本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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皇太子は意を決して離婚の決断を - AERAの皇室特集記事から
b0090336_12595875.jpg今週号のAERAが皇室特集を組んでいて、久しぶりにAERAを手に取って立ち読みしていたら、立ち読みだけでは終わらずに買ってしまった。高橋紘と香山リカと蓮舫の3人による座談会の内容が面白いのである。財布から390円を支出する十分な価値が感じられた。朝日新聞の月曜の紙面にAERAの広告が掲載されていて、毎週なにげなく目を通すが、印象として、数年前か、もっとずっと前から、AERAは完全な女性誌になっていて、週刊女性と日経ウーマンの中間の立ち位置の雰囲気を感じさせられる。雑誌が経営の途中で編集方針を変えて、女性層を購読者に据えて行ったマーケティングとしては、FOCUSやFRIDAYなどの嘗ての写真週刊誌の例がある。ついでに、AERAの編集について感じるのは、ここ数年、新自由主義のテイストとフレーバーが濃厚に纏わりついている点で、いわゆるキャリア的な人間類型を読者想定すると、格差社会の両極分解の流れの中で必然的にそうなるのかも知れないが、その点で妙に印象が悪い。



b0090336_1301589.jpg恐らく女性が編集をしているのだろうけれど、時代に乗ってはいても、時代を先取りする感性の鈍さを感じ、時代に斬り込むジャーナリズムの精神の欠如を感じる。それは、例えば、最近の週刊東洋経済と比較すれば性格が明らかとなるものだ。一言で言えば、AERAはコンサバであり、時代と癒着する女のコンサバティズムが臭ってくるのである。週刊誌も競争の中で生き残るために姿を変えている。AERAの横に週刊プレイボーイが置いてあり、数年ぶりに立ち読みしたが、表紙も中身もすっかりスタイルが変わっていて驚いた。カタログ雑誌のような誌面になっている。考えてみれば、私が手に取って読むのは、週刊文春と週刊ポストと週刊現代くらいで、昔から風体が変わらない雑誌ばかり見ているうちに、その周辺で時代がどんどん変わって行く。それから、国内便の航空機の客室サービスから週刊誌が消えていた。新聞だけになっている。搭乗した座席でシートベルトを締め、週刊文春を読むと雰囲気が出たものだが、その楽しみを味わえなくなった。少し残念なことだ。

b0090336_1312295.jpg座談会はかなり踏み込んでいる。記事としてよい。特に元共同通信記者で皇室担当だった高橋紘の発言がよく、共感を覚えさせられた。高橋紘の発言を聞いていると、現在の宮内庁の危機感が並々ならぬものであり、宮内庁周辺の昔からの皇室記者たちの東宮側に対する憤りが尋常でないことを窺い知る。確かに、雅子妃の行動は異常であり、常軌を逸していて、昨年の国会代表質問答弁を放り投げて辞任した安倍晋三のわがままと無責任と軌を一にするものがある。異常なのは雅子妃と小和田家だけではなく、東宮側を擁護するマスコミと論壇で、特に右翼側の論者による天皇皇后バッシングには目を蓋うものがある。8月号の文藝春秋の特集もそうだった。高橋紘は、従来からの皇室ジャーナリズムを代表して、天皇皇后両陛下と宮内庁を代弁し、雅子妃批判の論陣を張っている。恐らく神田秀一も同じだろう。私も正直なところ皇室関連の情報には疎く、気になりながらも情報を追いかけてなかったが、この座談会記事は網羅的で、これまでの経緯を読者に案内し、問題の全体像をほぼ浮かび上がらせている。

b0090336_1305284.jpg「適応障害」と診断されて、「お心の病」のために5年間も静養中の雅子妃だが、相当に勝手放題の私生活を謳歌している。宮中行事を病気を理由にサボりながら乗馬を楽しんだり、ミシュランの星が発表されたら目の色を変えて銀座ロオジエに馳せ参じたり、参内をサボって小和田家で豪勢な年末パーティに及んだり、数え上げればキリがない。2004年には、軽井沢の小和田家の別荘で勝手に静養して、長野県警が300人の警備員を出し、周辺の住人に大迷惑をかけるという事態もあった。御用邸なら県警が警備に駆り出されることはなかった。この状況について、香山リカは記事の中で次のように言っている。「最近、精神科医の間では従来にないタイプの心の病が問題になっています。代表的な心の病である鬱病でいうと、仕事はできないけれどレジャーはできるという新しいタイプの人が出てきているんです。(中略)鬱病で休んでいるのに地域のスキー大会で優勝していたとか、演劇で主役をやっていたとか。(中略)これまでは精神科医は患者の絶対的味方で、患者に不利なことは絶対に言わなかった。ところが、新しいタイプの鬱病では、リハビリという名の下にすべてを許容するのはやめようという見解が出てきている」(P.30)

