本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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小池百合子と中川秀直をめぐる情勢 - 総裁選のベストな「絵」
b0090336_113627.jpg昨日(9/2)中にあるものと予想していた小池百合子の総裁選出馬表明がなかった。NHKの7時のニュースでは名前さえ上がらず、一昨日夜の報道からトーンダウンした様子が明らかで、情勢に変化が起きている。産経新聞の記事では、森喜朗が8/20に河口湖畔の別荘で町村派幹部(小泉・安倍・中川)を前に、「総裁選になれば、麻生も小池もみんな出ればいいんだ」と言ったと書かれている。別荘は安倍晋三の別荘だ。この記事は安倍晋三が記者にリークした情報だろうが、これを見ても森喜朗が小池百合子の立候補を邪魔しているとは思えない。今日の朝日新聞には関連記事があるが、要領を得ず、何が言いたいのか意味不明だ。何が起きているのか。私の読みでは、中川秀直自身が立候補したいと言い出している。それを森喜朗が止めようとしている。そう考えると、小池百合子立候補が素早く決まらない状況を読み解くことができる。中川秀直は野心家で、総理総裁を本気で目指していて、64歳の年齢を考えれば、今度の総裁選を見逃すと総理になる展望を逸してしまう。彼は焦っている。



b0090336_1046153.jpg総理になろうとする者にとって、自民党総裁選に出馬して実績を積むことはきわめて重大な意味を持つ。小泉純一郎は三度目の挑戦で総理の座を射止めた。麻生太郎は四度目の挑戦で射止めつつある。野心家の中川秀直は、総裁選に出馬して、この機に自分の派閥を立ち上げ、清和会からの分離独立を狙っているのではないか。実際のところ、そうでもしなければ、年齢的に中川秀直が町村派から総裁候補として出してもらえる可能性はゼロに等しい。清和会には次の総裁候補として嫡流の町村信孝が控えていて、年齢も中川秀直と同じ64歳であり、こちらもそろそろ天下盗りに焦りが入る年頃である。再チャレンジを狙う54歳の若い安倍晋三もいる。領袖の森喜朗の腹の中には「中川総理」の目はなく、中川秀直はそれをよく承知している。だからこそ、福田政権の「改革」離れを機に、「上げ潮」だの「改革派」だのの「対抗軸」を自分で一生懸命に作り、「改革」の続行を支持する財界とマスコミの支持を集め、今日まで世論にアピールしてきたのである。小池百合子総裁では、キングメーカーになれても総理になれない。

b0090336_10463588.jpg中川秀直は自分が総理総裁になりたいのである。だが、この動きは森喜朗は阻止しなくてはならない。まず、中川秀直が清和会から仲間を大勢引き連れて独立すれば、領袖でありキングメーカーである森喜朗の権力者としての地位は確実に失墜する。さらに、今度の総裁選に中川秀直が出て、麻生太郎と中川秀直がテレビで討論する図というのは「絵」として最悪で、上がるはずの自民党支持率が逆に下がってしまう。中川秀直はルックスが醜悪で、図々しく押し出す態度や言動も一般視聴者には著しく不快感を催す。テレビ映りは最悪の被写体である。女絡みの過去の醜聞も印象が悪く、自民党の悪いイメージを代表する政治的人格の一人である。森喜朗としては、ここは何とか中川秀直を説得して、出馬断念へと持ち込まなくてはならない。その辺りの事情が交錯して、昨日の小池百合子立候補表明延期に至ったのではないか。昨日、小池百合子と中川秀直は都内の中川秀直の事務所で協議している。夜のニュース番組では、小池百合子が中川秀直の事務所に入る映像と出てくる映像が放送された。事務所と言っても建物はマンションである。

