NHKスペシャル「追跡・秋葉原通り魔事件」 - 本田由紀の正論解説
6/20の夜に放送されたNHKスペシャル『追跡・秋葉原通り魔事件』は素晴らしい社会報道番組だった。構成も取材もよく、そして特にナレーションがよかった。あの『ワーキングプア』の鎌田靖が冒頭に登場して、最初から視聴者に番組の中身を想像させ、品質の高さを予感させたが、期待どおりの完成度に仕上がっていて、NHKのスタッフのレベルの高さを感じさせられた。他の民放局では知的レベルが低すぎて事件をこのようには扱えない。事件発生から二週間が過ぎ、特にこの一週間は宮城県の地震災害でニュースが埋められ、秋葉原の事件についてはテレビ報道の情報量が激減している。しかしネットのニュースサイトでは連日新しい記事が配信されていて、人々のこの事件への関心の高さをうかがい知ることができる。人はまだこの事件について十分な整理ができておらず、日本中の一人一人が心の中であれこれ真剣に思いを巡らしていて、事件の全体像について納得できる構図を描こうとして、一つでも新しい事実や情報を得ようとしている。

事件への社会の関心は衰えていない。しかしながら、予想どおりと言うべきか、特に後半一週間の警察報道は、事件を起こした加藤智大の残虐さや異常さを際立たせる内容ばかり多くなっていて、明らかに捜査当局が加藤智大に対する社会の同情の高まりを警戒し、そうした社会的意識の蔓延を防ぐように努めていることが分かる。例えば、トラックで轢いて瀕死状態にさせた被害者にさらに馬乗りになって刺したとか、交差点で轢かれて倒れた者を救助しようとしていた者を背後から刺したとか、加藤智大の卑劣で残忍な犯行手口の情報が次々出され、加藤智大に対する憎悪が掻き立てられるように仕向けられていた。発生直後にクローズアップされた派遣労働の問題は報道からすっかり消え、関東自動車工業に関わる情報は全く出なくなった。報道キャスターたちは、最初は事件の動機の解明が必要と言い、派遣労働や携帯サイトに関心を向けたが、次の一週間ではそれは消え、加藤智大がどれほど異常で卑劣な人格だったかを強調する姿勢に切り替わった。

トヨタと経団連が事件報道から派遣の問題をマスクするべく動いたのは明らかであり、政治家の働きかけもあったのだろう。警察と報道の当局がそれに従って事件の表象を巧妙に塗り替えつつある。そうした中で今度のNHKスペシャルが報道された。事件の核心には格差社会の問題があるのであり、「ワーキングプア」シリーズを取材製作してきたNHKのスタッフが問題に注目したのは当然であると言える。番組の中で最も印象的だったのは三人の若い青年だった。そして、またしてもと言うべきか、あの名作『ワーキングプアⅢ』と同じ感動に包まれた。そこに映し出されていたのは絶望ではなくて希望なのだ。視聴者が感じるのは希望なのだ。三人の男の子が心が洗われるほど感じがいい。日本の若者はこんなに素晴らしい人間だったのか、日本社会はこれほど純粋な若者たちに支えられているのかという発見と感動。二人目に出てきた29歳の玉城勇人。加藤智大の職場の同僚で、趣味の話はしていたが、自分と同じように職場を何回も変わっていたことは事件後に初めて知ったと言っていた。

彼の目がとても澄んで驚くほどきれいなのだ。解雇される不安と常に隣り合わせの派遣の就労実態、それを背負わされた苦悩を訴えながら、本当にきれいな目をしていた。沖縄出身だろうか。済みきった目と感情を抑制した穏やかな話し方が、格差社会を告発する説得力として強烈に番組の視聴者に迫っていた。三人目に出てきた26歳の勝間田翔。加藤智大と同じように両親と折り合いが悪く、高校を出て十か所の仕事を転々とし、今年の3月には現在の仕事先であるガソリンスタンドを解雇される目に遭っていた。加藤智大が携帯サイトに残した一言一句を見つめて、自分も同じだと共感を言葉にするとき、口元と喉元に力が入り、腹の底から重いものを搾り出すように語った表情が印象的だった。玉城勇人は頭に金髪が入り、勝間田翔は眉に剃りが入っていたけれど、日本の男の子は何とかわいい存在なのか。そこには絶望的な現実があり、取材され撮影されているのは、未来を奪われ不安で押し潰されそうな若者の姿なのだけれど、視聴者である私が画面から受け取ったのは人間性への希望と感動だった。

