本と映画と政治の批評
by thessalonike5
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コンパニオン記者に関する二つの疑惑と読売記者の2年前の記事
読売コンパニオン_1レジまぐ版に『ハンナ・アレントのマルクス批判』の記事を上げた。今週は、中川昭一前財務相のローマG7会議での醜態に関する問題で報道と話題が埋めつくされた。週の初めは中川昭一の引責辞任が政局の焦点になり、最初は麻生首相の後ろ楯で居直るつもりが、徐々に形勢が悪くなって2/17(火)に即刻辞任に追い込まれ、これで一件落着のはずだったが、2/18(水)に例の女性記者との合コンの一件が毎日新聞に暴露され、それ以降、週後半はその話題で日本中が沸騰する事態となった。そして週末の今日(2/21)は、泥酔記者会見の後のバチカン観光でさらに恥曝しな騒動を起こしていた事件がマスコミで報じられている。この問題は、週が明けても尾を引いて、隠されている事実の暴露が続く予感がする。2/20(金)の日刊スポーツの1面記事がこの女性記者との会見前の同伴飲酒問題で、世間一般の関心の高さを示している。スポーツ紙が政治関連の情報を1面に出して売るのは異例だ。明後日(2/23)に発売される週刊ポストと週刊現代の2誌も、この問題に焦点をあてて新事実を暴いた記事で売ろうとするだろう。



読売コンパニオン_2簡単な取材で大きなスクープになる情報(ネタ)はいくらでも探せる。まず、報道されたバチカンでの泥酔観光に件の女性記者が随伴同行していたかどうかという問題がある。朝日新聞の記事では、サンピエトロ大聖堂に入った一行の数は10名と報じられている。中川昭一、秘書官2名(高木・諏訪園)、財務省国際局長の玉木林太郎、在バチカン日本大使の上野景文。この5名は名前が上がっていて、残りは5名となる。この観光は中川昭一の要望で玉木林太郎が差配して組まれたものであり、頭数から見て、残りの5名の中に飲酒同席した昵懇の女性記者が入っている可能性は十分に考えられる。この事件は、朝日以外に共同からも記事が上がっているが、行間を読むと、情報の出所が外務省関係だということがすぐに分かる。世界遺産である人類の至宝が収められた神聖な宗教的聖地の博物館に泥酔して入り、立ち入り禁止の場所を歩き回って警報を鳴らし、酔った汚い手でラオコーンの彫刻に触りまくり、バチカン市国に対して多大な迷惑をかけていて、その尻拭いを外務省(大使館と欧州局)がさせられたに違いないのだ。今後、日本政府の閣僚クラスの特別観光は拒否されるだろう。

読売コンパニオン_3それともう一つ、6000万円の総費用がかかった今度のチャーター機での大名旅行に、その女性記者が特別機の搭乗者となっていたかどうかの問題がある。特別機に搭乗した人数について、2/19のマスコミ報道では6人と説明されている。が、同じ2/19に玉木林太郎が国会の集中審議で白状したところでは、財務省全体で22人が渡航した答弁になっている。どちらが正解なのだろうか。G7会合に22名の随行員は些か規模が大きすぎるが、特別機まで仕立てて6名の渡航では逆に人数が少なすぎる。往復4100万円をかけて特別機を用意しながら、そこに6名しか乗せず、残りの16名は別費用を払って民間機を使わせていたとなれば、問題はさらに異常で重大だ。この6名搭乗の報道は、ネットに残っている証拠としては、ANNのテレビニュースとそれをコピペしたサンスポの記事しか今はない。「6名搭乗」の情報の出所とその事実の当否を問い調べるべきだろう。恐らく「特別機に6名搭乗」は嘘だ。玉木林太郎の国会答弁の方が正しく、22名の数字の方が正しいのだろう。その中に件の女性記者も入っていたはずだ。天皇や皇族や総理大臣が外遊するときなど、報道記者団が政府専用機に一緒に乗り込む事例は屡々ある。

読売コンパニオン_4であるとすれば、この女性記者たちは、政府のチャーター機にコンパニオンとして呼ばれ、「激務」の大臣と局長をお慰めするホステス稼業の傍ら、財務省のゴチで豪勢無比なローマ観光旅行に遊び興じていたということになる。それが事実かどうか、これからの週刊誌の取材と報道で明らかになるだろう。特別機を仕立ててのコンパニオン同伴旅行など、さすがに財務省以外の役所ではできない。大臣の海外出張の機会が多いのは、財務省だけでなく経産省や環境省や農水省も同じだが、財務省は予算を握っていて、腐るほどカネを持っているから酒池肉林のスケールが他の省庁とは違う。女性記者を同伴した財務相と取り巻きの漫遊旅行が恒例化していたことは、すでにマスコミ報道で明らかにされている。ネットの中に残っている証拠を拾っただけでも、例えば名前の上がった日本テレビの記者が11/16のワシントンでのG20サミットに随行している事実が判明している。昨年9月末の麻生内閣発足以来、わずか4か月の間に中川財務相の大型外遊は3件を数える。10/11のワシントンでのG7会合、11/7-9のトルヒーヨとサンパウロでのAPECとG20の財務相会合、11/16のワシントンでのG20会合。この3度の外遊にガールズたちは付き従って「お勤め」を果たしていたのである。

