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本と映画と政治の批評
by thessalonike5


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広瀬隆『原子炉時限爆弾』を読む(2) - 広瀬地震学と伊方原発
広瀬隆『原子炉時限爆弾』を読む(2) - 広瀬地震学と伊方原発_b0090336_16145612.jpg一昨日(5/10)、川内博史が広瀬隆を講師として呼んで勉強会を開き、その様子を撮影した動画が公開されている。鳩山由紀夫が司会で紹介しているが、日程が窮屈だったせいか、残念ながら参加している議員の数が極端に少ない。議員の質問も多くはピント外れで、原発についての不勉強がよくわかる。議員の未熟さが目立ち、幼稚園児か小学生の教室のような感じを受ける。広瀬隆もそう思ったことだろう。逆なのだ。憲法が想定する国民代表というのは、広瀬隆のような知性と識見と正義感を持った人物なのである。特に「良識の府」である参議院はそうだ。何で、こんな子供のような小人物ばかりがゴロゴロと国会議員をしているのだろう。本当は、それは小選挙区制による二大政党制の導入、すなわち山口二郎の「政治改革」の失敗がもたらした現象なのだけれど、つい、議員定数が多すぎるのではないかという俗な見方にも誘われてしまう。議員とのやりとりの中で、広瀬隆は、「私はあまり<情報>という言葉が好きではない」と語っている。この一言に着目させられ、好感を覚えた。私は<脳>という言葉が好きではない。この言葉は8年ほど前から急に威勢よく巷で使われ始め、全てを説明する新種の万能薬のような地位を得ている。思想とか、精神とか、観念とか、意識とか、本来はそういう言葉で説明しなければいけない問題や領域で、<脳>の言説が安直に使われ、何か解法を与えたように錯覚させられている。




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広瀬隆『原子炉時限爆弾』を読む(2) - 広瀬地震学と伊方原発_b0090336_16141919.jpg

by thessalonike5 | 2011-05-12 23:30 | 東日本大震災
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