b0090336_13361046.jpg香山リカが座談会参加ということで、これはてっきり雅子妃弁護の詭弁乱発かと思って読んでいたら、中身は逆の議論になっていた。行間を読んで受ける印象は、香山リカは雅子妃の主治医である大野裕(慶応大学教授)の診断と治療方針に不審を抱いていて、雅子妃が自由な私生活領域を拡大して「静養」しているだけでは病気の根治には至らないという主張を示している。「慶応大学」というところが味噌なのだろうと私は思う。裏で米国と繋がっていて、米国の指図を受けているのではないか。小和田家は完全に米国(新自由主義者)に取り込まれている。こういう見方を示すと、ブログ左翼から「陰謀論」のレッテルを貼られて誹謗中傷が始まるが、雅子妃側を一方的に擁護して両陛下を批判しているのは右翼と新自由主義者である。右翼が両陛下を攻撃するのには理由があり、安倍晋三や「つくる会」のような右翼からすれば、現在の両陛下の立場は左に寄り過ぎているからだ。例えば、即位の際の「皆さんとともに日本国憲法を守り」の言葉、それから、2004年の園遊会において東京都教育委員の米長邦雄に対して発した「(教育現場での国歌の斉唱は)強制にならないように」の言葉

b0090336_1315179.jpg天皇皇后両陛下は日本国憲法を守っている。両陛下だけが憲法を固く守っている。右翼はそれが不愉快なのであり、特に平和の活動や女性や子どもの権利について前向きな皇后陛下を憎悪している。そして、言うまでもなく、産経新聞や読売新聞の論壇の日本の右翼は、思想的にネイティブに米国盲従であり、すなわち新自由主義者である。彼らのほとんどは、日本主義者(ナショナリスト)であるような外貌を偽装して、実際には日本国固有の独立的要素を毀損し、溶解させ、精神的にも経済的にも日本を米国に隷属させる植民地化政策に加担している。資本と労働の規制緩和もそうだし、ゼロ金利政策もそうだし、米軍再編への翼賛もそうである。右翼の「ナショナリズム」は悉く欺瞞であり、それがイデオロギー的に正当性を帯びるのは、左翼の側の「インターナショナリズム」(=国際共産主義)とその失敗の歴史的実績のせいである。日本では、日の丸や君が代のナショナルなシンボルは右翼の側が独占してきた。この点、トリコロールとラ・マルセイエーズを自己のシンボルとして訴求できるフランスの左翼との相違がある。当然だが、ナショナリズムを自己のものとして提示できる勢力が政治的多数を得ることができる。

b0090336_1322278.jpg新自由主義が両陛下を攻撃する動機は、言うまでもなく、皇室をガタガタにして日本の精神的支柱をへし折るためである。日本人を米国の奴隷にするためには、皇室を貶め、皇室の権威を失墜させるのが手っ取り早い。本当なら、父親である小和田恆が雅子妃を嗜め、雅子妃の公務復帰を導くのが当然であると思われるが、小和田恆と小和田優美子がそれをせず、両陛下と宮内庁を侮って雅子妃の「病気」と「静養」を図々しく引き伸ばし、皇室の権威を失墜させているのは何故だろうか。誰が小和田家をそうさせているのだろうか。小和田家が皇室と国民を敵に回して傲慢に開き直ることができる理由は何なのか。裏で糸を引いている黒幕がいるとすれば、それは小泉純一郎と米国としか考えられない。米国の権力のバックがあるから小和田家は恐いものなしなのである。両陛下を侮辱することができ、皇室を愚弄することができるのだ。それは米国と新自由主義が望むところであり、政治であり、すなわち小和田家は米国に操られている。日本の皇室はどうなるのだろうと誰もが思っている。天皇陛下は74歳、皇后陛下は73歳。それほど先は長くはない。穿った見方だが、雅子妃(と小和田家の裏側にある政治)はその日を待っているのではないか。

