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本と映画と政治の批評
by thessalonike5


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ロシアはトルコに外交攻勢をかけ、シリア和平を主導せよ
ロシアはトルコに外交攻勢をかけ、シリア和平を主導せよ_b0090336_1422532.jpgシリアの化学兵器問題について、ジュネーブでの3日間の協議の末、9/14、米国とロシアとの間で合意がされた。画期的な出来事であり、米国の軍事介入が回避されたことを歓迎したい。今回は、プーチンとロシアがよく外交努力した。果敢に国連憲章を守る外交に尽力した。9/15のTBSサンデーモーニングでは、米国の一極主義が後退し、国連主導の協調外交が前面に出たものとして意味づける報道がされていた。同感であり、世界の多くの人たちが、9.11同時テロ以前の世界に戻った感覚を抱いただろう。私は、1985年のゴルバチョフとレーガンのジュネーブ会談を思い出し、翌1986年のレイキャビク会談の感動が甦った。あの当時、20世紀、世界は一極ではなかったから、何かあれば、パリやジュネーブを舞台にして、当事者たちが妥協と解決と合意を求めて卓を囲んだ。真剣な交渉をした。息詰まる外交のドラマが消え、ホワイトハウスが全てを仕切るようになり、それが当然のルールになって、もう10年以上が経つ。今回の米露合意は、過去の世界を知る私のような年寄りには、とても懐かしく、そして新鮮な絵に見えるものだ。「紛争は武力ではなく話し合い(外交)で解決する」。対立する各国代表がこの精神に則って奮闘する姿は、いつ見ても素晴らしく、共感と興奮を覚える。憲法9条の理念が生きる現場は、いつ立ち合っても心躍らされる。そこで救われるのは、多くの貧しい弱者の人間の命だ。




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ロシアはトルコに外交攻勢をかけ、シリア和平を主導せよ_b0090336_142479.jpg

by thessalonike5 | 2013-09-17 23:30
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