今回の番組で専門家として出てきて解説したのは、東大の教育社会学の本田由紀だった。ここが違う。他の低俗で愚劣な民放の報道番組と鎌田靖のNHKスペシャルとの違いがここにある。きわめて短時間だったが、本田由紀の解説は当を得たもので、民放のニュースやワイドショーにはない危機感漂うメッセージが発せられていた。ギリギリのところにある人間が無数にいて、彼らはそれを我慢したり、ごまかしたり、何かにすがったりして、何とか耐え凌いでいるけれど、今度の事件は心の中にある本質的な問題に気づかせてしまった。加藤智大の仕事や家庭や教育の問題は、決して加藤智大一人だけの特殊な問題ではなく、日本全体の構造的な必然性として分厚く広がっていて、同じ経験を共有しているからこそ若者の多くが加藤智大に共感できるのだ。そう言っていた。そのとおりだ。すべて正しい。民放に出て来る犯罪心理学の専門家とか何とかは、どうでもいい適当な話をくっちゃべって視聴者にあくびさせて終わりだが、鎌田靖の番組にはそんな人間は出ない。本当にこの問題を真剣に研究してきた者だけが登場する。

番組の最後に国家公安委員長の泉信也にインタビューする場面があった。泉信也はそれなりの危機感を表明していたが、映像を見るかぎり、単なる政治家のうわべの言葉だけで、問題の根深さや再発の危険性を本当に意識して対策を考えているようには見えなかった。どうせこの事件を口実にして、何か巧く警察予算を分捕る算段を考えているのだろう。福田首相は事件から12日経ってようやく現地に足を踏み入れて犠牲者の霊に手を合わせたが、国民に向かって事件について何も語っていない。福田首相だけでなく、野党の民主党も他の政党も何も語ろうとしない。7人も犠牲者の出た大惨事なのに、何も公式表明しなくていいのか。どうして野党はこの機会に派遣労働法制を国会で追及しないのか。事件の動機と背景を直視すれば派遣労働問題に行き当たる。半年や1年で簡単に紙切れ1枚で解雇され、1日で荷造りと引越しを終えさせられて次の労働現場に連れて行かれる。仕事は昼夜ニ交代制で残業を含めて1日12時間。着替えと通勤時間と食事と睡眠時間を取ったら、24時間中に自由に使える時間は何時間あるのか。友人などできるはずもない。

月給は残業代を含めて手取りでわずか14万円(額面23万円)。それが半年とか1年で使い捨てにされ、給料は何年経っても上がらない。こういう問題をこういう事件が起きたときに討議する場所こそ国会であり、そのための国会議員ではないのか。それなのに、この事件が起きて3日後に民主党ほか野党は問責決議案を出し、まだ6月中旬なのに通常国会を閉幕させ、福田政権を追い込んだなどと嘘を言っている。国会では秋葉原事件は1回も質疑されることはなかった。野党議員が国家公安委員長や厚生労働大臣に質問する場面はなかった。それほど軽い問題なのか。私には民主党や社民党の議員の感覚が理解できない。秋葉原殺傷事件や後期高齢者医療制度問題の国会審議に幕引きした民主党をヒステリックに支持しているブログ左翼の小沢信仰が理解できない。国会の場で福田首相の言葉を聞きたかった。派遣労働制度が問題の本質ではないかという質問への回答を聞きたかった。国民はどうしてこの事件に対して政府や政党や国会議員が無関心でいるのを黙って見ているのだろう。どうして誰も声を上げないのか。関東自動車と日研総業を国会に招致して喚問すれば、少なからず派遣労働者の待遇改善に寄与できたはずだ。

