本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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皇太子一家の那須静養 - 公務する意思のない皇太子妃は不要
b0090336_1319254.jpg昨日(8/20)、静養のため皇太子一家が那須に出かけた報道があった。NHKの7時のニュースでも放送された。午後5時すぎに那須塩原駅に到着した報を、午後7時前には各紙が写真入りでネットのサイトに流していた。それを見ると、新聞社によって掲載している写真に若干の異同がある。産経新聞共同通信は同じ写真を使っているが、この写真では一家3人が接近した絵で撮影されている。ところが、朝日新聞毎日新聞は独自に別の写真を使っていて、それを見ると皇太子だけが左に離れ、愛子さまと皇太子との間に距離が空いている。愛子さまと雅子妃は手を繋いで密着している。朝日新聞の写真をよく見ると、皇太子は前方に歩きかけていて、撮影のために歩行を停止する寸前のような格好に見える。雅子妃は足が揃い、カメラの正面に体と顔を向けていて、撮影を意識してポーズを構えていることが分かる。敢えて言えば、一緒に写るべき皇太子に雅子妃の配慮がされていない。



b0090336_14463612.jpgNHKの7時のニュースで流れた映像でも、それは動画だからさらに明瞭だったが、最初は愛子さまと皇太子との間にかなりスペースがあり、雅子妃が歩幅を右に詰め、愛子さまを皇太子の方に押しやるようにして3人がくっついた構図を取った様子が見えていた。最終的には3人がぴったり並んだ映像になり、それが産経新聞と共同通信の写真になったが、雅子妃に押し寄せられて皇太子にくっついた愛子さまの不自然さと言うか、内面の不具合が左足首の奇妙なねじれに投影されているように感じられる。朝日新聞が、産経や共同と同じ写真を使わず、3人の中で皇太子一人が浮き上がっているかのような印象を与える写真を使ったのは、独自に真実を報道しようとする姿勢があらわれているのではないか。この報道にそうした「姿勢」があるのだとすれば、それは昨日の記事で書いたAERAの皇室特集のメッセージとも符合する。産経新聞が東宮擁護に回って両陛下批判を鮮明にしているのとも符牒が合う。

b0090336_13202220.jpg写真映像を撮られてしまうと、どんな人間でも隠そうとして隠しきれないものが仕草や挙動にあらわれる。特に子どもはありのままの内面が表出する。以前、秋篠宮が外国で愚行を犯していた当時、紀子妃と秋篠宮の関係が冷え、二人で公務に出てテレビカメラに撮影されるときでも、紀子妃は無理に二人揃って歩くのが嫌で、秋篠宮の五歩ほど後ろを下がって歩いていたことがあった。秋篠宮は不快そうにわざと早足で前を歩いていた。紀子妃の苦渋に満ちた表情を覚えている。最近は、秋篠宮と紀子妃は常に寄り添う姿を撮らせていて、関係が安定したところを国民に見せている。テレビの報道では、那須御用邸に入った皇太子は8/30に単身帰京し、赤坂東宮の引越し先の荷物整理をするのだと言う。皇太子が去った御用邸に小和田家の面々が入る。そして水入らずで静養三昧を謳歌する。雅子妃と小和田家は人目も憚らずにやりたい放題を繰り返している。例の慶応大学の主治医がその方がいいなどと言っているのに違いない。

b0090336_1320521.jpgこの問題はのっぴきならないところに来ている。宮内庁と国民の焦燥感は限界に達していると言ってもいい。その理由は二つある。その第一は両陛下の高齢と健康の問題であり、二人のうちのどちらかが倒れたら、皇室は一体どうなってしまうのかという不安と懸念である。公務をしない皇后など認められないし、夜毎日毎に実家一族と税金で豪遊するような皇后を国民は皇后として受け入れられない。憲法はその第1条で、「(天皇の)地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と規定している。この条文の意味は深くて、すなわち、国民の支持がなければ天皇はその地位を維持できず、象徴でも元首でもなくなるのである。象徴天皇制はシステムとして国民の支持と尊敬を前提としている。天皇と皇后は常に国民から信頼され尊敬される崇高な存在でなければならない。国民が期待するのは、皇后陛下が戦後の苦難と営為の中で築き上げてきた誇り高い皇室の継承であり、憲法の理念を現実化する象徴天皇制の継承と発展である。皇后が私生活を享楽する象徴天皇制ではない。

