乏人が多いはずのブログ左翼が、民主党やマスコミに口を合わせて定額減税(給付金)に猛反対している光景が滑稽で仕方がない。民主党に踊らされ、マスコミに洗脳されているだけではないか。今日(10/30)の日経の5面に「給付金」に関する囲み記事があり、ニッセイ基礎研究所のコメントが載っていて、「分析では資産が少ない人ほど振興券給付によって消費を増やしている」とある。消費刺激の波及効果は限定的だが、低所得層は現実にそれを消費に回している事実が報告されている。 

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-30 23:30 | 政局
テニスコートの誓いとポストIMF - 新大統領とG20サミットの情勢
b0090336_1283175.jpg何故、『ベルサイユのばら』の三部会召集の場面を急に思い出したのだろう。鬱々と考えているうち、自分自身の中にある「直観」の正体を探り当てた。11月15日のG20金融サミットが三部会なのだ。そして、ASEM首脳会合初日の10月24日に人民日報第1面に掲載された石建勲の論評が、シェイエスの『第三階級とは何か』なのだ。三部会とはフランスの三つの身分(聖職者・貴族・市民)の代表が召集される身分制議会である。中世英国の議会と同じで、国王が王室財政の非常時に課税のために召集開催する。ブルボン家のフランス王国は戦争と奢侈のために財政が破綻、17世紀以降長く開かれていなかった三部会をルイ16世が召集する。王は貴族に税金を出してくれとせがみ、貴族が反発し、市民が体制改革を要求し、その対立が導火線となって革命の激動へと発展する。状況の構図は今度の世界金融危機と酷似していて、G20サミットは米国と欧州が新興国(特に中国)にカネの無心をするために開くものだ。カネ欲しさに中国やインドを会議に呼ぶのである。 

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-29 23:30 | 世界金融危機
金融危機下の日本の政治の惨状 - 経済を語れる指導者の不在
b0090336_13355844.jpg毎日大きな事件が続く。激動の時代は人に一瞬の安息を与えない。昨夜(10/27)は、アイスランド最大手銀行の円建て外債が債務不履行になったニュースが報じられた。このカウプシング銀行はすでに10/9に国有化された銀行であり、すなわちアイスランドの国庫が空になっている事実を意味する。国がカネを払えないのだ。国家が民事再生法適用の再建団体になり果ててしまっている。日経の4面記事では、今後も新興国発行の円建て外債が危険になる可能性が予想されている。新聞の1面トップは、昨日の東証が26年ぶりの安値を更新した記事で、昨夜のテレビ報道でも大きく報道されていた。「バブル崩壊後最安値」ということで、NHKのニュースではジュリアナ東京の映像が背景に挿入されていたが、この演出には少し首を傾げる。今から26年前は1982年であり、ジュリアナ東京がブームになる10年前になる。ジュリアナ東京をバブルの象徴として捉えるのは現在の一般通念だが、実際にジュリアナが社会現象になった時期は1992年頃で、すでにバブル崩壊の時代に入っていた。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-28 23:30 | 世界金融危機
ユーロ暴落とFX市場の壊滅 - 米ドルはブルボン王朝となるか
b0090336_1414363.jpg百年に一度の歴史的激動の渦中で、一日一日がとてもスリリングに過ぎて行く。20年前、1989年11月にベルリンの壁が崩壊、1991年12月にソビエト連邦が崩壊した。その2年間も歴史の激動をまざまざと体で感じる毎日が続いたが、今回の方が、はるかに大きなスケールで歴史が震動していて、その地響きを直下に感じ、歴史の奔流の只中に生きている緊張感に蒼然となる。ツワイクの『マリー・アントワネット』や、池田理代子の『ベルサイユのばら』の物語の中に身を置いているような気分の日々。1789年1月24日に三部会の召集が告げられ、テニスコートの誓いが半年後の6月20日、バスティーユ牢獄襲撃が7月14日。2年後の1791年6月にヴァレンヌ逃亡事件があり、三部会からわずか4年後の1793年1月21日に国王ルイ16世が処刑される。同年10月16日には王妃マリー・アントワネットが処刑。世界の歴史が大きく変わった。ヨーロッパ中が固唾をのんでフランスの刻一刻を見守っている中、旧体制の社会がガラガラと音を立てて大きく崩れ落ちた。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-27 23:30 | 世界金融危機
人民日報の石建勲論評の衝撃 - 「米は世界の富を搾取していた」
b0090336_12541221.jpg現在、欧州が主導して活発に行われている温室効果ガスの排出量取引は、もともと京都議定書の策定段階で米国が強く求めて組み入れられた制度で、「京都メカニズム」と呼ばれ、市場原理によって排出量を削減することを狙いとしたものである。ブッシュ政権の米国が2001年に京都議定書から離脱したため、世界の排出量取引の中心はロンドンの欧州気候取引所となり、EU ETSがイニシアティブ策定の司令部になっている。もし、あのフロリダの「リカウント」の悪夢がなく、ゴアが大統領になっていれば、今ごろは排出量取引市場のセンターも米国に置かれ、取引のルールやシステムも一切を米国が牛耳るところとなり、排出権は証券化されて金融商品となり、住宅バブルと並行してカーボンバブルが発生し、米国金融資本に巨万の富を齎せ、住宅バブルが崩壊してもカーボンバブルによるマネーのスパイラルで米国の好景気を持続させていただろう。米国は金の卵を産む鶏を潰してしまった。頭の悪いブッシュ大統領を米国の国民は責めるべきだ。 