7人の死を無駄にせずに済んだはずだ。蛇足になるが、今度の事件で私の疑念と懸念は他にもあり、それは加藤智大の弁護についている弁護人に関してだが、どういう弁護方針なのか気になる。先週末から、例えば、携帯サイトに犯行予告したのは誰かに止めて欲しかったからだとか、秋葉原に到着して突っ込む前に時間がかかったのは、決行に躊躇して迷っていたからだという情報が出てきた。私は、これらは弁護士からマスコミに流されたものではないかと疑っている。そういう中途半端な弁護方針で情報リークするのではなく、なぜ関東自動車工業と日研総業の告発に狙いを定めないのか。犠牲者の死が無駄にならないためにはそれしかないはずなのに。
投稿を一通ご紹介。

【 名前:まりも 性別:女性 】
 
私は青森出身です。この事件に心が痛んで痛んで・・・
青森高校に入れるぐらいなのになぜ自動車の短期大学だったんだろう、もちろん偏差値なんかにとらわれず自分の好きなことをするためにあえて選んだのならすごく立派なことです。でもそれならこんな事件を起こすはずがありません。

世に倦む日日さんの文章を拝見させていただいて「あっ」と思いました。そのとおりです。本来なら能力があるはずなのに、親への復讐のため無意識に加藤智大はその選択をしたんだと思います。というよりそのような選択をしてしまう自分を自分で止められなかったのではないでしょうか。だから本当は親に止めてほしかった、これまでの寂しさを全部聞いてもらって、あと何年か親元でゆっくり過ごして本来の能力に見合った大学を素直に選んで受験勉強をしたかったのではないでしょうか。結局それは叶わなかったわけですが、社会人になってから彼は一度青森に帰っています。親を求める気持ちがあったと思う。そのとき両親は彼をもっと助けてあげられなかったのか・・・やはり彼は両親に見捨てられていたのだと思います。

彼がやってしまったことはゆるされることではない。でも事件の大きさと同じほど彼は殺されて生きてきたのだと思う。頼れない親なら捨てて生きろって、高校の先生とか、誰かに一回でも言ってもらえたら・・・そんな人が誰もいなかったら、夜回り先生のところに電話するとか、なんとか自分を救う方法を探してほしかったと悲しい気持ちです。

【世に倦む日日の百曲巡礼】

今日は1971年の ピンク・フロイド の名曲で 『吹けよ風、呼べよ嵐』 を。

私は、若者が自ら立ち上がって自分たちのために革命を起こすしかないと思う。鶴見俊輔に従って「指導者の入れ替え」を決行することだ。希望は革命。それは、あくまで彼ら若者が自分たちの幸福を掴み取るための革命であり、われわれの世代は明治維新の旧幕体制の武士階級のように滅ぼされる対象かも知れないけれど、それしかないとしか言いようがない。

希望は革命。社会に殺されて死ぬ前に、立ち上がって実力で国家を転覆することだ。


アブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲バージョンも。これはアラビア語でしょうか。凶器攻撃の反則と場外乱闘の流血で見せ場をつくる無類の悪役でしたが、実に強くてタフなレスラーで、興行バリューのある魅力的なショーマンでした。タイガー・ジェット・シンとのタッグが最高でしたね。80年代半ばから後半のリングかな。