b0090336_132187.jpg第二に、所得が減って物価が上がる国民の生活苦の中で、それに意を介することなく「静養」のサボタージュを続けている雅子妃に対する国民の反発と怨嗟の問題がある。国民生活は日毎に悪化の状況にあり、収入は減り、負担は増え、生活の切り詰めと将来不安で汲々としている国民の前で、5年間も公務をせぬまま実家一族と豪遊三昧を続けている雅子妃の態度は、どれほど「病気」を理由にしても、皇太子が「人格否定」批判で弁護しても、右翼と新自由主義の論壇が詭弁で擁護しても、国民の不信感と嫌悪感を取り除くことはできないだろう。皇室の印象は悪くなる一方で、税金の無駄遣いの象徴として槍玉に上げられ、皇室不要論が台頭する。格差社会の中で苦しんでいる日本の働く貧困層に対して、将来の天皇である皇太子は、どのように雅子妃の「税金による長期静養と私生活の遊興三昧」を弁護できるのか。国民の目からは、「雅子を守る」も「新しい公務」も全くの欺瞞でしかない。公務する意思がない皇太子妃を国民は許容できない。雅子妃が私人としての権利を主張するのなら、皇太子妃の立場から離れるべきだ。

b0090336_13212799.jpg想像するに、ここ数年、東宮家の中で夫婦の間でかなり激しいやりとりがあったに違いなく、そのことが3人の中で夫だけが浮き上がる結果となっている。詳細は承知しないが、東宮の侍従や女官が相当に苦労をさせられている気配があり、世間から風当たりを直接受ける立場に立たされて、本人の問題ではないにも関わらず能力や責任を問われ、最近は東宮の世話を積極的にする者がいなくなっているという情報が聞こえる。雅子妃のわがままやそれを無理に擁護する皇太子の主張が、宮内庁の皇室職務の論理とぶつかって軋轢を起こしているのだろう。軋轢による不具合は東宮職員の責任にされる。最近の右翼と新自由主義の論壇は、責任を宮内庁や東宮職員に転嫁して、雅子妃と皇太子を免責する議論が主流である。今後、起こりそうな動きとしては、前回の豪州からの「暴露本」のようなものが再び出版されて、両陛下と宮内庁を叩く海外世論を勃興させ、それに乗じて新自由主義のデーブ・スペクターのような芸能評論家が跳梁跋扈して、雅子妃擁護論を盛り上げる展開だろうか。「閉ざされた皇室」の論理を周到に使う。日本の世論を巧みに誘導する。

b0090336_14122245.jpgこの夏、皇太子は2ヶ月の間に海外公務で3ヶ国を回っている。6月16日から6月27日まで、移住100周年の友好事業として18日間ブラジルを訪問。7月16日から7月23日まで、サラゴサ国際博覧会出席のため8日間スペインを訪問、そして7月30日から8月3日まで、国王戴冠式出席のため7日間トンガ訪問。これは普通のビジネスマンでも音を上げるハードスケジュールであり、公人としてこの日程をこなした皇太子の体力と気力に恐れ入るが、別の角度から見れば、この間、赤坂東宮の住居をずっと留守にしていたことになる。さらに東京へ戻ってきても皇太子は多忙で、スペイン訪問とトンガ訪問の間を縫うように7月28日にはさいたまで高校総体の開会式に出席してスピーチ、8月8日には富士山に登頂して、同行の新聞記者に山頂での写真を撮らせている。皇太子はタフだ。人生の充実期を迎えて、日々精力的に活動していることはわかるが、これは早い話が、なるべく東宮の自宅に寄りつかないようにしている、させられているということではないのか。「亭主元気で留守がいい」の典型例のように見える。主治医の慶応の精神科医が、治療のためには夫婦が顔を合わせない方がいいと言っているのではないか。

その留守の赤坂東宮の館には、小和田優美子が毎日訪れて、娘と孫を相手に勝手放題に戯れているのではないか。巷ではすでに皇太子が退位して秋篠宮に皇位継承権を譲るべきだという声も上がっている。できればその図は見たくない。新しい皇太子妃を娶って東宮家を立て直すべきだ。皇太子が決断するしかない。
b0090336_13214836.jpg

【世に倦む日日の百曲巡礼】

今日の一曲は、1977年の カーリー・サイモン『Nobody Does It Better』 を。
英国映画 『007 私を愛したスパイ』 の主題歌です。

主演俳優がロジャー・ムーアに変わって3作目。この頃の007シリーズは面白かった。テーマ曲が流れる冒頭のバックのシルエットの映像も007らしくていい。"Nobody Does It Better"、曲のタイトルも何となく007らしい雰囲気を感じる。


ついでに懐かしい 『You're So Vain』 (1973年)も行ってみますか。邦題『うつろな愛』。カーリー・サイモンと言うと、われわれの世代だと 『Let The River Run』 よりこの曲になりますね。現在63歳。ウィキペディアも音楽関係の情報は充実しているというご意見はアグリーです。問題は特に近現代史や政治や思想に関係する記述ですね。


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by thessalonike5 | 2008-08-21 23:30 | 皇室と象徴天皇制
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