b0090336_10465676.jpg二人で何をしていたのか。好色無類の中川秀直と小池百合子の二人によるマンションでの密室協議ということで、妙に淫猥な妄想を掻き立てられるが、上の想定に沿って考えれば、中川秀直が小池百合子に「今度はオレが出るからな」と出馬を辞退するよう迫ったのではないかと考えられる。中川秀直と森喜朗と小池百合子の三者の間で激烈な駆け引きとせめぎあいが行われている。小池百合子の代わりに中川秀直が出てくれば、その時点で「絵」としての総裁選は終わりである。テレビのコンテンツとして最悪で、政治番組のプロデューサーはシラけて意欲を失う。彼らにとってベストな総裁選の映像とは、麻生太郎と小池百合子と野田聖子の3人がカメラの被写体として構図を作ることである。小池百合子と野田聖子のルックスグッドが視聴率を稼ぐ。その野田聖子の方は、昨日の報道の中で総裁選出馬に前向きな意向を示していた(後になって出馬を否定しているが)。古賀誠と二階俊博が後見役になって野田聖子を担ぐ可能性がある。今回、谷垣禎一は出馬に消極的な意向を表明していて、そうなると、大宏池会の統一候補として野田聖子が擁立される可能性が高まる。

b0090336_10471472.jpg野田聖子の出馬はブログも歓迎したい。ぜひチャレンジするべきだ。野田聖子には新自由主義の臭いがない。官僚の臭いもない。新自由主義以前の日本の民間企業の人間性を感じさせる。野田聖子が消費者相として、資生堂のお客さまセンターを視察した記事が写真付きで出ていたが、野田聖子はこういう写真が実にいい。これはつまり、普通であれば、エラい大臣様が大名行列でやってきて、新聞記者に写真を一枚撮らせてハイ終わりという、そういう政治の現場である。だが、野田聖子は、ここで資生堂の担当者から話を聞いて、その内容に興味を持って聞き込んでいる。ここが野田聖子と他の政治家との違いであり、周囲にいる「働く女性」たちの心を野田聖子が捉える真実なのだ。野田聖子は実際に仕事が好きで、仕事の中身に興味を持って知識や情報を積極的に得ようとするワーキング・ウーマンなのである。こういう人間は、昔は多くいたが、今は少なくなった。佐藤ゆかりのような新自由主義の申し子のようなセレブのギャルはいる。片山さつきのような絵に描いたような官僚ギャルもいる。だが、野田聖子のような、新自由主義でも官僚でもない「働く女性」が少ない。野田聖子は総理総裁をめざすべきだ。

b0090336_10473123.jpgもう一つ、野田聖子のいいところを加えると、野田聖子は昔よりきれいになった。郵政大臣をしていた10年前よりきれいな女になっている。このことはとても大事で、女はそうでないといけない。年を重ねながら美しくなること、自分が憧れる理想的な自分の容姿を実現していくこと。センスに磨きをかけること。そのことが大事で、それは女にとって誰もが思うことであり、それを実現している女を女は尊敬する。それは努力が必要だからだ。カネも必要だが、努力しないと、努力しないときれいにはなれないのである。そして、きれいになれば女は自分に自信を持つ。今度の福田首相の投げ出し辞任と内閣総辞職は、消費者相として精力的に構想と計画を築いていた野田聖子にとって痛恨の極みの出来事だっただろう。野田聖子には常にこのように挫折と試練が襲う。そして、そこからまた頑張りを始めるのである。器用さや才能のきらびやかさはないが、前向きに頑張って周囲の支持を掴んでいく。そこがいい。麻生太郎と小池百合子と野田聖子が3人で総裁選を戦う「絵」ができると、確実に自民党の支持率は上がる。そこで視聴者に訴えられるのは、政策以上に、これからは女が政治の中心で主導的な役割を果たすのだというメッセージである。

二人の女はもはや「飾り」の存在ではなく、添えられた「華」ではなく、単なる演出の脇役ではなく、確かな将来の総理なのだ。
b0090336_10475153.jpg

【世に倦む日日の百曲巡礼】

今日の一曲は、工藤静香 の初期の曲で、1987年の 『Again』 を。

工藤静香の youtube もたくさん上がっていますが、映像的にベストだと思われたのがこれでした。長身でスレンダーな工藤静香はどんなスタイルも似合って悪くないけれど、懐かしく過去を振り返るとき、ビジュアルのバリューの点では、後期のロングドレスより初期のボディコンシャスなミニの方が個性的で印象深いのは当然です。この格好で『激情』や『慟哭』を歌うライブがあれば最高で、それが出てくるのをずっと待っていたのですが。


そう言えば、ジュリアナ東京が9月6日に一日だけ復活するというニュースがありました。昔は、浜松町とか田町とか品川駅の東口というのは、本当に何もない殺風景な場所でした。今はすっかり風景が変わりましたね。

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by thessalonike5 | 2008-09-03 23:30 | 政局
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