by thessalonike5 | 2008-06-21 23:30 | 秋葉原事件 | Trackback(3) | Comments(29)
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Tracked from NY金魚 at 2008-06-21 20:11
タイトル : 座禅と火薬 — 蔡國強展 (3)
前稿(2)よりつづく  星の誕生、そして星の消滅。その根源を遠く辿ればビッグ・バンという状況にぶつかると宇宙物理学者はいう。 (中略)  もうひとつ、アメリカ発のかたちだけのグローバリゼーションによって、差別のかたちも異人種間のものから、同民族のなかでのさまざまな差別に変化しているともとれる。先日の秋葉原の無差別殺人事件は、格差社会の敗者に対する同民族社会からの猛烈な差別からはじまっている。 なんといえばいいのだろう。わが祖国日本が、また別の異様な妖怪の牛耳る社会に変化しつつある悪......more
Tracked from リアルの現在 at 2008-06-22 16:10
タイトル : NHKスペシャル「追跡・秋葉原通り魔事件」 - 本田由..
NHKスペシャル「追跡・秋葉原通り魔事件」 - 本田由紀の正論解説 (世に倦む......more
Tracked from Carpe Diem!‘.. at 2008-06-25 14:49
タイトル : これからの日本を真剣に自分の頭で考えなくてはと思ったブログ。
以前より、愛読しているブログがある。なんとなく、日本が悪くなっている、僕のフィールドでもある医療・介護現場もすでに崩壊していることに市民は気づいていない。困った・・・新聞を読む・・・そんな受動的な態度ではなく、そこから自分は何を考えるのか?自分はどういう方向性を持って生きてゆくのか?そのことに気づかされたブログが「世に倦む日々」http://critic5.exblog.jp/である。内容はやや難解かもしれないがとにかく面白いし、同時に自分も自分なりに今の日本の政治や社会をどういしたらいいのか考え......more
Commented by Feri at 2008-06-21 17:36 x
本来ならば、ワーキングプアと呼ばれる人たちが、本来、政治に働きかけて、現状を変革させる必要があるのでしょうが、そういう動きは見られません。
野党が動かない以上に、野党に働きかけない国民も気になります。ブログ主様は、このような現象をどのようにお考えでしょうか。
Commented by 竜崎 at 2008-06-21 21:22 x
初めまして。竜崎です。素晴らしい文章です。貧困層の[声]は少しですが上がり始めましたよ? 高円寺の松本哉さん、反貧困の湯浅誠、宇都宮健児、雨宮処凛等々はご存じてすよね? 今度は反貧困活動について言及されて下さい。心から応援しています!
Commented by 安倍晴明 at 2008-06-22 00:41 x
秋葉原の事件に言及した辺見庸の言葉をブログ主様に代わって紹介させてください。「この世界では資本という「虚」が、道徳や公正、誠実といった「実」の価値をせせら笑い、泥足で踏みにじっている。そのような倒錯的世界にまっとうな情理などそだつわけがないだろう。なかんずく、実需がないのにただ金もうけのためにのみ各国の実体経済を食いあらし、結果、億万の貧者と破産者を生んでいる投機ファンドの暴力。それこそが世界規模の通り魔ではないのか。」(「水の透視画法」より)。日本で言えば、小泉改革を推し進めた者、支持したものこそ本当の通り魔であり、レイプ魔そのものであると思う。
Commented by 穂苅雄大 at 2008-06-22 14:26 x
初めまして、高校生ながら書かせて頂きます。
竜崎さん、まだ反貧困の活動は小さいです。
しかし、湯浅さんは説得力もありますし秋葉原事件についても複数のメディアに出演なされています。
私としては、週間朝日の秋葉原事件の報道が最良であると考えます。
あなたはどう考えられますか?
Commented by おーくぼ at 2008-06-22 16:44 x
こんにちは、
確かにその事件の背景には派遣労働者の問題があると思います。
でも、その大もとのトヨタの元会長の奥田碩氏は、福田首相の隣で政治家気取り。「格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり餓死したりはしていない」と言われたそうですが、いうまでもなく、それが7人もの犠牲者を生む要因の一つになったことは確かなこと。何も心が痛まないのでしょうかね。だとしたら、僕はむしろ、その方が人間として、卑劣で残忍な感じがしますけどね。
Commented by screw at 2008-06-22 23:48 x
もし良心の呵責というものが彼らに存在するのなら、とっくの昔に自ら命を絶っているはずです。それほどのことを彼らはしてきている。
何も感じないからこそ人を「物」のように扱い、その「物」の労働の上前をピンハネして平然としていられるのでしょう。
それだけに飽き足らず、関係ない人間からも「消費税増税」という形で自分たちの社会的責任を肩代わりさせようとしている。
現場の労働者を「物」扱いしている彼らもまた、もはや人の心を持たない「モノ」だということなんでしょう。
Commented by 収集家 at 2008-06-23 15:05 x
7人の命を「使って」根深い問題をひも解いていくことには、遺族を含めそれを否定する正義はないはずです。経済的権力の顔色を伺うという「負」の情報操作が可能なら、こういう人間を生み出さないという「正」の情報操作をすることを国は考えるべきだと切に願います。