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-25 23:30 | 世界金融危機
ビル・トッテンの洞察と米国の将来 - 「新ニューデ゙ィール政策」の足下
b0090336_1342843.jpg個々の日本人がどう思おうが、歓迎しようが、拒絶しようが、日本人個々の政治的な意思や感情とは無関係に、中国は米国に替わる新たな世界の金融覇権国になる。これは経済の論理の下での合法則性と必然性の話であり、政治とは無関係な問題だ。世界一の経常黒字国は世界一の資本輸出国となり、世界一の債権国となり、世界の金融センターになる。19世紀からブレトンウッズまでの英国がそうであり、ブレトンウッズ以降の米国がそうであった。日本が米国の金融奴隷となる道を選択をしなければ、1985年以降の金融センターはNYから東京に移動し、円が国際基準通貨となっていた。世界の金融の中心地は日本橋兜町になり、NYのウォール街はロンドンのシティのようになっていた。世界のニュースは東証の値動きを毎日伝え、その変動が各国の金融市場に影響を与えていただろう。日本は80年代前半に米国の属国となる決断をしたため、残念ながら金融覇権国にならないまま歴史を通り過ぎる運命になった。中国はそのような選択はしないだろう。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-24 23:30 | 世界金融危機
ソロスの予言「新たな金融帝国は中国」 - 25年前のマネタリズム
b0090336_1225317.jpgジョージ・ソロスが独紙の取材に答えた記事の中で興味深い予測を述べている。「危機で大きな傷を負った欧米は地位を失い、中国が新たな金融帝国の座につく」、「この25年間アメリカが犯してきた過ちにより権力の中心はアジアへ移行する」。現在、著書が日本でもベストセラーになっているこの投機家は、ハンガリー系ユダヤ人の出自と経歴を持つ不思議な人物である。歴史に残る新自由主義者の代表格であり、97年のアジア通貨危機でもヘッジファンドの首謀者として暗躍し、また政治的にはグルジアのバラ革命を資金支援した栗幕だが、単なるゼニ儲けの相場師ではなく、知識人として十分な知性と内面を持ち、特に今回の金融危機に関する発言では当を得たものが多い。もしソロスがハンガリー生まれでなく、英国か米国で生まれていれば、投機家ではなく政治家が経済学者になっていただろう。東欧の小国の20世紀の厳しい運命が、そこで生まれた者を数奇な運命に導き、そして、結果的に新自由主義による世界支配をアクセラレートする因子になっている。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-23 23:30 | 世界金融危機
新ブレトンウッズ構想と金本位制 - 岩井克人の貨幣本質投機論
b0090336_1255288.jpg今日(10/22)の朝日新聞の2面記事にも出ているが、世界金融危機への対応をめぐって、英国のブラウン首相とフランスのサルコジ大統領が対策競争を演じている。政府の介入の必要を主張して真っ先に主要銀行に大量の公的資金を注入したのはブラウン首相で、欧州各国がその政策に続き、米国が最後に従った。サルコジ大統領の方は後手に回る米ブッシュ大統領の尻を叩き、欧州や世界が首脳会議を開く中心に位置する立ち回りに躍起で、毎度マスコミに露出して「主導権発揮」を必死に演出している。その英仏両指導者の対策競争の中でキーワードとなっているのが、「新プレトンウッズ」である。田中宇の10/17の記事で説明されているが、特に欧州の主要国の中で、これまでのドル一極支配体制に代わる新しい世界金融秩序が必要であるという認識が広がり、新しい構想の設計に向けて胎動と助走が始まっている。年末までの論議の焦点は、IMF体制の再編成に関するもので、ユーロや円や人民元を取り込んでIMFを安定化させようという提案の中身に関心が集まっている。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-22 23:30 | 世界金融危機
NHKスペシャル『世界同時食糧危機(2)』 - 五つの政策で自給可能
b0090336_827880.jpg第1回に続いて10/19の第2回目の放送も盛り沢山で内容の濃いものだった。第2回は、むしろ中身が詰め込みすぎで、2回から3回分の放送が1回1時間に無理に凝縮された感もあった。内容を整理すると次のようになる。①大豆の価格高騰と品薄のために味噌大手のハナマルキは従来の供給元である米国農家から安定調達できなくなった。②ウクライナの肥沃な農地を求めて世界中から資本が殺到、各国資本による土地の奪い合いが起きていて、日本はその競争に出遅れてしまった。③日本への最大の小麦輸出国である豪州では旱魃に強い品種改良のために遺伝子組み換えに着手、南アでは増産のためにすでに国内で遺伝子組み換えトウモロコシを本格生産し始めた。④日本が食糧危機に対応する方策は米(ライスパワー)の見直しであり、特に米粉食品の開発と飼料米の生産である。飼料米を休耕田で生産すれば飼料用トウモロコシの輸入は不要になる。⑤日本は年間900万トンの食べ残し食品を出し、これは世界の食糧援助量の1.5倍に相当する。

More
[PR]
by thessalonike5 | 2008-10-21 23:30 | 新自由主義と反貧困
昔のIndexに戻る