b0090336_139438.jpg記事の中で高橋紘が言っている。「もしこのままの状態が続けば、(天皇に即位されたとき)皇太子さまがお一人で公務に立たざるを得ません、(中略) 『私は公務をやりません』という皇后が出てくれば、国民の支持が得られるかどうかわかりません」(P.33)。想像のしすぎかも知れないが、米国と小泉純一郎は、そういう新しい「規制緩和された」皇室像をすでに描き始めていて、皇室が無用で無意味になる形での属米軽薄な皇室へ作り変えようとしているように思われてならない。雅子皇后を使って日本の皇室を破壊する。皇室を解体脱構築する。私は、雅子妃がただ単に遊んでサボっているとはどうしても思えず、裏の政治の動機や構図をあれこれ詮索するのである。単なるわがままを超えた何か(政治の気配)を感じる。そのことに皇太子も両陛下もすでに気づいているのではないか。宮内庁は、その危機感があって、AERAを使ってこのような記事を公に出して世論を喚起し、雅子妃と小和田家にメッセージを発信しているのではないか。最近は、雅子妃側と皇室側の情報戦の攻防が熾烈になり、笑い話や週刊誌ネタのレベルで済まされない様相を呈してきた。このAERAの記事の高橋紘の直言がそれを物語っている。記事では離婚に言及している。

b0090336_1310843.jpg「香山 : 離婚というのは、現実的ではないのでしょうか」 「高橋 : 制度的にはできます」(P.32)。この件(くだり)には驚いたが、香山リカの質問と高橋紘の回答は、決して突発的に偶然に出たものとは思えない。座談会の企画の段階で「離婚」についての議論を編集部が記事に入れることを考え、それを香山リカに喋らせ、高橋紘に答えさせている。無論、この記事が雅子妃と小和田家の目に入ることを想定し、また読者からの反応を様子見することが計算に入っている。この座談会は皇室側の意を受けて編集部が企画したものだ。「香山:私は皇太子さまが記者会見などでお気持ちを伝えるチャンスがあるのに、機会を逸しているように思えます」「高橋:私も、キーマンは皇太子殿下だと思いますね」(P.33)。記事の結論は、皇太子に雅子妃公務復帰のロードマップを示すよう促すもので、そのメッセージを両陛下と国民に知らせる責任と義務が皇太子にあるとするものだった。結論としては悪くないが、板挟みになっている皇太子にその決断ができるかどうか。最近、皇太子の様子が少しおかしい。皇太子だけでなく、娘の愛子さまの様子も少し異常が感じられる。敢えて大胆に言えば、適応障害なり鬱病なりの病気が、雅子妃から皇太子と娘の二人に伝染しつつある状況が感じられる。

b0090336_1392265.jpg傍から見ていて、病気でご苦労されているのは、どう見ても、雅子妃ではなく皇后陛下の方である。本当にご静養が必要なのは皇后陛下の方だ。昨年だったか、テレビのニュースで出ていたが、皇后陛下が出血をしながら無理をして連日の公務に出ている姿があった。天皇陛下は前立腺がんの治癒中。二人は無理をしている。無理をしながら、無理をしている事実を伏せている。特に皇后陛下は、そういう姿を見せることで、無言で皇室に入った女の勤めの何たるかを雅子妃に諭しているように見える。あるいは、そうやって、一身一命をもって雅子妃を説得することを考えてるのではないかとさえ思われる。私は、皇太子は離婚を決断すべきだと思う。そのことで問題を解決するべきだ。聖心女子大学が全力を挙げて卒業生から新しい皇太子妃を探すべきで、皇后陛下の後継ぎに相応しい皇太子妃が就くことを希望する。皇后陛下がお元気な間に、皇后陛下が将来の皇后の教育ができることが望ましい。本当は、紀子妃を皇太子の妻にするべきだった。皇后陛下はそう思っているだろう。旧華族系が勢力復活を画していろいろな候補を出してきたのを退けて、戦後民主主義の思想で「平民の娘」の路線を貫徹させたのは皇后陛下ご自身でもある。その逆説と皮肉。皇后陛下の憂いの深さは想像を絶する。

皇太子は、わが身を切り刻む覚悟で最後の親孝行を果たすべきだ。日本国と国民のために決断をお願いしたい。
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【世に倦む日日の百曲巡礼】

今日の一曲は、2002年の米国映画 『Blue Crush』 から 『Cruel Summer』 を。

ラップ・ミュージックを巡礼するのは初めてですね。昨夜、どのテレビ局も北京五輪ばかりで面白くないので、チャンネルを回していたら、NHKの衛星でこれを放送していました。映像も音楽も夏らしくて最高。米国には、こういう誰をも魅了する文化があるから、世界制覇をここまで維持できるんですよね。


撮影場所はオアフ島ノースショア。オバマの故郷ですね。オバマはサーフィンやるのかな。

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by thessalonike5 | 2008-08-20 23:30 | 皇室と象徴天皇制
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