読売コンパニオン_5この中川財務相を慰撫して税金で海外旅行する美女軍団の中で、特に興味を惹くのが読売新聞の35歳の経済記者で、その正体に誰もが興味津々になるのは無理からぬところと言える。ネットには読売記者が発信した経済記事の痕跡が多く散在しているのだが、その中で特に私の注意を喚起した記事が1件ある。それは、2007年8月26日に記者がクアラルンプールから書いた記事で、当時の首相の安倍晋三がマレーシアを訪問してアブドラ首相と会談した報道である。短い記事だが、幸いなことに、この情報は読売新聞の手で隠滅されることなく、現在も無事に生きている。日付に注目するべきだと思うが、2007年の8月26日である。このとき、記者は経済部に属していたが仕事は流通クラブ担当で、百貨店やスーパーや紳士服チェーンを回って経済記事を書いていた。2006年8月、つまりクラルンプールの記事の1年前から流通クラブ担当で仕事をしていて、2年後の2008年5月に日銀クラブに担当が変わっている。安倍晋三のマレーシア訪問に付き従って記事を書いたのは、まさに流通クラブ記者の真ん中の時期であり、流通担当の記者が突然に海外出張してASEANとのEPA(包括的経済協定)の報道を担当するのは奇妙な印象を受ける。今回の事件があった以上、2年前にも何か裏があるのではないかと推測するのは当然のことだろう。彼女はなぜマレーシアに飛んだのか。

読売コンパニオン_6証拠として手元にあるのはそれだけで、それだけの情報で推理を組み立てると、そこに否応なく俗人の卑猥な想像が介入して、あらぬ方向に解釈の構図が素描されて行くのを止められない。だが、事実は小説よりも奇なりという言葉があり、妄想と呼ばれる俗人の直感が人間関係の真相を射抜いている場合は多く、われわれは彼女が発したクアラルンプール記事に執拗な注意と関心を払い続けるべきだろう。何故なら、中川昭一と安倍晋三とは、中川昭一と麻生太郎以上に強い絆で結ばれた盟友関係であり、党内きっての右翼タカ派であり、NHKの従軍慰安婦問題の番組に強烈な政治圧力をかけ、権力を使って番組修正の介入を成功させた戦友だからである。北朝鮮拉致問題でも一貫して二人は同志であり、日本の国政を右へ右へ旋回させてきた主犯格の政治家である。小泉内閣の下で共に要職を占め、小泉改革を推進する政権の中核に位置してきた間柄でもある。年齢も近い。この女性記者のコンパニオン同伴の問題について、直感的に言えば、最初に仕組みを作ったのは、マスコミ好きの安倍晋三ではなかったかという気がする。そして、読売新聞と言えば、あのとおりの自民党広報紙であり、日本テレビは石原伸晃が闊歩する古巣で、日本テレビの報道番組に石原伸晃が出演するときは政治家ではなく解説者になりきっている。

読売コンパニオン_7この読売記者は、5歳の子どもがいながら、夜の時間は毎晩のように「関係者への夜回り」で埋めている生活を何年も続けている。育児はしていない。今回も子どもを家に置いてローマへの大名旅行に来ている。実家の母親が食事など子どもの世話をしているのだろうか。3歳から5歳の頃は子どもが最も可愛い頃だが、母親である記者は平日はまともに家に帰っていない。週末に遊んでいるだけだ。この「夜回り」先の「関係者宅」というのは誰のところなのか。読売新聞の経済面に並ぶ記事が、そこまで毎晩のように関係者に「夜回り」取材しなければ書けない記事なのかも疑問を抱く。「関係者宅」が、安倍晋三のような、政府特別機の往復と高級ホテルのスイートルームのセレブな海外旅行を楽しませてくれて、流通クラブ記者から日銀クラブ記者に格上げの人事異動を与えてくれる権力者のところでなければ、きっと取材先で知った企業の若い社長や幹部との六本木の豪遊なのに違いない。ネットの中では、財務省の陰謀だとか、読売新聞の謀略だとか、某国の破壊工作だとか、レベルの低い陰謀論ばかりが横溢して、右翼は陰謀論で中川昭一と麻生政権を擁護し、左翼は陰謀論で意味不明な「独自解読」に耽って喜んでいる。問題はそういうことではなく、マスコミと政治との癒着の常態化なのであり、これが当然に行われている日本の政治なのである。

週刊誌には、「コンパニオン記者」の常習慣行を追跡し、今度の事件に関する二つの疑惑(?バチカン観光の同行の有無、?チャーター機への搭乗の有無)を糾明していただきたい。また、読売記者の不審な人物模様と政界人脈についても徹底調査と真相解明をお願いしたい。

読売コンパニオン_Z

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by thessalonike5 | 2009-02-21 23:30
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