発展によって社会が人間を軽んじるように、家庭内でも子育ての娯楽化・人格の軽視が行われます。人間を生産している家庭という最小単位が病んでいては解決は見込めません。愚かしい偶像崇拝や金銭徴収の意でない宗教のようなプログラムによって、人間をただしていく概念が必要ではないでしょうか
Commented by 世を憂う人 at 2008-06-23 16:21 x
? この種の事件はまた起こりそうだ!
Commented by 田舎もん at 2008-06-23 16:33 x
この問題は難しい要素を、たくさん含んできていると思います。事件重大さと、その結果責任を避けて論議すると、全く違った事に成ってしまいますので、論点ははっきりしぼるべきではないでしょうか?
社会的不安要素が、内在している事は、この事件に限ったものではないでしょう。
Commented by とある院生 at 2008-06-23 21:30 x
これまで、容疑者個人の考え方の幼稚さが一番の問題、と思っていましたが、社会的な背景が非常に大きな影響を及ぼしていたのですね。中学時代には酒鬼薔薇事件、高校時代にはバスジャック事件、そして今回の事件が同世代の人間によってなされたことは、原因をたどっていけば、きっと全てが一つにつながると思います。格差社会とは言いつつも、例えば田舎にも大規模ショッピングモールが進出し、多くの人々が表面的には同じような生活スタイルで過ごしているように思います。このように、「平均化された生活」は、本当は認めなければならない「格差」を、無駄なプライドで隠したがる傾向にあるような気がします。加藤容疑者の場合、やはり両親との関係性が大きく影響していたように思います。というのも、認めなきゃならない「格差」を、両親が一番認めていなかったからではないでしょうか。今回の事件で学ばなきゃいけないのは、自分の能力を自身で認めることだとわたしは思っています。常に他人と比較する必要はないのです。
Commented by 平和を求める通行人 at 2008-06-23 22:38 x
何か勘違いしていませんか?
格差社会というより、当人は、自分に彼女がいないことを動機としているような気がしますが?
ていうか、彼女がいない理由を金がない事のせいにし、社会のせいにし、親のせいにしてたんではないでしょうか?
何故、そのような人物を英雄扱いされるのか、さっぱりわかりません。
罪のない通行人を殺す事が、格差社会の是正になるのでしょうか?
ちょっと犯罪者の声を聞き過ぎではないでしょうか?
メチャクチャでしょ。
ならば、私が、ここにある書き込みに腹をたて、その腹いせに通行人を襲ったなら、みなさんは自分たちに非があると認めますか?
認めないでしょ?認める理由もわからないでしょ。
それと同じだと思いますよ。
もう少し考えて下さい。
Commented by 平和を求める通行人さんへ at 2008-06-23 23:04 x
>ならば、私が、ここにある書き込みに腹をたて、その腹いせに通行人を襲ったなら、

あなたの育った過程、あなたが置かれている現在の環境に要因があると誰もが思います。
Commented by lifecanvas at 2008-06-24 09:23
コメントできません
Commented by lifecanvas at 2008-06-24 09:23
共感できる、もやもやがすっきりするないようだったのに残念。
Commented by lifecanvas at 2008-06-24 09:24
「関東自動車工業と日研総業の告発に狙いを定めないのか」。まさにこれです。遺族の人からも声はあがらないのでしょうか?。マスコミは異常性を煽るだけでこの国の現在の負の部分、影の部分にあえて避けている気がします。

