| |
6/29の官邸前デモ - 歩道の上で見たもの、感じたこと
|
|
6/29の官邸前デモについて、テレ朝の報ステは2週連続で報道、TBSもNEWS23と7/1のサンデーモーニングで大きく取り上げた。TBSの姿勢が変わった。今回のサンデーモーニングの報道は、短い時間の放送ではあったが、当日の路上の雰囲気がよく伝わるものだった。これまでのこの番組の報道は、官邸前交差点にプラカードを持って集まった人の絵を一瞬見せるだけで、あくまで原発関連ニュースの添え物の扱いであり、一部の特別な市民が恒例行事でやっているという見せ方に徹していた。岸井成格による偏見的視線からの処理で済まされてきた。ここに来てようやく、官邸前デモそのものがニュースの主役となり、小さな子どもを連れて参加した若い親のインタビューが映像になり、一般市民による請願として積極的な意義を認める報道になった。視聴者と同じ普通の人々が、官邸前の抗議行動に押しかけて声を上げている事実が確定された。このことの意味は大きい。岸井成格は、これまで官邸前デモを無視し続けてきたことについて、言い訳にもならないぶざまな詫び口上を並べていた。口を開かなくても、関口宏と橋谷能里子がこのデモに共感的である気配は看取できる。今回のTBSの報道において、官邸前デモは国民的正義の立場を獲得し、国民を切り捨てる政治を断行し続ける野田佳彦とコントラストの存在となった。
by thessalonike5
| 2012-07-02 23:30
|