Commented by lifecanvas at 2008-06-24 09:24
トヨタと言えば看板方式。人間も看板方式だったに違いありません。この方式が世界で高く評価されているのですから、「部品としての労働力」の影は世界中で似たような事件を起こすでしょう。

僕にはここまで書く文才がないのでトラバさせてください。
Commented by 孝彦 at 2008-06-24 16:11 x
彼は、狂気の中にいたのではない
狂気をもって、狂気を自らの支えとしていたのだ
自分の心情を、プラカードに書いて、アキバを練り歩くことぐらいじゃ、なにも、変わらないことぐらい、先刻感じていたんだと思う
事件後の、まやかし、無関心、すりかえ、ご都合主義のコメントの通り
こんな社会になることを、憂いて、ある年の、2月26日に、立ち上がった二十代の若者たちがいた、日本人の魂の荒廃をせんがために
しかし、彼らはその純粋さゆえに、狡猾なものたちによって、事実をかくされたまま、歴史の闇に葬られた
いま、したり顔で、その系譜をひくものが、あたかも、互いが正義であるがごとく、茶番な対立をよそおって、姑息な芝居をしている、誰も見抜けないとでも思っているのだろう
だが、葬られたわかものは、処刑に臆することなく、志を貫かんがため、
死を拒み、月読みにとどまり、未来永劫にその精神に生きることを表明した、彼らはみている、憤怒の形相で
先の地震が誰に、くだされた、鉄鎚であるかは、自明である
これは、序章のはじまりである
Commented by neko at 2008-06-24 16:22 x
夢や希望、目標を持ちましょうとか、言われれば言われるほど、社会には絶望感が漂っている気がします。
野心を持ち、成功をしたい人はそうすればいいけど、ささやかでも平穏な人生を望む人はどこでどう生きていけばいいのか。もう“サザエさん”のような平々凡々な生活はファンタジーの世界です。波平さんのようなサラリーマンは絶滅危惧種です。
競争社会に生きるしかないのでしょうか。
今、加藤容疑者より恵まれてても、疲れて脱落すれば同じ道も開かれてしまうような気がします。
皆さん、疲れませんか? 私だけかな・・・
Commented by 世を憂う人 at 2008-06-25 20:19 x
戦争が希望ですと書いた人が居た、何か共通点があるようで
今の世の不安を掻き立てます、杞憂だと良いのですが。
Commented by 名無し at 2008-06-26 01:00 x
東大准教授に加藤の心理など理解できるはずは無いと思います。

まさに「希望のある奴にはわかるまい」というやつです。
Commented by 曇り空 at 2008-07-15 01:08 x
今回の事件で非正規雇用者の待遇改善がなされれば、発言権のない若者にとっては「無差別殺人」という自爆テロが有効な発言手段だということになってしまいますね。予備軍は多く、抑止する手立ては見つからない。若者は自分の立場を人に分かる言葉で表現すべきだし、大人は彼らの言葉に真摯に耳を傾けるべきだと思います。
Commented by 樋野 at 2008-07-24 05:42 x
光市母子殺害事件と同じ構図ですね。
恵まれない若者を犯罪者予備軍とみなして、ちょっとでも逆らえば死刑と世論をマスメディアを使い煽動し、ごく正当な弁護活動にも妨害を加えて死刑廃止に利用しているという事実無根のデマを流す。
すべては格差社会を正当化するためです。
Commented by 多岐島 at 2008-07-24 11:20 x
なにしろ土建国家です。静岡にも建築現場はいたるところにあり、彼の町にも常にどこかで戸建てやマンション工事が行われていました。「だれでもよかった」のなら、そうした場所にのりこんで重量鳶の親方達にでもダガーナイフとやらを向ければよかったのではないでしょうか。そのほうがてっとりばやい。
ではなぜ、犯罪者は秋葉原までわざわざレンタカーで出かけ、老若男女を殺害したのでしょうか。どうせ東京界隈まで出向くならバカ騒ぎの格闘ビジネス屋の事務所だってよかったわけです。

同じように「だれでもよかった」のなら、身勝手な利権構造を徹底的に追及し、ルパン三世よろしく警備員を殺傷しまくって、汚職政治家のドス黒い胸にナイフを突き立てたってよかったわけです。ドス黒い胸にナイフを突き立てるに至らずとも、少なくとも警備員を刺すことは出来たはずです。
Commented by 多岐島 at 2008-07-24 11:21 x
私には鳶職に友人や知り合いがおりますし、バカ騒ぎ商人であったとしても殺してやることはないと思っています。殺人ならせめてこのようにあるべきだ、などと主張したいのではございません。指定暴力団、左翼過激派、右翼団体等による暴力行為は総じて排さなければならないものであるという認識に、多くの人々と変わるところはございません。
フジテレビお抱えの男性タレントが言うように、戦後の混乱期にこのように卑劣な大量殺人が無かったかどうかは存じませんが、口先ではペラペラとナンヤラカンヤラ宣って、やることと言えば弱者虐待。これはそのまま社会の縮図であるとの断定を確信するものです。
Commented by Naoki at 2008-07-24 12:25 x
素晴らしい意見に触れることができて感謝です!
もともと日本は、漢字や、パン・パスタ・カレー・ラーメンなど、他国の文化を取り入れる柔軟さがあるのですが、半面、社会システムは固定化する傾向が強いと思います。
そんなところに、西洋風の競争・格差社会を持ち込めば、生活の『差』が固定化し、犯罪に発展するのは当然です。
ひとつ、提案します。相続税の見直しです。ホリエモンのように100億の資産を持ったり、日産の重役たちが年収(!)二億円以上であるのは、まあよしとしましょう。しかし子供に引き継げる資産は、固定資産も含め、上限一億までと完全強制限定しませんか? それ以上は、死んだら、国が没収です。
固定化する格差をリセットする仕組みが、日本には絶対に必要と思います。
また、実際のところ、100億の資産を持たされる子供も、人間として不幸ですし。

Commented by こじつけだらけ。 at 2008-07-24 13:17 x
派遣社員で年収少なくって、不安定だからって通り魔事件を起こしていいわけがない。格差社会は問題だろうが生活に不満を持った人間が無差別に人を殺していいわけがない。

この件に関しては、このブログ賛成しかねます。

そうやって、「不満を持った人間はどんどん通り魔をして良いですよ」と言っているようにしか聞こえない。政治的・社会的不満を持っていようとも、ただの自分勝手で殺人を犯しているキチガイを英雄扱いか。こんな考え方してるから、模倣犯がどんどん増える。
Commented by 収集家 at 2008-07-24 14:19 x
母は「うちは教育テレビを見ているから」と不登校かばう
産経新聞

八王子事件はこの記事で説明がつきますが、親によってこわれた人間が出来上がるお決まりの形です。昨日はテレビで「誰でも良かった」について取り上げていましたが。親の道徳観を問う打開策は難しいですね。
Commented by たまご at 2008-07-24 14:42 x
この事件に関して、冷静に問題の本質を指摘しているブログの姿勢に共感いたします。
正常の思考を奪われてしまう程の環境に身を置かざるを得ない人々をこの国が作り出してしまっている、という現実に日本人は気づいていながら気づかないふりをしています。
海外で生活していた時に目にした生活水準の「格差」を、よその国の問題と認識・処理していた自分を恥ずかしく思います。自国においても生じている問題であるのに、いまだに実感が持てずにおり、平和ボケも重傷です。
気づかないふりをしているのはまだ自覚症状があるだけましであり、「想像力」を失ってしまった日本人が増産されていることが重大な問題にあるように思います。
Commented by 何の責任が? at 2008-07-26 19:29 x
関東自動車工業と日研総業に何の責任があるのですか?
殺人者がたまたま勤務していただけです。
では、国家公務員が殺人を犯したら?
官僚が殺人を犯したら?
誰が誰を告発するのですか?
犯罪者本人以外が罪を背負ったら、犯罪が増えます。
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